(本頁は「焼石岳(5)秋田斜面のお花畑」の続きである。)
秋田斜面を更に下ると、クガイソウが現れて来る。
クガイソウの小群生。バックに焼石岳。
クガイソウの手前のトウヒレン属は何だろう。
(右上)ミヤマキタアザミだろうか。
ここで参考マップ。「秋田斜面」の位置を確認されたし。
秋田斜面で見かけた草の実。
サンカヨウの実
(右上)正体不明のイチゴ属の実のようだ。
秋田斜面を登り返し、九合目の変則十字路に戻る。
ここから南本内岳の山頂に向かう道を進むと、けっこう大きな沼が現れる。
この沼、名前が無いようなので仮に名無し沼としておく。
焼石岳には「名無し」ナントカが多い。
今回、南本内岳の山頂までは行かなかった。
この沼で十分だった。何故ならこの沼の畔には凄いお花畑があるからだ。
今、咲いているのはトウゲブキとハクサンフウロだった。
それにクガイソウが混入してくる。
クガイソウが多くなってきた。
奥の方にオニシモツケ(白花)が混じってきた。
昨年8月上旬に来た時(こちら)もよく咲いていたが、
今年は旱続きのせいか、背丈が低かった。
開花ペースも一週間以上、早いように感じた。
みたび九合目の変則十字路に戻る。バックの山は焼石岳山頂。
今度は十字路を東に、東焼石岳分岐に向かって進むが、
出発点に雪が遅くまで残る湿原がある。
ここでは意外な花が咲いていた。
アオノツガザクラ
(右上)ヒオウギアヤメ
東焼石岳分岐に向かう途中、左側に牛形山が見えた。
右側には焼石岳と池塘。
その手前の湿原に咲く黄色い花はキンコウカだった。
黄色の反対色、青紫のミヤマリンドウも有った。
キンコウカの湿原のバックには横岳。
湿原がトウゲブキのお花畑に変わったら、東焼石岳分岐に到着。
横岳と焼石岳の鞍部から月山が見えた。
以上。
「焼石岳(7)東焼石岳~姥石平・おわり」へと続く。