「合歓の里ギターサマースクール」この言葉に聞き覚えのある人はかなり中高年の方ですね。写真にあるのは第3回ですから1977年の事だと思います。何故今さらこんな話をするかと言うと、二日前にあるお客様で若い頃からのコンサートチラシやチケット、プログラム、新聞の切り抜きなどなどご自分の記念になるものをアルバムに整理されている人がそのアルバムを持ってきてくれたんです。
その中にはセゴビアのコンサートからイエペス、マリア・ルイス・アニード、ホセ・ルイス・ゴンサレセ、パークニングから菊池真知子、渡辺範彦etc.,etc.,と出てくるは出てくるはそれはもう素晴らしい記録の山でした。その中に私がヤマハの名古屋店時代に企画したイエペスの公開クリニックから芳志戸幹雄のマスタークラス、世界の銘器展、セゴビアとブリームのフィルムコンサート、若者のグループ”むげん”のコンサートのチラシまで、そうだこんな事もあったあんな事もあったとまるでタイムカプセルに乗ったような気持ちでした。
その一つがこの第3回合歓の里ギターサマースクールのパンフレットです。裏表紙には当時の手工ギタールームでギターを弾いている私の写真が写っているではありませんか。「銘器と語らい、仲間と語ろう、憩いの部屋!!」なんてキャッチフレーズまで甦ってきました。
この時の講師陣を見てまたビックリです。田村敏雄、花木一男、後藤昌治、橋本武司、寺西日出男、高須勉民、小林孝雄、石原保之と名古屋の豪華メンバーだったんです。自分で企画して実施しておきながら驚いています。当時の中部日本ギター協会の幹部ほぼ全員ですから。自分で言うのもなんですが、ここまで中部の先生方といい関係が出来ていたのに、その後のヤマハは・・・。残念ですね。まあ、これからはミューズでよろしくお願いします。
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