2007年5月24日のブログ記事一覧-ミューズの日記
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今日ケネス・ヒルのトーレスモデル630mmが入荷しました。

これがまたとってもいいんです。音を出してみて驚くほどの鳴りと弾き易さなんです。今までに彼のトーレスモデルは全て650mmか640mmだったんですが、今回はヒルさんが632mmで作ったんですね。何故632mmなの?と不思議ですよね。皆に訊かれたようで、彼もラベルには630mmと記しましたね。2mm位はいいだろうってなもんでしょう。私は今までもこのトーレスモデルは全て640mmが好きで650mmは仕入れなかったんですが、この初めての630mmはまた格別素晴らしいんです。ボディーも小さく、見た目にもとても可愛いギターなんですが、その音は標準サイズの650mmと何の遜色もなく、低音も豊かに艶っぽく朗々と鳴ってくれるんです。兎に角一度触ってみてください。

ケネス・ヒルはアメリカの製作家で元々はギタリストなんですが、先日紹介したアブリューさんの様にギター製作に興味があったようで、70年代に演奏活動の傍ら数本はギターを作っていたらしいですね。しかし、80年代に演奏活動の他にも、カルフォルニア大学サンタクルーズ校にて教鞭もとるようになると忙しくなり暫くは製作活動を中止したそうです。しかし、90年代からまた作り始め、瞬く間に製作家として脚光を浴びるようになり、96年に製作工房を立ち上げて今では多くの演奏家に使われるようになったと言う訳です。

今回のショートスケールフェアで毎日630mm,640mmに触っているとその弾き易さの虜になってしまいました。皆さんにも是非それを体験してもらいたいですね。

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こんにちは。土曜日ギターコース担当の佐々木響士朗です。

今日のブログ枠を頂きましたので、今月13日ミューズサロン、20日浜松「夢・汎ホール」チェロ&ギターデュオコンサートへご来場頂いたお客さまへのお礼(深々)を兼ねてのミニ報告です。(・・というのも、13日の当日、ミューズでは「ショートスケールフェアー 」が大好評で、たくさんのお客さんをさばいていた店長さんが、コンサートの様子を覗く時間がまったくなかったらしく、ブログでの報告ができない状態でしたので(^◇^;)、、)

今回企画したコンサートは、浜松のチェリスト藤田裕美さんとクラシックギターの共演。
すべてギター伴奏によるプログラムでした。
プログラム
・チェロソナタ5番全楽章     (ビバルディ)
・アンダンテ・カンタービレ   (チャイコフスキー)
・ブラジル風バッハ5番よりアリア(ヴィラ・ロボス)
・リベルタンゴ         (ピアソラ)
・アメリア姫の遺言/鳥の歌/哀歌
 聖母の御子/盗賊の歌/商人の娘
                (カタロニア民謡)
・コルドバ / グラナダ     (アルベニス)
・チャールダーシュ       (モンティ)
アンコール アルハンブラの想い出 /愛の夢

藤田さんのチェロと組ませてもらうは、去年の「にほんのうたコンサート」を含めて今回で3回目だったと思います。
藤田さんのコメント「ギターとチェロは楽器の違いから、音量にかなり気を使いますが、ギターの音が大好きな私は、ギターとのアンサンブルができてとても楽しかったです。特にアンコールでアルハンブラの想い出を弾きたいと言い出したのは私の方で、小さい頃、荘村清志さんのギターでこの曲を初めて聴いて以来、私の好きな曲の一つになっています。いつか私も演奏してみたいと思っていたのですが、今回、ギターと一緒に演奏できたことは、本当に嬉しかったです。最後に、コンサートに足を運んでくださいました皆様、本当にありがとうございました。}とあるように、彼女はギター弾きにとって有り難い貴重な存在です(^◇^;) その美貌もさることながら、あのチャールダーシュの速弾きをチェロでやってのける超絶技巧の持ち主でもあります。この曲の演奏後、両会場とも客席から歓声が上がってました。隣で伴奏してた私も凄いなぁと感心しながら聴いていました(;^_^A コンサート後、お客さんからは、チェロとギターの組み合わせって結構合うんですねーとの嬉しい感想をいくつか頂きました。そうなんです。わたし自身はまだまだ経験が浅いのですが、ギターって色んな楽器と合わせられる素晴らしい楽器なんですよね。チェロとは相性が良い組み合わせだと思います。って、文章がだいぶ長くなってしまったので、こ辺でm(_ _)m 最後に、ご来場頂いたみなさま、本当に本当にありがとうございました。

藤田さんのプロフィール「東京音楽大学音楽学部器楽科チェロ専攻卒業後、2000年9月より、ハンガリー政府給費奨学生としてハンガリー国立リスト音楽院に留学し、2003年9月まで研鑽を積み帰国。現在、浜松を拠点に、ソロやオーケストラの演奏活動の他、後進の指導を行っている。」

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