Tシャツとサンダルの候

 会社経営から身を引き、テキトーに楽しく過ごすオヤジの日々

旅立ち準備、、、ほぼ完了。

2019-02-22 | スワロー飛ぶ

もこの体調の良さは、久しぶりの車旅が可能な状況となった。

 

よし、今こそ旅に出よう。

 

そうと決まれば早い。

普段我が家では、ナメクジの如く動かない私であるが、この時ばかりは、電光石火、鬼神の如くズバズバと段取りを済ませるのだ。

娘の所への猫預け、車の整備依頼、観光協会への諸々の問い合わせ、フェリー会社への予約。

やる事は多い。

フェリーと書いた通り、今回の旅は、五島列島を予定している。

もこの体調を考慮し、車旅としては短めの10日程度だ。

離島の旅だ。

いつものように『風の向くまま』という訳にはいかない。

重複するが、何しろ、五島へのアクセスはフェリーしかないのだから。

 

実は、去年の春の九州旅行も、最初は五島から廻る予定だったのだ。

出発の2日程前、フェリー会社に電話したら、

 

「んなもん、空いてまっかいな。今日も、明日も、明後日も、1週間先まで、ずーっと満席だす。」

「ふげえー!そうなの。」

 

風任せとしか言いようがない、大雑把な旅行計画により、直前でのスケジュール変更となったのであった。

その分、南九州を満喫出来て、それはそれで良かったと思っているが・・・

 

そう言う事で、

今回は、行きと帰りは勿論、滞在中の遊覧船までちゃんと予約を入れているのだ。

大したもんである。

 

さあ、準備準備。

トゥラッタッター♬とくらあ。

お前は図体がでかいから、ここに座ってろ。

 

えーと、君はこの棚に。

それから・・・

 

あ!

なんてこったい!

行く先は五島だぞ。

東シナ海で獲れる日本最強の魚相手には、彼らでは荷が重すぎる。

ここは、取って置きの槽汲みご一行に任せるとしよう。


え、

さっきから、酒しか準備していない?

そんな事は無い。

調味料その他、積み込むべきものは多いのだ。

10日分のパンツも、ちゃんと積み込んだ。

明日、僅かばかりのものを車に乗せたら出発だ。

土曜日は、長崎市内の義兄の家に一泊し、五島着は日曜日夕方になる。

 

さてさて、どんな五島に会える事やら。

 

 

では。

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当世高校生気質

2019-02-21 | 山を行く

少し前から山登りを再開している。

といっても、我が裏山とも言うべき、明星山と高良山に限ってであるが。

登山口~頂上のピストン程度なら、今の所、股間の反乱は起きないようだ。

今日は、先ずは神籠石コースから鳳山、奥宮経由で高良山山頂のルートをとった。

鳳山登山道と車道が合流する所に立てられたレスキューポイントの道標。

なにやら違和感がある。

 

? 

 

事故があった訳でも無さそうだし、

どういうシチュエーションで、こうなってしまったのか。

燦燦と陽光が降り注ぐ、すっかり明るくなった高良山山頂への尾根道。

伐採された切り株の脇には、楓等の幼木が植樹されているのは以前に紹介した通りだが、

よく見ると・・・

それぞれに、植樹の記念プレートが掲げられている。

 

字体と内容からして、若者のようだが。

 

プレートの裏を返すと、 

緑の募金に協賛した人が、プレートに書くようになっているようだ。

 

南筑高校か。

太鼓部なんてあるんだ。

南筑の野球部は、高良山でいつもトレーニングしてるもんな。

健康祈願とな。 

おう、頑張れ!

応援するぜ。

 

「健康祈願」も「51人で甲子園へ」も、名前からして、書いたのはどちらも女子のようだ。

マネージャーかなんかかな?

その通りだ。

君達には、輝く未来が待っている。

逆に言えば、今はそれしかないのだ。

恐れるな!挫けるな!前を向け!

ぬ、

意味不明だが、穏便に頼む。

そうか。色々大変だな。

ただ、書いてる中身の割には、字が弱々しいのが気になるぞ。

状況は何となくわかった。

取り敢えず、大願成就のあらん事を。 

が、その前に『量』の字ぐらいは、間違えないようにしような。

これは、、、果して高校生の仕業だろうか? 

高校生が「野球選手になる」って書くか?

もしかしてプロ野球って事かな?

いや、そんな事はどうだっていい。

問題は絵だ。

これが高校生の絵?

体が三分割とは。

どう見たって、これは昆虫である。

 

 

 

まだまだ、読んでいないプレートは沢山ある。

暫くは高良山で、ほっこりさせて貰うよ。

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もこの毛刈りと、その後の体調の行方。

2019-02-20 | ペットのこと

ミニチュアシュナウザーという犬種は、定期的に体毛をカットする必要がある。

当然ながら、プロのトリマーに依頼していたのは言うまでもない。

しかし、多発性関節炎を発病して以来、不慣れながらも家内がカットするようになった。

カット屋さんに数時間置かれるストレスで、もこの体調に影響を及ぼすのを恐れたためだ。

幸いもこは、トラ刈りにされようと、左右のバランスが著しく違っていようと、それを気にして文句を言ったりはしない。


私が登山靴をヒーターの前で乾かしている間、玄関では、

「まだ寒いけん、今日は目の回りだけにしとこうね。」(家内)

 

家内が、もこの視界の邪魔をしていた、目の回りの毛をカットしている。

「じっとしとかんね、もこ!オッチャンがそんなとこに、突っ立っとるけんよ。助けを求めて、ジタバタするとやろが。あっち行って!」

 

どうやら、何か上手く事が運ばないのは、すべて私のせいらしい。

亭主に向かって、あっちに行けと言う。

 

リビングでテレビなどを見ていると、拘束から解放されたもこが、ダッシュで逃げてきた。

『なんか、ちょっと動いただけでメッチャ怒られた。』(もこ)

おー、よしよし、可哀想に。

山姥に捕まって怖かったな。

でも、スッキリしてよかったじゃん。

 

 

数日前に受けた、もこの検査結果は、

肝機能は勿論だが、懸案だった貧血を示す値も改善が見られた。

体の炎症反応の方も、基準値をオーバーしてはいるものの、今までで一番いいデーターとなった。

 

「いいですね。このままなら、お出かけされてもいいと思いますよ。」(医師)

 

 

 

 

長らく諦めていた車旅が、視野に入ってきた。

 

 

 

よし!

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雨の日の過ごし方

2019-02-19 | オヤジつぶやく

雨に煙る久留米の街。

 

『春雨じゃ。濡れて行こう。』

とはいかないようだ。

さすがに外出する気にはなれぬ。

 

こんな日は、

岩宇土山の泥濘地獄により、泥だらけになってしまった靴でも洗うとするか。

靴を洗うなど、普通はやらないが、トレッキングシューズだけは例外なのだ。

あまりに汚れが時には、ゴシゴシと自分で洗っている。

他の靴に比べて、何てったって、汚れ方の次元が違うからだ。

 

靴底にこばり付いた泥もすさまじい。

寒いのは我慢して、ベランダで洗うしかないようだ。

 

ゴシゴシゴシ

 

バックスキンに沁み込んだ汚れなんて、特に落ちにくい。

力を込めて、何度もブラシを擦らねばならぬ。

結構な力仕事である。

こんなもんでどうかな。

 

乾かそうにも、ここでは無理だな。

 

室内に持ち込み、もこのペットシートを一枚拝借。

ヒーターの前に靴を置く。

 

「あー、汚い!それに邪魔!外に置いとけ!」(家内)

 

ヤツの罵詈雑言など聞く耳持たぬ。

恐縮している登山靴に、

「あんなヤツ、気にするな。お前は暫くここで、ヒーターにあたってな。」

 

 

30分後。

乾いたかな。

 

こうやって見ると、

いつの間にやら、後ろも前も傷だらけだ。

お前のその一つ一つの傷が、俺の足を守ってくれた証なんだな。

 

 

 

・・・・・

 

 

 

書くネタがないのかって?

 

そうとも言える。

 

 

 

 

暇~~~~~

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暗がり食堂

2019-02-17 | 喰らう、飲む

気になっている食堂がある。

 

それは、私が通った小・中学校校区のど真ん中と言っていい場所にある。

謂わば、かつての縄張りだったエリアなのだが、つい最近まで、その存在さえ知らなかった。 

10年ほど前からだっただろうか。

通りに幟が立つようになり、初めてその存在を知った。

いわば発見と言っていい。

以来、行きたい行きたいと思いながらも、駐車場が無さそうだし、二の足を踏んだままになっていた。

最近ネットで、駐車場がちゃんとあることを知った。

そうとなったら、行くしかあるまい。

超分かりにくい駐車場に車を止め、幟が立つ通りまで歩いていく。

古いビルのIF真ん中に、薄暗がりの通路がある。

この闇の奥が、目指す食堂である。

この怪しさはどうだ。

通路の両側には数件のテナントが並ぶが、道路側の一軒とこれから行く食堂を除き、全てシャッターが降りている。

死屍累々である。

 

ゴクリ

 

目を凝らすと、暗がりの一番奥に、仄かな明かりが見える。

ここを始めて訪れる者が味わう気分は、闇夜を彷徨う旅人が、遥か遠くに灯る一筋の灯りに、救い求めるそれに似ている。

意を決して歩を進めた。

ここだ。

今や、絶滅危惧種といっていい大衆食堂。

こんな辺境でひっそりと生きていた。

 

ガラガラガラ

 

ごめんくださーい。

「へい、らっしゃーい」

 

店は老夫婦二人で切り盛りしている。

私の他には、上品そうなご婦人と、その息子が小上がりにいるだけである。

余りに不釣り合いなので聞いてみると、

「息子がこの近くの私立中学に通っていまして、この店の事がずっと気になっていて・・・」(ご婦人)

あの暗闇を、母子で励ましあってここまでたどり着いたとの事。

意外な事に、大衆食堂のファンらしい。

 

 

それはそうと、壁にも何処にもメニューが見当たらない。

 

「メニューはどこかな?」(私)

「あ、これ。」(店主)

ここまで訂正されたメニューを私は他に知らない。

『俺がパソコンで作ってやろか』という言葉を飲み込みながら、

「チャンポン頂戴。」 

 

料理が出来上がるまで、この店の事を訊ねてみた。

すると、

「店?店は開店して50年くらいなるかね。」(オバチャン)

昭和45年、この場所で高木食堂は産声を上げた。

隣が鰻屋だった事。

恐らく久留米で一番美味しい鰻屋だったけど、

「そりゃもう女将さんが美人で・・・」

何の事情か分からぬが別れてしまい、結局店もダメになった事。

一番奥の自分の店が、一番長生きした事。

そうは言っても、ずっと出前ばかりで、店の中に中々客が来てくれなかった事。

そして、

去年、店主である亭主が大病をした事。

「動脈瘤ですたい。手術時間が、あーた、無茶苦茶長くてですの・・・」(女将)

なので最近は出前をセーブしている事。

等々

私が火をつけてしまったらしい。

オバチャン、話が止まんなくなっちゃった。 

これは、おしゃべりテロと言っていい。

「えすえぬえすっつうの?何か知らんけど、最近お客さんが多なってですね。」(女将さん)

 

へえー、そりゃ、よかったね。

あのー、

お話しの途中申し訳ないんだけど、そろそろ俺のチャンポン作ってくんない? 

「お待ちどおさま。」

 

ゴクリ

 

本日2回目の生唾だ。

見ただけで解る。

間違いない。 

角度を変えてもう一枚。

 

こんな大衆食堂のチャンポンは、敬意をこめて、ソースをちょいと回しかけるのが私の流儀だ。

 

頂きまーす!

 

ズルズルズルー

 

!!

 

うめえ。

最近食った久留米チャンポンでは一番だぜ。

「ウマイ!!がばい美味しかよ、オバチャン。」

「でしょうが。うちの味ば、だーれん知らっしゃれんとですよ。ばってん最近は、えすえぬえすのお陰でですの、あーた・・・」

 

こんな時、

オバチャンのおしゃべりテロを封じるには、さっとオバチャンから目をそらし、下を向いてひたすら麺を啜ろう。

 

ズルズルズルー


モグモグモグ

 

御馳走様。

また来るよ。

 

「有難うございました!」

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JAMBO特製チョコガナッシュケーキ

2019-02-16 | 喰らう、飲む

山登りの翌日、

股関節がまだ疼いていた14日に遡る。

 

 

 

 

ぬ?

 

何だ、これ。

ふぇ、ふぇありいず いん ざ があでん?

 

わきゃ!

ハートかよ。

 

 

あ、そうか。

今日はバレンタインか。

「これ、水泳教室でね・・・」(家内)

 

家内が通っている水泳教室のお仲間の中に、『共に生きる場 JUMBO』という、障害者施設の関係者がいらっしゃるそうだ。

JAMBOは、久留米養護学校の敷地内にあり、養護学校を卒業した生徒達が生き生きと働ける場として運営されているとの事。

この時期に作るバレンタインケーキの事を紹介され、そう言う事ならばと、予約していたのだそうな。

 

へえー、そうなんや。

それなら、ちゃんと頂かなくちゃな。

さっそく頂こう。

heartbreak!

ざっくり。

はむ。

 

こ、これは・・・

 

すんげえ、美味いじゃんか。

このチョコレートの濃厚さはどうだ。

そんでもって、生地はしっとりなめらか。

そんじょそこらのケーキ屋なら、尻尾巻いて逃げ出すような出来栄えである。

JAMBO特製チョコガナッシュケーキ。

チョコレートが多すぎて常温保存だと。

家内に言わせると、

「それなのに、とっても安かったい。」

だそうだ。

 

ふーん。

こんなに美味しいのに、何で、普通の価格設定にしないんだろう。

寧ろ、少しぐらい高めでも、喜んで買うと思うけどな。

 

 

ハムハム

 

 

ついでに、

コーヒー淹れてくれ。

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福寿草を求めて。秘境花園白崩平へ

2019-02-15 | 山を行く

「ここ?」(家内&私) 

 

 

 ポカーーン

 

 

拍子抜けするほどに唐突に表れた、岩宇土山の山頂標識。

尾根道の途中に、素知らぬ体で立っていた。

眺望を楽しみ、腰かけて休憩しようにも、どこからどう見ても、ここは単なる尾根道なのだ。

どこにもそんな場所は無いし、眺望もさっぱりである。

結局、久連子岳にしても、この岩宇土山にしても、山頂での滞留は無しとなった。 

ここからは、ひたすら下る。

 

下る。

 

下る。

 

ひたすら下る。

 

そして、相変わらず猛烈に滑る。 

じっと立っているだけで、前方に滑っていくぐらいだ。

私などは、何度か大きく滑って後ろにのけぞるも、尻餅をついてしまっては一大事だ。

なぜって、ズボンを泥だらけにしてしまっては、車のシートに腰かけられなくなるではないか。

帰りは、ズボンを脱いでパンツ一丁で運転するしかない。

仮に警察に停められたりでもしたら・・・・

その場の、想像を絶する屈辱感を思い描くがいい。

とても耐えられるものではない。

仰け反るたびに、両手を後ろについて、ブリッジでこらえた事に、拍手を送るべきであろう。

その代わり、両手ともドロドロである。

鼻水を拭う事も出来ぬ。

鼻水ダラダラで歩く羽目となる。

白崩平への看板。

足元がすべりやすい?

解ってるって、そんな事。

とうの昔に、骨身に染みてるぜ。

 

 

時計を見やる。

予想してた通り、大幅に時間超過である。

おまけに、途中でトレースを見失うというミスを犯し、道迷いまでやらかしてしまう。

この時ばかりは脳裏に、

 

『遭難』

 

の二文字が浮かんでいた事を、ここでコッソリ白状しておく。

その後、登山ルートを見つけた時の安堵感たるや!

何はともあれ、この日の主題と言っていい、白崩平の花園に辿り着く事が出来た。

野生動物などの被害から護るため、ぐるりと周りをフェンスで囲われていて、中に入るには、ロープをほどいて自分で入り口を開ける必要がある。

この保護区域自体が登山道の一部になっていて、そのまま通り抜ければよい。

中に入ったら、入口をキチンと閉める事も忘れずに。 

「あ、可愛か!」(家内)

 

早速、福寿草の群生がお出迎えだ。 

黄色い光沢のある花々が、あちらこちらに咲いている。

 

 

 

 

 

物の本によると、この光沢により、中心に熱を集め、昆虫を誘っているんだとか。

一番最初に咲く花の一つでもある福寿草。

当然、咲く時期は、真冬の厳冬期である。

あの光沢のある花弁は、お客様である昆虫をご接待するための、言わば暖房器具らしいのだ。

 

せっかくの福寿草だが、まごまごしていると、日没の心配すら出てきた。

早々に離れるしかないだろう。


保護区域から先は、足元の悪さも徐々に緩和され、歩きやすくなっていった。

この沢を渡渉すれば、林道までもうすぐだ。

ここまで、股関節に限って言えば、足元が不安定な事に加えて、急傾斜の登り下りが続いたにも関わらず、全く問題なしである。

 

と、自信を持ったのも束の間・・・

平坦な林道に出た。

ゴールまであと1kmぐらいかな。

なんて歩きやすいんだ。

わーい。

日没までのゴールに間に合ったぜ。

 

てくてく

 

「あれ?」

 

てくてく

 

「イテテテ。あれれ?」

 

てくてく

 

「いてえー!!股関節いてえー!」

 

平坦な道が原因というより、これまでの蓄積が林道の辺りで出たと言うべきだろうが、

 

 

私の股間節にとって、やはり平坦路が鬼門らしい。


追記

活動距離5,7km 高低差694m(いずれもアプリによる観測データ)

結局、コースタイム4時間15分のところ、5時間29分で下山となった。

休憩を入れてだが、1時間15分の遅れである。

雪の為に到着が遅れ、登山開始が遅くなった上、足元の悪さで登山時間も余分にかかってしまい、あたりが薄暗くなる4時過ぎの下山となってしまった。

今更当たり前の事だが、

コースタイムは、条件によって当てにならない事。

そのためには、時間に余裕を見ておく事。

深く肝に命じて、教訓にしたい。

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福寿草を求めて。久連子岳、岩宇土山を行く。

2019-02-14 | 山を行く

山雑誌【のぼろ】に特集されていた、岩宇土山。

福寿草が可憐に咲いている。

あと一つ、氷筍も見られるらしい。


ほほう、いいじゃん。


高良山での試運転の感触は、多少の不安が残るものの、「歩幅に気を付ければ登れそう」

希望的観測をもたらすに至った。

 

「福寿草見に行くか?」

 

岩宇土山。

九州の秘境とも言うべき、山また山の、九州脊梁山中にある。

途中、峠道はこうである。 

我が家では、スタッドレスを装備しているのは、キャンピングカーのスワローの一台しかない。

しかし、あの図体だ。

この先、道幅はどんどん狭くなるし、垂れさがった木の枝で屋根は打つし、難儀した事この上ない。

私がジムニーが欲しくなった理由が、お分かりいただけただろうか。

 

平家落人の里五家荘を過ぎる。

登山口は久連子(くれこ)古代の里の少し上の方にある。

登山口すぐの空き地には、5~6台の駐車スペースがある。 

この日の登山の目的は無論、【のぼろ】で見た、福寿草と氷筍だ。

とは言え、この時点で気温がかなり上がってきている。

氷筍の方には、早くも点滅信号が燈ってきた。

 

とにかく、登ろうぜ。

登山口から、いきなりの急登だ。

 

この登山道の殆どが、このような狭いトラバースと尾根道である。

そして、何しろ滑る。

恐るべき足元の悪さである。 

直ぐに息が上がってきた。

この1か月、山登りは勿論、長距離のウオーキングすら控えてきた結果は歴然である。

体力の落ち方が甚だしい。

「おっちゃん、どうした。もう、息が上がっとるやん。」(家内)

「ヒーヘー、しゃ、喋りきらん。声かけるな。ヒーハー。」(私)

 

山登りに関して、経験も技術も初心者である事を自任する私だが、体力だけは控えめに言っても、中級の下ぐらいはあると自負していた。

この日、そのささやかな自負すらも、音を立てて瓦解してしまった。

目出度く、

どこもかしこも、隅から隅まで、ずずずいーっと、完全無欠の初心者に戻ってしまったようだ。 

数日前の雪がまだ残っている。

頭上からは、枝に残った雪と、その解けた雫が、、間断なく降り注いでくる。

ちょっとした、小雨状態である。

昨日のものだろうか、トレースが残っている。

踏み跡を追って行けるので、道迷いの心配は無い。

切り出した材木を麓まで運搬する設備?

目の前に、数本の太いケーブルが現れた。

 

何度も言うが、

特にこのケーブルの辺りから、ただでさえ足元が狭いうえに、雪解けで地面がぬかるんでいて、滑ること滑る事。 

本気で滑落の心配をした程だ。

たった30センチの段差を越えるのも一苦労なのだ。

なんせ、片方の足を踏み出そうとしても、その時点で軸足の方が滑っていくのだから。

登山靴は泥だらけ。

それだけならまだしも、靴底に泥がくっついていき、どんどん重くなる。

各所にロープが補助に張ってある。

これなしではとても、歩けやしない。 

久連子岳直下の鍾乳洞到着。

【のぼろ】に、条件が整えば、氷筍が見られると書いてはあったが、この気温では到底無理なのは自明だ。 

案の定、影も形もなかった。

 

ゴツゴツした稜線が見えてきた。

 

この岩場を越えた尾根のすぐ先が、久連子岳頂上のようだ。 

両側は切り立った断崖である。

浮石でも踏んで、体勢を崩したらアウトである。

 

「俺だけ登って来る。直ぐ帰って来るけん、ここで待っとけ。」

ゆっくりと歩を進めると、

 

久連子岳到着。

写真だけ撮って、とっとと降りる。 

尾根道に戻った。

あのピークが岩宇土山かな。 

ここまで、コースタイムを随分オーバーしてしまっている。

私がへばった事もあるが、それより何より、あの足元の悪さが原因である。

急ぐぞ。

日没までには余裕はあると言え、下りにこの足元の悪さでは、もっと遅れるぞ。

溶け残りの雪が残る尾根道。

滑りやすい雪道でさえ、あの泥濘に比べれば、うんとましだ。 

 瓦礫は全て石灰岩だ。

 

ガレ場の急斜面を登る。

下っ腹がむず痒くなるような高度感である。

頂上付近は、急に傾斜が緩やかになり、台状の地形になる。

何処に頂上があるんだろう? 

あと五分か。

急に元気が出て、私を追い抜いて行くヤツがいる。

「フフフンフン♬」

何やら解読不能の歌まで、歌い出した。 

その後、台状の地形を過ぎ、ごくありふれた尾根道となった。

 

不意にそれは現れた。

 

 

「ここ?」(家内&私)

 

 

後半へ続く

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高良山で、股関節の試運転をしてみた。

2019-02-12 | 山を行く

股関節の痛みは相変わらずだ。一向に改善する気配が無いではないか。

もういい!

ずーっと、じっとしていてるのに、結局同じじゃないか。

俺は登る。 

断然登るのだ。

てことで、先ずは試運転がわりに、ホームグラウンド高良山である。

正面参道コースを行く。 

今回の目的は、どういったケースで痛みが走るのかを検証してみたい。 

ひいては、今後の歩き方のヒントにしたいと思う。

 

以下、

殆どが、自分の股間への問いかけと、股間からの答えである。

欠伸連発の投稿になるのは請け合いである。

と、忠告しておく。

 

てなわけで、

いつもの歩速の6割程度のスピードで、極々ゆっくりと歩いてみた。

ふむ。

登りはよっぽどのことがない限り、痛む事は無いようだな。

 

『そのようだな』(股間)

鳳山山頂。

条件が良い時は、普賢岳と有明海を望む事が出来るのだが、今日は完全に霞んでしまっている。

先日、あれだけ遠くまで見渡せたのに、我が筑紫の国は、たちまちの内に、PM2.5で覆いつくされてしまったようだ。 

奥宮。

この付近は平坦路となる。

この平坦な道に差し掛かると、途端に股関節に痛みが走る。

どうも、歩速もそうだが、歩幅に原因がある気がする。

登りや下りに比べて、平坦路では無意識に歩幅が広がってしまう。

問題はそこではないか。

 

『そうだろうか?』(股間)

 

きっとそうだ。

意識して歩幅を縮めて歩いてみた。 

高良山山頂の稜線に出た。

暫く来ぬ間に、陽光差す明るい稜線にすっかり様変わりしている。

所有者の高良大社も、林業バブルに浮足立ち、杉を刈り尽くすつもりかと思いきや、、、 

切り株の傍らには、一本一本、植樹がなされているのだが、

それが、杉の苗木ではなく、どうやら楓か何かのようなのだ。

この後、この稜線に杉が無くなり、紅葉狩りが出来るようになるやもしれぬ。 

明るくなった山頂。

 

帰りは鳳山を経由せずに、平坦路が続く、南斜面のトラバース道を通って帰る事にした。

案の定、少しばかり痛む。

 

『やっぱり』(股間)

股間が妙な納得をしているようだ。

こうなれば、「歩幅、歩幅」と、念仏のように唱えて歩くしかないようだ。

矢印左に降りて行くと、神籠石コースだ。

少し急斜面を降りてみようと思う。

 

『大丈夫か!』(股間)

これから暫くは、緩やかな高良山とは思えぬ、結構な急傾斜の斜面となっている。

股関節には過酷すぎる試練になりそうだが、試してみないと、今後の事があるのだ。

恐る恐る降りてみた。

 

 

予想外な事に、この急傾斜を下っても、

股関節は、

 

『全く痛く無い!』

 

と、言っている。

事ここに至って、大事なのは歩幅である事を確信した。

白鳳の大地震の時の活断層。

段差は最大で2mほどもある。

恐るべきエネルギーは、右に見える神籠石の並びを、突如として途絶えさせてしまっている。

この断層のずれを見れば、当時の筑紫国の被害が、壊滅的だったことが、容易に想像できる。 

その後は、神籠石列は整然さを取り戻している。

てくてくと下って行くと、

一般車道に突き当たる。

ここで終わり?

違う。

右上に見えるガードレールの切れ目に、注目して頂きたい。

ここだ。

何やらロープが見えるのが、お解りであろうか。 

そう。

車道で分断されて、終わったかに見えた神籠石コースは、ロープ場を下ってなおも続くのだ。

それにしても、ガードレールの隙間からロープ場が現れるとは、ちょいと珍しかろう。 

再び神籠石を横に見ながら下って行く。

 

途中から右に折れ、苔むした古い墓地を横切る。 

この辺りの神籠石内側は、歴代の座主や僧侶の墓地となっている。

高良山登山道の中でも飛び切りマイナーな神籠石コース。

その先の僧侶墓地からこの北谷にかけては、人の踏み跡も疎らな超が付くマイナーな道となる。

北谷の沢を渡渉する。

これは、神籠石の水門である。

神籠石列の最下部にあたる。 

参道入口まで着いた。

 

今回、歩き方次第で、ちょっとした距離なら歩ける事が分かった。

しかし明日は、4~5時間の山登りになる予定である。

元の木阿弥となるか、平気の平左なのか。

 

どうなる事やら。

 

 

『責任は持てん』(股間)

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ベランダで妄想する

2019-02-11 | オヤジつぶやく

股関節の痛みが引かず、ずっと山に登れていない。

この我儘な股関節にも困ったものだ。

お陰で、すっかりソファーに根が生えてしまって、盆栽と見紛うばかりである。

 

ふと外を見やる。

殊の外視界が良い事に気付く。

望遠を持って、ベランダに出てみた。

正面に見えるのは、お馴染みの高良山。

正確に言うと、社務所の上に見える山頂は鳳山で、高良山の山頂は影になっていて、ここからは見えないのだが。

左奥の尖がりは発心山。多分。

 

目を転じてみた。

あの三つの尖がりは、英彦山かな?

ほほう。

我が家から、始めて見えた気がする。

晴天とは言えない天気ではあるが、空気の方は澄んでいるようだ。

大陸からの贈り物のPM2.5様は、今日は届いていないに違いない。

三郡山山地。

航空路監視レーダーがくっきりと見える。 

左端のピークは宝満山。

背振山。 

自衛隊の通称メロンパンと呼ばれるレーダーを始め、気象台や新聞社の通信施設が林立している。

天山も見えるぜ。

これが見えたのも、多分初めてだ。

こうやって見ると、もうとうに、白く雪に覆われている筈なのに、どの山もそれが全く見当たらぬ。

去年の今頃は、アイゼンつけて難所が滝や背振を登ったり、嘉麻三山縦走して霧氷を満喫したり、

膝まで雪に埋めながら三俣山に登り、晴れわたる九重を一望して・・・

よしよし。

何だか、山に登ってる気がして、

 

 

 

 

・・・・・こないな。やっぱり。

 

あー、早く治らんかな。

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