今日の常念岳

安曇野から見える代表的な山である常念岳を中心に、安曇野の自然、日常の風景など、画像で綴っていきます。

3月13日

2011-03-14 01:41:29 | 
松本の最低気温-3.8℃(平年比-1.2℃)、最高気温17.3℃(平年比+7.7℃)

金曜日(11日)の午後に大地震があった。私は会社にいたが、妙に周期の長い、船がうねりの中にいるような変な揺れが長く続き、そこそこ離れたところで大きな地震があったことは感じられた。私が住むあたりもずっと以前から30年以内に大地震が起きる可能性が非常に高いといわれているだけに、他人事ではない。土曜日の早朝には栄村でも大きな地震があったし、秋田県沖でも発生している。連鎖的に何が起こっても不思議ではない。以前に何度か訪れた釜石、宮古、陸前高田、大船渡、気仙沼など東北地方の三陸沿岸も、昨年「グルっとまるごと栄村100kmサイクリング」で訪れた栄村も、かなり変わってしまった。自然の力に対してはほとんど無力であり、私はただ今見ている自然がこのまま穏やかにいてくれるのを願うのみだ。

今日はいい天気になりかなり暖かく穏やかな日中だったが、午後から地区の総会に出なければならないという事情があったため、家族で出かけることもできず。自転車で出ても午前中で切り上げて帰ってこなければならなかった。その「総会」というのも、旧態依然とした「ムラ社会」そのものといった感じで、何かを決めるというよりは「集まること」が目的のようなもの。さらに理解不能となったのは、地区の「交通安全協会」というものの存在。東京から長野県に引っ越してきて免許の書き換えをしたときに、半ば強制的に「交通安全協会」なるものの会費を徴収しようとする状態に唖然としたのだが、ここに引っ越してきてからさらに「地区の安全協会の理事」という人が「会費」を徴収しに回ってきたのにも驚いた。東京で免許の更新をしたときには「交通安全協会」など聞いたこともなかったし、近くにいた愛知県から引っ越してきたという人も「そんな会費取られたことない」と言っていた。しかし、ここにはその組織が、それも、県、市、地区の三元的な組織が存在し、さらにそれらがお互い何やっているかわからないという、本当に理解不能な状態で放置されているのである。「地区の交通安全協会」は、カーブミラーの設置や横断歩道のペイントなどをやっていると言っているが、そんなことは道路管理者がやることだろう。本当に理解に苦しむのだが、そこが「そういうもんだ」で片付けられてきた「ムラ社会」の為せる技なのだ。住んでから気づいたことで今や遅すぎなのだが、そういうところ本当に住みにくい。宇宙人ジョーンズなら、もっとたくさん矛盾点を見つけるに違いない。

今日は大口沢~六助池~田溝池経由で芥子望主山に登り、ひゃくにんぱんで補給してからアルプス公園南駐車場経由で帰ってきた。40km程度だった。これは芥子望主山から少し下ったところの展望台から見た北アルプス。


常念岳。雪の部分が増えたように見える。


有明山のあたり


餓鬼岳、烏帽子岳、蓮華岳あたり。


ここまで来ると芥子望主山からは見えなかった爺ヶ岳や鹿島槍以北の山々も見える。犀川あたりからあがる煙が邪魔だ。