モウズイカの裏庭2

秋田在・リタイア老人の花と山歩きの記録です。

禿岳は紅葉よりも展望【前編】(2021年10月25日)

2021年11月12日 | 甑山・神室・禿岳

10月25日は越境して宮城の山に行くことにした。
通常ならば、秋田市から国道13号線を南下し、(湯沢市南部の)横堀から国道108号線に入るのだが、
今回は日東道を本荘まで南下した。

その後、国道108号線を走り、旧・矢島町や旧・鳥海町を通過、湯沢市院内で13号線に乗り換え、
湯沢市横堀からまた108号線を走り、スガ前総理の出身地・秋宮地区を掠めて宮城に越境した。
何故こんな遠回りをしたのか。理由は雪姿になった鳥海山を近いところから見たかったから。

午前4時50分、自宅を出発。6時ちょっと過ぎ、旧・矢島町を通過する頃、日の出を迎えた。
ほのかだが、モルゲンロートに出会うことが出来た。







矢島町を過ぎると、鳥海山は前衛の山の陰になり、見えなくなるが、
旧・鳥海町の笹子峠からちらと見えるので、そこにも寄り道してみた。

ここから見る鳥海山はみごとな富士山型だ。







今年は初冠雪が18日と例年より遅かったのに、いきなりドカッと降って、中腹まで一気に白くなってしまった。

その後は天候も不順で見に行けなかったが、25日は晴れとの予報だったので、ことに及んだような次第。

ここで今回の非合法マップ。
先に鳥海山を眺めた2ポイントは左上の辺り。後で禿岳からも眺めているので、一応、線を引いておいた。




ところで今日、登る山は宮城山形県境にある禿岳(かむろだけ)だ。

登山口のある鬼首地区には8時頃、到着。
ここからは田園越しに禿岳が屏風のような姿で望まれるが、今朝は左側に少し霧がかかっていた。
ついさっきまで鬼首盆地は霧で覆われていたのだろう。

鬼首地区から禿岳を望む。



花立峠に向かって走っているうちに霧が晴れて来た。




パッと見た限りでは禿岳は紅葉していた。

花立峠手前から禿岳



花立峠の駐車場は月曜日だと言うのに車が10台くらい停まっていた。

あと残り二台くらいかなと思っていたら、たちまち二台が到着し、駐車場は満杯になった。
車のナンバーを見たら、私以外は全て「宮城」か「仙台」。遅れて来た老夫婦に挨拶したところ、
秋田から遥々お出で頂き嬉しい。と言われる。

花立峠からは栗駒山がよく見える。栗駒山の雪姿を見るのは珍しい。




非合法マップ2



初めは禿げた稜線を登って行く。ここからは山形側の景色が見え出すが、
今日は葉山と月山がよく見えた。
月山は完全に冠雪している。
すぐ下の向町カルデラの盆地はびっしりと雲海に覆われていた。
禿岳には何度も来ているが、こんな風景に遭遇したのは初めてだった。

向町カルデラの雲海を望む。奥には葉山と月山。



葉山、両脇の白い山は朝日連峰。左は大朝日岳、右は以東岳。



月山



禿げた稜線で山形側の雲海や月山を見た後はいよいよ樹林帯に突入だ。

樹林帯直前から禿岳を望む。



樹林帯に突入。



風が強いせいか、木は小さく、疎らなので明るい森林が続く。

樹林帯のブナ林



 





三合目で休憩していたら、私よりも遅れて出発した老婦人や老夫婦に追いつかれ、追い越されてしまった。
今日は天気がよく、眺めも好いのでのんびり行くことにしたが、4,5合目の登りはきつかった。

三合目                                        4,5合目の登り
 



急に鬼首カルデラの眺め。




【後編】へ続く。


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