御宝田遊水池(3月13日 その2)

	日が山の向こうに沈み、辺りがだんだん暗くなってくると、陸の上にいる鴨が水の上に移り始める。斜面を歩いて水面に降りる鴨もいるけれど、何故か皆おっかなびっくり降りていく。

このヒドリガモは強烈に腰が退けてる。

御宝田遊水池(3月13日 その1)

遂に白鳥がいなくなった。3月13日の夕方に御宝田遊水池に行ったら、飛来数が "0" になっていた。最後に残った白鳥が3月11日に飛び立ち、今冬飛来した全ての白鳥が北へ帰ったそうだ。鴨はまだ残っているのでしばらくは鴨の天下だけれど、鴨も渡り鳥だからいずれ北へ帰ることになるのだろう。

	オナガガモとヒドリガモは仲良しなのか、混ざって大きな集団を作っている。どちらも人慣れしているのか、それとも人に獲られる心配がないと思っているのか、遊水池の入口に近く、人が歩いてくる道筋の辺りに固まっている。

マガモは、人通りのあるところから離れたところに固まっている。マガモは昔から鴨捕りの対象だったので、人を警戒しているというのを聞いたことがあるけれど、本当だろうか。鴨捕り権兵衛さんの時代は既に遙か昔に過ぎ去っているけれど、鴨の頭の中には鴨捕り権兵衛さんが生き続けているのか。