焼石岳は紅葉の名山・栗駒山の北隣にある1500m内外の山群である。
高山植物に関しては、全国屈指のお花畑を有し、花の種類も多くて申し分ないのだが、
こと紅葉に関しては話題になることがほとんど無かった。
私も以前、一回だけ、10月に行ってみたが、
この日は天候がイマイチで、けっして満足できるものではなかった(記録はこちら)。
最近、一部の方から「焼石の紅葉は素晴らしい。栗駒以上かも・・・」という話を聞いた。
本当だろうかと思い、10月9日に確認して来た。
結論は・・・実に素晴らしい!!ものだった。
まずは登山口から歩いて三十分、中沼の様子を。
この地の標高は910m、本格的な紅葉前線はまだここまでは降りてないようだが、
その兆しは見える。早朝の鏡面風景はいつもながらみごとだった。
中沼。バックは横岳。
手前に少し紅葉を入れて。
鏡面風景。横写真。
鏡面風景。縦写真。
今回の非合法マップ
中沼から十五分くらい歩くと、上沼がある。こちらは湿原化が進んでおり、中沼のように湖面はあまり望めないが、
限られた水面に映し出される風景は素晴らしいものだった。中沼よりも紅葉は心もち進んでる感じだった。
上沼。バックは横岳。
紅葉が進んでいるスポットをアップで。
上沼の鏡面風景。
上沼より先は登山道そのものが林の中の渓流のようになるが、
それを脱すると、小さな湿原と森林を交互に数回繰り返し、銀明水に至る。
森林の紅葉はまだ早かったが、小湿原の廻りでは小さな紅葉が見られた。
小湿原の紅葉
マルバマンサクの紅葉
森林の小道 オオカメノキの紅葉
オオカメノキの紅葉は多彩だった。
草の実。タケシマラン。 これはマムシグサの実。
中間地点、銀明水付近(標高1150m)はまだあまり紅くなかった。
銀明水の広場
銀明水の象徴、ダケカンバ。 銀明水の湿原にはリュウキンカの咲き残りが。
銀明水の上の小さな滝付近。滝の上の斜面はやや紅くなっていた。
1300m付近にさしかかると、それより上は本格的に紅葉してるようだ。
「その2」へ続く。
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