『朗読とギターのひととき』に寄せて - ミューズの日記
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今日は26日(日)に朗読とギターのひとときで演奏していただく高岡 
誠先生に聴き所について投稿いただきました。

“朗読とギターのひととき”と題した今回のコンサートは、陰影と色
彩感に溢れたスペインの作品を中心にみなさんに馴染み深い曲を集め、
ギターの魅力を存分に発揮した内容で楽しんでいただきたいと思います。

 朗読とギターのための作品としては有名なテデスコの「プラテーロと
わたし」から5曲、そのほかは演奏の前に作品のイメージを抱いていた
だけるような短いことばを添え、それぞれの曲が持っている独自の世界
へと皆さんをお誘いします。

 前半は珍しいフェレールの小品で始まり、静かな深い味わいある世界
から次第に高まって、ヒメネスの詩とテデスコの音楽の融合へと導きま
す。そして後半は、ギター古典期の名曲(ソル、「魔笛」)から美しい近
代スペインの叙景(アルベニス)、そしてロドリーゴの闇の世界を体験し
たあと、最後はラテンアメリカ各地のリズムを集めた楽しく感動的な組
曲で幕を閉じます。

“ことばと音の相乗効果”といえばオーバーかもしれませんが、演奏
による音だけの世界と一味違った雰囲気を味わっていただければ幸いで
す。どうぞお楽しみください。
高岡 誠

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