村山織物協同組合のブログ

武蔵野と狭山丘陵

夏は暑い

2015-07-29 12:26:30 | 日記
原糸(生糸)を織元が仕入れ、それを加工します。
二抱えもある大きな釜に綿袋に入れた絹原糸を1と窯、約20Kを2時間重油バーナーで沸騰させます。
セスキ炭酸ソーダと石鹸をいれてあります。
沸騰させすぎると絹糸が荒れてしまいます。
大きな棒でかき混ぜます、その触感で糸の状態がわかります。
これを練りと言って、原糸に付いているセリシン(膠質)とフィブロインにわけます。
するとぎしぎししていた糸がなめらかになり光沢が出てきます。
夏のこの作業は下がバーナーで熱しているし、大きな釜がグラグラだし暑いのなんの。
何時間もかかります。

地染め、(縦糸緯糸を黒一色に染める)この練りあがった糸を黒に植物染料で染めます。
先媒染で鉄を付け、ヘマチン、キブシ、ミラボなどの染料を前の大きな釜に入れて染めます。
グラグラ煮て、糸返しはかまに覆いかぶさってしますので、暑い。
梅干を食べながら塩分補給しながら染めます。
あまり暑いと暑さがわからず、頭のてっぺんがグラグラするだけです。

外のコンクリートのところに行って涼むとスーとします、温度計を見たら直射日光が当たっていて
37度でした。37が涼しく感じられたんです。

"(-""-)"
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刀剣女子

2015-07-11 06:11:14 | 日記
刀の雑誌をよく本屋で見ます。
少し前まではこういう本はなかったのですが。

刀というとおっさん、爺ちゃん、外国人が見るもので、代々木の刀剣博物館の展示室などは、
がらーんとして日本人の見学者はほとんどいませんでした。
変なゲームで姉ちゃんたちが興味を持ったようで、雑誌が売れ出したんですよ。

刀は高いもので、ねーちゃんたちが扱える品物ではないです。
やはり武器なんで扱いを間違えると危ないです。
居合が女性がするようになったのは聞いていました。
(剣道もしろよ)


でも名刀はすごいですよ。吸いつけられるようで。刀匠がすごいぎじゅつと、精神集中して
作ったのが見ているとわかります。
まずは「美しい」その辺のネイちゃんよりきれい、品があるというのは余計なものがなく
澄んでいるという感じがします。

どこかの展示会で爺様が、「君これを見給えいいだろうと」言ってきました。
それは薩摩新刀で見事なもんでした。鎌倉時代の一文字、すごいです。
戦国時代前と後の平和な時代の刀は全然違います。

刀についている鍔、笄、小柄、目貫、などの金具にも超絶のものがあります。
わびさびはよくわかりませんが、水墨画のように彫られているものがあります。
これらもよくみてくださいよ、刀剣女子。
総合芸術で、日本文化の集合体です。

ちなみに、この武蔵村山市後ガ谷戸地区に、幕末に剣術道場があり土方君や
近藤君、沖田君が出げいこに来たという記述があります。
虎鉄はまだ持ってなかったんでしょうが。

自分の先祖といっても4代前の爺ちゃんがあっているかも?かなりありえます。





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