村山織物協同組合のブログ

武蔵野と狭山丘陵

織物組合建物

2019-11-26 14:48:14 | 日記
織物組合の資料館には明治からの織物が展示されています。
板締め染色や絣板、図案、着物があります。

大正以前は木綿絣です。江戸時代末の指田日記にその機織りの事が出ています。
また、養蚕で農家にお金が入ったことがわかります。



二階は大きなホールになっていて、戦後短い期間ですが進駐軍に接収され柱がないので、ダンスホールになっていました。
これは会議や織物展示のためにあえて柱を作らなかったのです。
木造の建物で柱が中にないのはめずらしいです。



今は染色教室や機織り教室に使ったりしています。

建てられて90年以上たっています、その間にはいろいろなことがありました。

  (^_-)-☆








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秋本番!

2019-11-18 10:39:12 | 日記
織物組合では、全国工芸士大会も終わり年末にまっしぐら。



この建物は昭和3年に建てられました。
屋根はトタンというよりも、厚い鉄板葺きという感じで吹き替えたという記録がありません。
かなりモダンな感じで回りを圧倒しています。
この建物の設計図が残されています。
二階には隅にしか柱がありません、だだっ広い空間が広がっています。

下は織物組合事務所で資料館も併設してあります。
90年以上たっていると、戦後進駐軍に接収されたり、銀行になったりいろいろ使われました。
関東大震災後建てられたので、かなり堅固に建てられています。

また村山の中心にあり、銀行、郵便局、市役所、料亭、食堂が集まっています。



北側には狭山湖、多摩湖という人造湖があり、東京都民の水ガメになっています。
何万年も前にここに多摩川が流れていまして、ここを利用してダムを作ったのです。
計画した人は、よく地形を調べたんでしょうね。

この湖の両側が狭山丘陵で多くの縄文遺跡があります。
西側上流にはここが東京か?と思うような地形があります。狭山自然公園。

  (/・ω・)/

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村山大島紬の特徴

2019-11-14 11:21:18 | 日記
***最大の特徴は
板締め染色で、絣糸(柄糸)を染めることです。

縦糸と横糸で出来ていますが、縦は同じ糸が2本ずつ、絣糸2本隣が地糸(模様の入っていない糸)2本。
緯糸は絣糸2本、地糸2本で模様を織り出してゆきます。
縦絣と横絣の位置を合わせて模様を出して行きます。

その絣はミズメ桜という木を板にして削って模様を付け使用します。



その板で糸を挟んで染色して絣を作ります。



型板は一ミリの狂いがあると絣が上手く染まりませんので、大変な熟練が必要です。
また染色もボルトで片側を絞めてゆきますので、これもまた大変な技術が必要とされます。

また、縦糸はその縦絣を組み合わせて作りますから、大変に難しい仕事になります。

どれも、大変複雑な作業です。

   (*^^)v

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伝統的工芸品月間国民会議全国大会in岩手

2019-11-05 11:15:12 | 日記
11月、1,2,3,4日に岩手県盛岡市、滝沢で行われました。
紅葉が見ごろを迎え、旅館のあるつなぎ温泉から見る岩手山は見事でした。



小岩井牧場のソフトクリームは絶品で、どうしたらこんなに美味しくなるのか?

会場の滝沢アピオでは、全国の工芸品が展示してありました。



↑秀平塗の輝くような作品

工芸品のごく一部が展示されていましたが、なかなかお目にかかれないものがありました。
堺の包丁、波佐見焼のコーヒーカップ、伊万里のぐい飲みなど。

以前、この次買おうと思ったら次の会には展示がなく買えなくなってしまいました。
ですから、工芸品は一期一会で、気に入ったら即買いです。
二度とお目にかかれないからです。

  (^^)/
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