いつも拙ブログをご覧いただきありがとうございます。
私の山歩き記録ですが、過去のブログで説明が十分でなかったもの、
或いは自身が物足りないと感じるものに関し、
折を見てリメイク作業を行っております。
2018年10月21日の和賀岳は好天に恵まれ、山岳展望も素晴らしいものでした。
それなのに公開した風景写真は少なく、解説も不十分だったので、今回、リメイクに着手しました。
なお文中に何度か出てくる倉田陽一氏は2023年秋に旅立たれました。
氏より頂いたアドバイスに感謝するとともにお悔やみ申し上げます。
和賀岳は自宅(秋田市)から直線距離で約50キロと近場にある山だが、ずっと未踏だった。
秋田側からアプローチする真木林道が2015年夏以降、豪雨災害及び復旧工事のため、
実質的に通行止めになっていたのが主な理由だが、
再び通行できるようになったのは2017年11月だった。
今年(2018年)になり、7月9日にチャレンジしているが、
この日は途中で体調が悪くなり、薬師平のあたりで撤退している(記録はこちら)。
もし体調が良くて行けたとしても、
当日、先行して登って戻られた健脚登山者の話では小杉山から先の登山道は藪がひどかった
と聞いた。しかもこの日は午後に天候が急変した。
初心者でしかも単独行の私には止して正解だったかもしれない。
facebook友達の倉田陽一さん(故人)から、
8月末以降、小杉山から先の登山道の刈り払いが始まるので、
秋になったら歩きやすくなるでしょう。とわざわざご連絡頂く。
2018/09/21 大仙市刈和野付近から見た和賀山塊のシルエット。
9月21日は近くの真昼岳に偵察?で登山した。
10月18日はまたまた近くの女神山に行ったが、帰りに和賀岳の姿を間近に見て、いよいよ・・・
との意思を固める。
2018/10/18 岩手側、旧沢内村から眺めた和賀岳。
10月21日の早朝、太田町斉内付近から、和賀山塊を望む。
というわけで、10月21日、ついに登ったわけだが、
今回は秋田側(大仙市太田町)、甘露水から入り、4時間10分程度(休憩時間込み)で山頂に到達した。
このペースだと手持ちのガイドブックに載ってるコースタイムとあまり変わらない。
私の場合、写真撮影もあり、いつも通常のコースタイムの1.5倍から二倍くらいかかっている。
しかし今回は登り始めたらすぐに、
日本200名山をあと8峰で達成というタフな75歳男性(群馬にお住まい)と偶々一緒になった。
そしてその御方のペースに合わせて歩いている。
また秋で気温が低く、夏の時のようには消耗しなかったし、
季節的にも花は皆無、撮影のため長く足止めになるようなこともほとんど無かった。
今回、写真は1000枚ちょっと撮っているが、私にしては珍しく速いペースで登ることが出来た。
真木渓谷沿いに林道を走り、車止め手前の駐車場にクルマ(当時は柿の種号)を止め置く。
クルマの背景の木は紅葉していた。
駐車場の脇にある山小屋風の建物はトイレだった。
車止めの先も林道は続いており、10分くらい歩いた先の曲沢分岐が正式な登山口とのこと。
ここには水場、甘露水がある。その先は樹林帯の中の細道を歩く。
この木はミズナラか。
(右上)ブナの木が多くなってきたなと思ったら、ブナ台に到着。
薬師岳の上りは延々とブナ林の中を歩く。
高度が上がるに従い、紅葉が本格化してきた。
小渓流に出会う。滝倉という名がついている。
(右上)滝倉の上、避難小屋付近のブナ林。
しばしブナの紅葉を愉しむが・・・
(右上)倉方の稜線が近づくと、早くも落葉が始まっていた。
倉方の稜線に至ると、急に樹高が低くなる。
低木林を抜けると、右側がガレ場になった稜線になり、展望が開けて来る。
行く手の薬師岳方面を望む。なおこの山は薬師岳ではなくその前衛峰だった。
足元にはタテヤマウツボグサの残り花。
(右上)南側、真昼岳方面を望む。
真昼岳方面の山座同定を試みる。
南側の大甲方面を望む。
真東には早池峰山と薬師岳、白森山の連なり。
「リメイク山歩記/2018年10月21日、和賀岳(2)」へ続く。