http://www.chinadaily.com.cn/china/2009-04/10/content_7666970.htm
中国の3月の貿易の昨年比減少幅は2月に比べると良かったとの報道です。これも中国経済の底入れの兆候というように捕らえられています(当地では)。
3月の輸出は前年比17.1%下落しUSD903億ドルとなった。たが2月の下落幅が前年比で25.7%減だったので、それよりは良い。また、2月日では輸出額は32.8%増加したとの事で、これは外国貿易が改善している事を示していると税関は話している。
中国の輸出はGDPの40%を占めている為に輸出は重要なのですが、ロイターは3月の輸出減を前年比マイナス21.5%と予測していた事から、17.1%減はそれよりは良かったと評価できるようです。
ゴールド万サックスによれば、貸付金の急増(3月に新規融資額1.87兆元=25兆円)もあり経済指標は改善を示しているとの事。
中国の自動車販売も3月に111万台も販売されたそうで、今年はずっとアメリカ以上の販売台数をキープしている。
3月の輸入は前年比25.1%減でUSD713億ドル。2月は24.1%減ですから2月より減少しています。貿易額としては1620億ドルで前年比20.9%減。輸出超過額は185億ドルで前年比41.2%増加。
コメント:
さてさて是をどう見るかですね。世界銀行が中国経済は今年後半から回復しアジア経済に貢献するという発表をしたのも記載されています。一方中国の自動車販売台数は政府発表によると上記のとおりアメリカを抜いて非常に好調のように報道されていますが、実際の中国国内のナンバー登録台数を見るとこの数字は嘘ではないかとの説も経済誌にはでています。
貿易と入っても加工貿易が主体と考えれば、輸出減が収まっても輸入減が拡大した事は僅かな数字とはいえ何もコメントされていないのが気になります。まぁ、中国の場合あまりくらい報道はしない=できない、事もありますが、確かに日本の暗そうな報道を聞いて萎縮するような事はおきていないので、是は之で良いのかと最近は考えています。