横峯さくら賞金女王

横峯さくらは泣いていた。二位に落ちてしまった諸見里しのぶも泣いていた。
テレビを観ていた私も涙がにじんだ。

さくらは今年は国内に集中すると言ってトッププロの中ではただ一人全英オープンには遠征しなかった。それまでは賞金も一位だったがその後、なぜか逆に調子を崩し諸見里に抜かれ賞金女王を諦めたと宣言するほどになってしまった。

シーズン終盤になって少しずつ追いついてきて最終戦に望みを託す所まで来て、優勝しなければ賞金女王はほぼ無理と言う中、最終日に首位との５打差をはねのけ優勝した。

飯島茜、服部真夕、諸見里しのぶ、横峯さくら等の上位選手の一打一打が劇的な見ごたえのある試合だった。

諸見里は二位タイで終わった。

横峯さくらは朝青龍に似ていると「２ちゃんねる」では「ドルジ」と揶揄されている。

私は大のファンだ。感情が表情に素直に現われるところに魅力を感ずる。

性格が素直で率直だから成長が真っ直ぐで早い。去年までの荒っぽい投げやりなゴルフはどこかへ行ってしまって、今年は全く危なげがなかった。

外人キャディを使ってコミュニケーションもうまく行っている様子を見ると来年は世界を狙っているのかもしれない。

賞金女王おめでとう。