2010年12月5日のブログ記事一覧-ミューズの日記
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30数年ぶりにお会いしましたが、岩村さんはいい音を出されますね!
『世界の銘器展』会場で、長野のギタリスト・岩村通康さんに銘器弾き比べミニコンサートをやっていただきましたが、芯のある音を出されます。しかもダイナミックレンジがとても幅広いですね。流石にプロだと思いました。
演奏していただいた楽器は:

1.加納木魂 100号
2.三浦隆志 SJ-1
3.Paul Fisher
4.Teodoro Perez Torres Replica
5.Ignacio Fleta e Hijo 1996
6.Herman Hauser III 2005
7.Antonio de Torres 1889

その他、リクエストに基づき、寺町誠50号、加納木魂120号、K.H.ルーミッヒ、ケヴィン・アラムなど一杯弾き比べをして頂きました。楽しいひと時でした。

弾き比べてみて改めて言える事は、日本人製作家のレベルが高いと言うことです。決して世界の銘器に引けを取るものではありません。常日頃言っている事ですが、邦人の100万円クラスは輸入物の100万円~200万円の物と同じ目線、土俵で比べて下さい。岩村さんも仰っていましたが、唯一の傾向の違いは邦人製作家は低音が凄く絞まっていて決して低音は輸入物に負けるものではなく、寧ろ勝っていると言えます。ただし、高音は海外製が出ている傾向にあります。しかし、1曲ずつの弾き比べですから、その傾向が出るのですが、絞まった音は弾いていると20分でもどんどん変わっていきます。楽器が温まって来て鳴って来ます。従って、本当の楽器の性能を確かめるには20~30分弾いてみることも必要です。
山下高博

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