日中越境EC雑感

2008年に上海でたおばおに店を作るところから始めて、早もうすぐ10年。余りの変化に驚きの連続

日本とは違う中国の『吉野家』

2009-04-19 | 中国経済関連
先週税関に行った時に、南京西路という上海市の中心部の地下鉄の駅上にある吉野家にいってみたのですが、ロケットニューストイウサイトに北京の吉野家に関しての記事が載っていました。

 日本と中国の吉野家の違いとして、
・お店が広くカウンターではなくテーブル席のみだった。
・カウンターで注文するが、デザインはマックのようだった。
・メニューが多い
・どんぶりは日本のものより小さい
・汁が少ない
・日本よりしょっぱい。

 といった特徴が記載されています。

 吉野家は、今は知らないのですが2004年頃上海に進出していますが、北京は香港の吉野家の代理店が運営していると聞きました。上海は直営だそうですので、同じ中国本土の吉野家といっても経営母体は実は違うようです。

 さて、上海の吉野家は実は3回しか行った事がないのですが、先週行った限りメニューとカウンターでの注文、席に関しては同じ状態です。私は大盛り牛丼を頼んだのですが(23元だったと思います)、味の違いは正直感じなかったです。ただ肉の量は大盛りというより日本で言う特盛のようで結構多かったですね。

 カウンターで注文、座席のみというのは実はアメリカの吉野家も同じです。アメリカの場合は店舗が日本より安い事もあるでしょう。ロサンゼルス近辺の吉野家は夜遅くまで営業していますけど客層は、比較的所得の低いはずのメキシコ人が主流でした。

 上海は店舗も高いのですが、単価が20元前後となると当地では安くは無い価格になりますので、日本と同じように狭苦しくしたら客がこないのでしょう。カウンターで注文し、カウンターの前にマックのようにセットメニューとかを写真入で掲載しているのもアメリカと同じでした。

 上海に関しては、メニューに鶏丼を置いています。そして、実は私が行った時は満員に近かったのですけど中国人でオーダーしている人は牛丼ではなく鶏丼かセットメニューを頼んでいました。

 中国人は鶏肉が好きで、ケンタッキーが成功したのもそれもあるようです。又、鶏と豚は日本より美味しいです。日本のケンタッキーに行ったら中国人や韓国人は不味くて食えないといいますし、私自身も同じケンタでなんでそんなに違うんだという味の差にびっくりします。

 中国のレストラン系では単品ではなくメニューを増やせと味千の成功例でも示唆されています。吉野家が成功を収めているといえるのか実情は知りませんが、少なくとも現地で成功しようと努力をしている姿勢は店に行けばわかります。店舗は日本ではなくアメリカ式である事は注意すべきですね。

 
http://rocketnews24.com/?p=7489
コメント
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