日中越境EC雑感

2008年に上海でたおばおに店を作るところから始めて、早もうすぐ10年。余りの変化に驚きの連続

昨夜広東省でネットが使用不能に

2009-06-26 | 中国経済関連
 香港の報道によれば、昨日広州、シンセンを含む広東省の大部分でインターネットに接続できなかったそうです。上海も接続にトラブルが起きたとの事。僕らも昨日の夕方頃は接続が遅くて、またかと思っていたのですが(1MのADSL何ですが、時々遅くなります)理由があるようですね。

 広州やシンセンでは電話の番号案内のサービスも止まってしまったようです。

 中国電信は、最初はルーターの技術的トラブルとコメントしたそうですが、その後は昨夜遅くには回線が回復したというだけで、理由や、そのトラブルの規模などに付いてはその後何も報道していないようです。

 ITアナリストによれば、政府の検閲ソフトのアップグレードが影響していると語っているそうです。唯、このタイミングが丁度中国国内でグーグルのGmailを含むサービスが止められた直後だけに、かなりネチズンの怒りをかっているようです。

 先月には内陸部の5つの省で、ハッカーの攻撃でネットのトラブルが発生したようですね。
 http://www.scmp.com/portal/site/SCMP/menuitem.2af62ecb329d3d7733492d9253a0a0a0/?vgnextoid=b5a86ecd29812210VgnVCM100000360a0a0aRCRD&ss=China&s=News

 まぁ、中国のネットの状況という事で、ご紹介いたします。どうも、まだ回線が不安定のようで、この香港のサイトへも一度は接続できませんでした。

 景気は回復したと政府の報道がある一方、多くの企業はまだ経営に苦しんでいるとの話もあり、日系企業にとどまらず従兄弟の勤務する米中合弁企業も幹部は運転手付き自動車を配車されていたのですが、それが運転手抜きで自分で運転するようになったそうです。彼は上海では運転できない(カナダ系)という事で車を断りその分タクシー代を会社が負担する形になったそうですね。

 わかんないですね、今現在の中国の景気や社会の実態は。
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生活関連企業、海外販売が国内を逆転

2009-06-26 | 日本・日系企業
生活関連企業、海外販売が国内を逆転へ ユニクロなど

 生活関連の大手企業が海外事業を急拡大している。ファーストリテイリングは衣料店「ユニクロ」事業で年100店のアジア出店を続け、2013年に売上高の内外比率がほぼ同じになる見込み。ユニ・チャームは09年度に最高の海外投資を実施、12年度にも海外売上高が国内を逆転する。国際競争力のある事業をテコに、少子化で縮む内需依存からの脱却を急ぐ。ファミリーマートも海外店舗数が近く国内を抜く見通しで、新興成長市場に軸足を移す動きが内需型産業で加速してきた。

 ファーストリテイリングの計画は柳井正会長兼社長が明らかにした。3年以内にタイ、マレーシア、ベトナム、インドネシア、フィリピンに進出し、アジアだけで年100店を出店する体制を整える。欧米で同業のM&A(合併・買収)も視野に入れているが、アジアは「低価格・高品質」を武器に市場を開拓する。(07:00)http://www.nikkei.co.jp/news/sangyo/20090625AT2F2404124062009.html

⇒日経新聞の記事ですが、当ブログでご紹介したとおり日本は人口減少の時代に入っており、15-65歳の労働人口に関しては今後10年で800万人くらい減る=所得の有る人口の減=消費者市場の減、となりますので、従来国内市場をメインに活動してきた生活用品関連の企業が海外市場を目指すのは当然の動きだと思います。

 そして日本=イエローブランドの活躍しやすい市場といえば、やはり欧米よりアジアが対象になるでしょう。一方従来国際化に疎かった企業が多いので、かってメーカーが層だったように苦戦もするでしょう。自動車や家電のような従来から日本を代表する企業は、アジア市場もまずは生産拠点の建設、それから進出国市場への販売という流れができますが、海外に生産拠点を持っていない企業にとっては始めてのチャレンジになりますね。また、生産拠点の場合は対象市場が日本や先進国なのですが、販売拠点となると対象国各国の様々な制度や、文化に対処する事が生産部門より重要になることでしょう。

 でも、やらないといけないんですよね、この挑戦。

 ユニクロやユニチャームは中国でも健闘しています。最近調べた所、中国での昨年まではベビーケア製品のトップ企業は本村エンドジョンソンでシェアは60%を超え、シャンプーも北京と上海ではP&Gがシェアの2/3を握っています。アメリカ企業はここまでやってるんですよね。日本企業はそこまで目立つと、いろいろ裏からたたかれるリスクが大きくなりますが、もっと成長できる余地はあるはずです。

 そして、中国に拘る必要も無いでしょう。タイ、マレーシアは十分に日本製品の市場になるはずなんです。

 あ、でも低価格高品質というユニクロの言葉はそのまままは受け取れません?価格では韓国香港中国の企業には負けるでしょう。最近買ったユニクロと似たような香港ブランドの服はユニクロより質が良いような気がしますし。どの国も中国ではないにしろ欧米系の企業、アジアの企業との厳しい競争を勝ち抜かないといけませんね。


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