村山織物協同組合のブログ

武蔵野と狭山丘陵

染料抽出

2015-01-15 09:03:47 | 日記
草木染は草木で抽出した染料液に、糸や布を付け込んで染めますが、
染料は乾燥した物は糸量の半分の量を目安とします。
生は糸量と同じ。
染料は天然ものなので、取った時期、場所、によって大きく変わります。
まったくの一応の目安でしかありません。
というより、同じ色の再現は難しいです。

一回目水の沸騰抽出した染料と二回目、三回目では色がそれぞれかなり違います。
後で抽出された染料の方が冴えた色味になる傾向があるようです。
染料の中にはいろんな色が混ざっていて、それを少しづつ取って行って目標の色を
取り出すという感じ。
色によってアルコール抽出、酸性、アルカリ性いろいろな方法を使います。

絹は染まりやすく、木綿、麻は染まりずらいです。
草木は入梅後、採取したものが濃く染まりやすいです。
染めるという字は、木と水で九回染めると書きます。

織物組合では学校教育事業として小学生に絹のハンカチの草木染を教えています。
草木で染めると渋い色になると思うでしょうが、結構鮮やかな色も出ます。




コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする