男鹿毛無山を訪ねるのは、3月11日、23日(こちら)に次いで今年三度目になる。
いつも出戸浜から見た男鹿半島から始めているが、今回は鵜ノ崎海岸からスタート。
五社堂に登る際、麓の門前集落からテクテク登ると、長楽寺の手前で立派な山門が現れる。
ここは南に開けているので、他の場所に先駆けて花が咲くが、
早くもニリンソウが咲き出していた。
山門の手前の広場に咲いていた小さな黄色い花は・・・
キバナノアマナだった。
アマナの仲間はチューリップに近縁と言われる。秋田では白いアマナは無いようで、黄色ばかりだ。
カタクリやイチゲほどメジャーではないが、重要なスプリングエフェラルのひとつ。
山門をくぐると今度はコバルト色のエンゴサクの仲間が現れる。
これはオトメエンゴサクかと思っていたが、秋田ではエゾエンゴサクが正しいとのこと。
アズマイチゲやキバナノアマナも混じっている。
参道を進むと、左側の斜面はエンゴサクに覆われている。
このようなコバルト色の花道がしばし続く。
エゾエンゴサク(オトメエンゴサク)?
(右上)アズマイチゲ
更に進んで長楽寺宝物殿を過ぎて石段が始まると、
キクザキイチゲが現れ、
(右上)ニリンソウも再登場。
スプリングエフェラルではないが、スミレの仲間も咲き出していた。
スミレサイシン
ナガハシスミレ
(右上)キバナノアマナにカタクリの蕾。
五社堂の999段石段を上る。
(右上)石段の隙間からカタクリが咲き出していた。
石段の終点が近づいてきた。
(右上)五社堂の鳥居
「後編」へ続く。