村山織物協同組合のブログ

武蔵野と狭山丘陵

狭山丘陵

2018-05-17 10:30:44 | 日記
新緑が目にしみる今日この頃、寒くなったり暑くなったり。
家庭菜園の花盛り。
今年は気合を入れてお百姓さんです。

昔は織物業者は、夏は農家で、冬ははたやさんです。
今頃は、畑の狭山茶のお茶摘みで大忙しでした。
今は畑が住宅地になり茶畑が少なくなりました。

小さい時からお茶を飲まされてきたので、コーヒーよりお茶がいいです。
昔、北陸に行った時に茶碗に茶色の飲物が出てきて「これは何ですか?」
と聞いたらお茶だと言われました。
茶色いお茶は飲んだことがありませんでしたが、ほうじ茶でした。
この辺では飲む事が少ないです。
でも結構ほうじ茶はおいしいですよ。
茎だけの茎茶、やぶきた茶、いろいろあります。

この辺はお茶の産地なんで豊富にあるんですが、地方に行くと高級品です。
全国ではお茶が豊富にある方が珍しいのです。

江戸時代、鉄を錆びかさないためにお茶に付けてタンニンでさび止めをしました。
刀の鉄鍔で鉄にもよりますが、きれいな黒色になります。
草木染のお茶の鉄媒染と同じ要領です。

     (*‘ω‘ *)

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2018-05-10 21:31:00 | 日記
近頃は、刀剣女子が現れ以前の刀剣展の雰囲気とまるで違っています。
前は、刀剣展というと会場には爺様がぽつぽつといただけで、がらーんとしていました。
今はぴちぴちギャルがいっぱいいます。
いったいどうしたことか?なんかの漫画がはやったせいです。
刀剣の本が売れ行きがいいのでどうしたことか?漫画ゲームの影響らしい。
漫画ゲームの絵は実際の刀とは全然違っているのに!

本物はめったにお目にかかれませんが、ブームで各地で展示会が開かれるようになりました。
あんな姉ちゃんたちと一緒に刀が見れるかという偏屈爺様もいますが、我々
伝統工芸に携わる者としてはうれしい限りです。

日本刀は工芸技術の粋を集めた集合体であるから、そこには漆、彫金、織物いろんな技術が
入っています。
刀自体も大変美しいものでありますが、鍔、金具も素晴らしいものがあります。

刀の操作技術は剣道に残っていますが、どうも実際とは違うようです。
刀は竹刀よりはるかに重いので、簡単には動かせません。
どう見ても真剣では竹刀の動きは出来ないように思われます。
また剣道の技は真剣では出来にくい。

とはいえ、刀は日本人のシンボルで身近に感じ、怖いとかは全く思いません。
よくみると、神聖中に神様がいるんじゃないかという気になったりします。
刀匠の行きも詰まるような精神集中をも感じられます。

刀には反りがあります、日本刀の原型は関東地方で出来たような感じがします。
まして武蔵七党侍集団はこの辺、武蔵の国で生まれ育ちました。
今でも我々には坂東武者の血が流れています。
そして苗字にもその痕跡が残っています。
   
      (*^^)v



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