今日の常念岳

安曇野から見える代表的な山である常念岳を中心に、安曇野の自然、日常の風景など、画像で綴っていきます。

ツールド八ヶ岳

2013-04-14 22:10:31 | その他諸々
4月14日、今日行われた「第27回ツールド八ヶ岳」に出走してきた。

登り坂が嫌いなのに何でヒルクライムなんかに出るのかな、というのはいつも思うこと。特にツールド八ヶ岳は、春先にあるので練習不足と太め残りという問題があり、更に、一昨年出た時に2時間近くかかって惨敗した記憶があるので、去年、今年ともに出否をかなり迷ったレースだった。去年は迷っている時にベトナムに行っていたらその間にエントリー期限が来てしまい不出走。しかし、今年はエントリー期限の日に何故かエントリーしていた。



朝6時頃、スタート地点近くの駐車場に着いた。八ヶ岳がきれいだ。しかし、寒い。多分氷点下になったのではないかな。寒いし暇なので、受付に行ってくる。歩いて往復したら体が温まってきた。前回出た時には冬支度で出走したのだが、途中で暑くなって困った記憶がある。体も温まってきたし、日差しが暖かくてこれから気温も上がってきそうだし、ということで、夏支度にスイッチ。季節柄、ということで、桜ジャージで出走することにした(後でこれが思わぬ効果をもたらす)。

若干の防寒をして、数km走ってウォーミングアップ。そのあと防寒装備を預け荷物にした。しかし、スタートを待っている間風が寒い。折角体暖めたのに、すぐに固まってきてしまう。マトリックスの安原監督が「最初の3kmがきついけれど、そこでとばしすぎて2.5kmも行かないうちに息が上がってタレてくるやつが結構いる」と言っている。はい、それは私です。前回そうでした。

今回は総合順位810位に賞金が出るらしいので、810位狙いで行こう、としたら、速い方から7割位の所でゴールすればよいかな、ならば前半からゆっくり登って粘り込めばいいか、と思いつつスタートしたのだが、自分で思っていたよりも脚がよく回っている。前回は、スタートして2、3km走ったところでずるずると集団後方に下がってしまい、そこから置いて行かれるだけという記憶しかないのだが、そこに来てもばんばん抜かれるわけでもなく、かといってがんがん抜いて先に行けるわけでもなく、雰囲気的に中位くらいを進んでいるのかな、という感じだ。

集落を通る時にはそこに住んでいる人たちが応援してくれた。そこから上、別荘地の辺りなどでも所々応援の人がいた。その人達が、私の桜ジャージに「桜だ」「桜吹雪だぁ」など結構気がついてくれて応援してくれた。気分的なものかも知れないけれど、少し力を得た感じになった。

スキー場(15km地点)まで70分位。平均速度を計算しようとするが、頭が働かず計算できない。記憶によるとここからがきつかった筈。確かに坂はきついし体力的にも消耗してきてはいるが、脚はまだ動いている。スキー場までの区間はそこそこ暑さも感じたのだが、松原湖の分岐を過ぎた辺りからだんだん寒さも感じてきた。

今日は浅間山もきれいに見えていた。しかし、登っている途中で見ている余裕はない。


白駒駐車場の手前あたりから雪が一気に増えた。GPSを見ながら、総距離が25kmだから、残り2、3kmかな、と思って登っていたら、唐突に「残り1km」の看板が現れた。ダンシングで最後の加速をしようとしたが、途中でタレてしまった。しかし、そこで「麦草峠」の看板が見えたので、シッティングで踏み込んでゴールした。


手元の計時では1時間46、7分の境目辺り。となると、前回(一昨年)のタイムを10分ほど縮めたことになる。快挙だ。

白駒駐車場で荷物を受け取った時、まだ受け取られていない荷物が結構あった(前回は残り少なかった)ので、もしかしたら前回よりも圧倒的にいい順位でゴールしているんじゃないかという期待が湧いてきた。スキー場まで下ったら暫定リザルトが張り出されていた。
タイム:1時間47分12秒(トップとの差:39分20秒)
平均速度:13.99km/h
順位: 79位(男子F)

確か、男子Fってエントリーが160人あまりいたのではなかったかな、DNSが10%だったとすると、この順位はほぼ真ん中あたりではないか。ヒルクライムだとずっと「遅い方から1/3」が定位置だったのに、真ん中辺りというのは私にとって非常に快挙だ。ちょっといい気分。

じゃんけん大会では日本酒狙いだったのだが、日本酒は傾向を読む前に敗退。しかし、そのあと傾向をうまく読み切って味噌を獲得。ただ、それをぶら下げて駐車場まで戻るのは結構辛かった。

駐車場となったグラウンド脇の桜。漸く咲き始めた、といった感じ。家の辺りよりも200m程標高が高いところなので、その差は結構大きいんだな。