それでも僕はテレビを見る

社会‐人間‐テレビ‐間主観的構造

タイと僕と、時々ブリ

2013-09-24 18:44:16 | 新生活の記録
実家から出て、もうすぐ2週間になる。

留学の時を少し思い出すくらい充実していると思う。

私は自分の参照点が完全に留学(特にその3年目)になってしまったことをとても不思議に、また少し切なく思っている。

何を体験しても過去と比べるのは、悪いことではないが、なんだか後ろ向きであり、あまり好きではないのである。

しかし、それでも私はその時間に囚われてしまう。

それは私がそれまでに体験したことが無い諸々のことがあまりにも多く起きたからなのである。



まあ、それはともかく、私は独立して2日目にしてタイ飯をつくった。

小さなタイがやたら安かったからだ。

タイをグリルで焼き、それを米と水と細切りのニンジンと生姜、そして調味料の入った土鍋に入れる。

あとは炊くだけだ。

炊きあがったら、タイの身を骨から外し、飯に混ぜる。

はっきり言って、最高にうまい。



しかし、私はふたつのことを間違えた。

まず、買ってきてからもう一度ウロコを落とすべきだった。

魚屋さんの作業だけでは十分ではない。

もうひとつ、臭いだ。

その時はあまり気が付かなかったのだが、タイはかなり臭いが強い。

食べる分には何も問題がないのだが、部屋に臭いが残るのである。

あとでパートナーに叱られた。



にもかかわらず、私はまた次の週に、タイを買ってきて煮てやったのである。

これまた小ぶりのタイではあったが、なんと半額で3匹250円という魚にも獲った人にも悪い安価であった。

それを生姜と大根と煮てやった。

ポイントは湯から煮ることであると私は考えている。

今度はウロコもしっかり落とした。

煮る時間も完璧だった。煮魚は煮る時間が長いととんでもないことになる。

味はもちろん最高だ。



しかし、臭いがやっぱり部屋に残った。

私はパートナーからまた叱られ、遂にもう二度とタイを加熱して調理しちゃダメヽ(`Д´;)ノ
と命じられた。

色々な魚があるが、タイほど加熱した時の臭いが残る魚も珍しい。



そこで私はもう二度とタイは買わないぞ(刺身以外は)、と心に決めた。

そして、今日授業と業務のあとでとある魚屋に寄った。

今日はパートナーが夕食を外で済ませる日である。

・・・タイは無かった。あっても買わないけどね(o^-')b  

その代り、ブリのアラが250円で売っていた。

・・・・・・・デジャブ?

私はそのアラをブリ大根にすることにした。



とんでもなく、力強いアラ。量もおそらく600グラム以上ある。

それでもアラがそんなに安いのは、アラの調理は手間がかかるからだ。

熱湯にくぐらし、血合いを丁寧に取る。

ここが結構面倒なのだ。

あとは生姜と大根とで煮る。

アクを取り、その後でまず砂糖、みりんを入れる(甘さはしみにくいからだ)。

落としぶたをしてに続け、その後、醤油を入れて煮る。

20分以上経ったところで、火を止め、味がしみるようにする。

味見をする。

・・・・・・ウマい! ヘ(゜∀゜*)ノ ワッショイ!

・・・あれ、・・・臭いが、・・・遅れて、・・・臭ってくるよ。

( ゜∀゜) アヒャヒャ

最新の画像もっと見る

コメントを投稿