2011年3月28日のブログ記事一覧-ミューズの日記
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先日の日曜日(3/27)は大嶋芳さんに「“ロメロテクニック”講習会&ミニコンサート」をやって頂きました。彼はロメロ・ファミリーの父親セレドニオ、長男セリン、次男ぺぺの各氏に師事し、ロメロ・テクニックを直々に学んだ、日本人では唯一のロメロ技法継承者として、安定したテクニックを披露しています。
一族以外では演奏される事のない、師セレドニオ作の楽曲も得意としていて、当日もセレドニオ・ロメロ作曲の「アンダルシア組曲」を演奏してくれました。

講習会には熱心な方々がギター持参で大勢参加されてました。ある方が「ロメロテクニックって何か特別なものがあるんですか?」と言われましたが、楽器の持ち方だけ特徴があるものの、左右の手の奏法に関しては基本的には同じだと言っていいでしょう。ただ、驚いたのは大嶋さんは10代でロメロ一家に師事したそうですが、1年間は本当の基本しかやらせてくれなかったそうです。右手でいえば6弦にPを置き、3弦~1弦にimaを置いて第1関節から絞るように和音を弾くことだけをやらされたそうです。それを我慢してやった大嶋さんも偉いと思いますが、やらせた方も凄いと思います。大嶋さん曰く、「振るいに掛けたんだと思う」ですって。左手も脱力して最小限の動きで指を動かすこと、そしてゆっくり練習することをやらされたそうです。ある日、彼がペペ・ロメロに「早く弾けるようにする秘訣は何か?」と質問したら、「ゆっくり練習することだ」と答えが返ってきたそうです。

最後に演奏を聴かせてくれたわけですが、講習会で言っていた通りの弾き方、テクニックで、それは安定した確実なテクニックを披露してくれました。お蔭で講習会終了後、お二人の方が大嶋さんのクラスに入って頂きました。お一人曰く「私はあのテクニックを盗みたい、ああ言うテクニックを身に付けたい」ですって。あなたも如何ですか?この4月から大嶋さんは日曜日にミューズでレッスンしていただきます。
今月は体験レッスンも、入会金もタダですよ。
山下高博

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