村山織物協同組合のブログ

武蔵野と狭山丘陵

村山大島紬展

2020-06-23 14:12:24 | 日記
隣町の西多摩郡瑞穂町郷土資料館けやき館2階ギャラリーで6月22日から7月26日まで高水勝良氏寄贈の村山大島紬の展示会が催されています。
さっそく見学に行ってきました。
庭の真ん中に大きな欅の木があります。中に入ると足元には大きな空撮した写真があります。
わが家も写ってます。
2階に展示されていました。
最初に6本衣桁に男物の原反が飾られています。



細かい見事な男物です、男物の絣の細かさは何山と山数で表現します。
かなりの細かさで日本ではこれ以上はないだろうという見事なものです。
もう二度と作れません。
隣に衣桁にかかった大柄のつむぎも見事です。これも二度と作れません。


縦糸に横糸を合わせて模様を出します。
みごとに模様があっています。
模様があっていないと、ぐちゃぐちゃになります。
原反の絣がよく合っていると、原反の端がきれいに真っすぐに見えます。
斜め線がきれいに出ていると織手が上手なのが分かります。
一見して模様がはっきりわかります。
女物の大きな柄はそれだけ型板が多く使われて型代金が多くかかっています。
展示されているものは全部織手がかなりの上手です。
細かく見ると、織手の織っている精神状態が反映されてきます。
実際に織っているときは、リズムを作っています、そういう人もいますが、
一目で端から端時まで見ている人もいます。視野が40cm一目で見る人もいました。
凄い人もいるもんです。
ぜひともこのチャンスに見事な村山大島を見においでください。
もう二度と作れません。
  (^^♪
   
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1 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
ありがとうございました (瑞穂町郷土資料館(北爪寛之))
2020-06-25 13:46:14
瑞穂町郷土資料館の北爪と申します。
ご来館いただき、ありがとうございました。

村山大島紬に携わっていただいている方にご覧いただけて、ありがたいです。
写真にアップしていただいている衣桁の着物は、特に皆さんから、懐かしいという声をいただいています。
今回は、あまり扱うことのできなかった村山大島紬の男物についても展示ができました。
ご紹介いただきありがとうございます。
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