リューティスト中川祥治 - ミューズの日記
ミューズ音楽館からの発信情報  ミューズのHP  http://www.muse-ongakukan.com/

 



今日はリューティスト中川祥治氏がミューズ音楽館に来てくれました。
敢えてリューティストと言う言葉を強調したいのですが、その訳は27年間中学の教員をしながら演奏活動を続けてきた彼が2年前の春に教員を辞めてスイスのバーゼルに行き、2年近い留学を終えて2日前の7月7日に帰国したばかりで、正に二足のワラジを脱いでリューティスト中川祥治として今日対面した気がしたからです。
彼はバーゼル・スコラ・カントルムで客員研究員として,ホプキンソン・スミス氏のもとで研鑽を積んで帰ってきたのです。

実は彼と私は南山大学の同級生でギター音楽研究会を一緒に立ち上げた同志なのです。当時南山のギターアンサンブルと言う合奏を中心としたクラブに入部してギターを楽しんでいましたが、弾ける連中にとっては合奏がやや物足りなく感じていたのでした。当時はギターブームでクラブも120名ほどの部員がいて大所帯のクラブでした。そこで1年生の内数名がソロや重奏を中心にしたよりアカデミックなクラブを作ろうと密かに結託して、離反者、裏切り者が出ないように血判書まで作って新しいクラブ結成を誓い合ったのでした。そしてギター音楽研究会が発足し、中川君と私は卒業するまで一緒にギターを弾いた仲間でした。彼とは4年生の卒業前に四日市市民会館ホールでジョイントリサイタルを開いたこともありました。その後彼はリュートだけに専念するようになりましたが・・・

そんな彼が2年の留学を終えて帰国したのです。
再会はうれしいものですね。また、彼が留学したときには私がこんな商売を始めるなんてお互いに夢にも思っていなかったので、この新しい状況での再会がより楽しみでもあったのです。

彼が留学する直前に熱田文化小劇場でリサイタルを開きましたが、その時すでに大家の様相を呈していた彼の演奏がこの2年の留学でどんなに磨きが掛けられたのか聴くのが楽しみでなりません。
8月27日には浜松ギター鑑賞友の会の鑑賞会で、9月10日にはここミューズサロンで彼の演奏が聴けるので今から楽しみにしているところです。
皆さんも是非彼の成長振りに期待してください。



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