(本頁は「深まる秋の鳥海山康新道往復・前編。」の続きです。)
やっと七高山の山頂に到着。
七高山の北側のピーク
新山
今日の鳥海(七高山)山頂からの眺めだが、雲海がびっしりで遠くの山は何ひとつ見えなかった。
と言うことは、今、雲の上に出ているのは、東北では鳥海山だけなのだろうか。
七高山山頂の岩陰で昼餉、下山開始。
ミヤマハンノキの樹海は霧氷が融けても真っ白だった。
ミヤマハンノキの樹海
ミヤマハンノキの実 シラタマノキの実
シラタマノキは奥羽山系の火山ではよく見かけるが、鳥海山には無いものと思っていた。
山頂部の限られた場所だが、意外に多く有った。
イワウメの秋姿
康新道の断崖からは北面の馬蹄形カルデラの眺めが凄い。
北面馬蹄形カルデラの眺め
登りの時はガスで何も見えなかったが、康新道はこんなところをよく登って来たもんだと感心する。
帰りは、天気も好くなったので目いっぱい景色を愉しめそうだ。
康新道の下りは、雲も取れ、カルデラの内部や対岸もよく見える。
北面の馬蹄形カルデラと稲倉岳
振り返ると・・・
七高山と新山。 こちらは稲倉岳
稲倉岳をアップで。
馬蹄形カルデラの内部アップ
稜線の樹木シーン。
ナナカマド(実)
ハイマツのちょっと意外な姿。
七高山と新山。
馬蹄形カルデラの北側。
成層火山の重なりが見えた。
カルデラ壁から離れ、しばし枯れ野を歩く。
七高山と新山。
ハクサンシャジンの枯れ姿。 ハクサンシャクナゲは来年の蕾準備オーケー。
再び七つ釜。
火山の上部では水の流れは伏流水となり、渓谷になることは少ないが、
ここは標高1600mを超える高所にある渓谷。
鳥海山は溶岩が固まってできた山だと認識させられる。
七つ釜
七つ釜
賽の河原付近では、左側(東側)にみごとな樹形のダケカンバ林がある。
朝、登る時は逆光で観にくいが、下りの時は順光になり、目を引くようになる。
また紅葉が現れて来た。
下山後の鳥海山を振り返る。今年登るのは今日が最後だろう。
以上。
は昨年通った時もしっかり有りました。
ロープが張られていたように記憶してます。