今日も吉本光男さんに登場していただきます。
うらやましいお話です。
4~5年位前からいくつもの曲に対して「このように弾きたい」というイメージが、まるで終わりのない万華鏡の世界の様に次々にひろがってきます。実は自分でも驚いているのですが、日々の練習が実に楽しいのです。イメージに添って思いのままに表現していると、日常を超えた時間が流れていくのを感じます。自分で弾いているメロデイーを、二分化したもう一人の自分が静かにそばで耳を傾けているという状況。分かってもらえるでしょうか。その中で何時間も練習していると、もはや、弾いている自分も二分化した自分も消え、広い宇宙の中で、紡ぎ出された音楽だけがまるで宇宙との交信ででもあるかのように私に聴こえてくる瞬間がやってきます。徹底して集中した時間が私の中を流れているとき、紡ぎ出された音たちは永遠の距離を一瞬にして駆け上がり、ちいさなきら星になっていくような気さえするのです。(もしかしたら宇宙の意志と響きあう波動をもちはじめたのかな?)
うれしい実感です。練習が楽しいというのは、言葉を換えるなら、弾くことを練習と思わなくなったということなのでしょう。
一人一人個性のちがう皆さんが、私と同じ経験をすることは難しいことかもしれませんが、集中力を高めるという意味では「宇宙奏法」はなかなか威力を発揮してくれるのではないでしょうか。だまされた気分で一度試してみるのも楽しいかもしれません。宇宙との交信が飛来してくるかも。。。
吉本光男
次回 PART8は 「伴奏への気配り」 を予定しています。おたのしみに~。
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