mo-diary

酔生夢死ってわけでもないけれど、、、日々雑感

初めての種子島・徳之島

2019年05月16日 | 会社・仕事のこと

5月は比較的天候良好の日が多く、九州・沖縄の島々を訪れるのに好期。

昨年の奄美大島対馬に続いて、初めて、種子島と徳之島に行ってきました。

福岡から種子島へは、九州新幹線で鹿児島中央駅まで行き、鹿児島港から高速船「トッピー」で種子島の西之表港へ。

月曜日朝、まさかの新幹線のダイヤが大乱れ。

とにかく一番最初に来た「さくら」の自由席に飛び乗って出発。

鹿児島中央まで混雑で立つぐらいの覚悟でしたが、そこは首都圏や関西圏とは違って、余裕で座れました。(笑)

無事、予約済みのトッピーにチェックイン。

GWに屋久島へ行ったばかりなので、チェックインの方法はバッチリです。

そして、まさかの、屋久島への道中いろいろと不具合のあった「トッピー3号」、しかも、リクライニングが故障していた座席を、一緒に出張するメンバーが❝引き当て❞ました、、、偶然に驚愕です。

待合フロアにあるラーメン屋「我流風」(がるふ)で昼食を。

「特製ラーメン」なるものにしました。

久しぶりにラーメンを食べましたが、とても美味しかったです。

間もなく出港ですが、屋久島の時にも見た景色、間違いなく「トッピー3号」です。

今回の航海では、何の支障もなく種子島へ到着、、、と言いたいところですが、例の座席、リクライニングが元に戻らなかったそうです。(笑)

種子島の西之表港に到着。

どうしてもお隣の屋久島の景色との比較をしてしまいますが、屋久島の最高峰は1936m、種子島の最高点は282m、対照的です。

仕事まで時間がありますので、まずは種子島のことを学びます。

「種子島開発総合センター・種子島博物館」とありますが、通称「鉄砲館」。

「おじゃりもうせ」は、「いらっしゃいませ」の意味。

種子島やすぐ隣の「馬毛島」でその昔盛んだったトビウオ漁や、種子島での製鉄の様子がリアルに再現されています。

その他にも縄文・弥生時代の出土品の展示をはじめ、種子島の地勢や歴史、民俗をショートムービーを多用して丁寧に説明しているので分かりやすく、もちろん、鉄砲に関する展示は驚くほどのボリュームです。

アワビとトコブシの違い、トコブシは種子島では「ナガラメ」と呼ぶことなどまで解説されています。

 

さて、仕事を終えて、夜は懇親会。

(「なごみ」というお店です。)

刺身の説明をしていただきました、、、「『アカバラ』、『ハガツオ』、『地ダコ』です。」

「アカバラ」(薄切りの方)とは、合ってるかどうか分かりませんが、どうやらカンパチの一種のもよう。

また、「ハガツオ」(厚切りの方)は漢字で書くと「歯鰹」で、鋭い歯を持ったカツオの一種ですが、なかなか出回らない魚のようです。

どちらもとても美味しゅうございました。

そして地元の食材を使った料理の数々。

今回の料理では出ませんでしたが、メニューに「ナガラメ」が旬な食材として出ていました。

種子島の焼酎たち。

お店の大将が「せっかく種子島に来たのだから飲み比べてください。」とのことで、これがほんとの❝飲み放題❞。

ありがとうございました、ごちそうさまでした!

この後、二次会でゆっくりとお話。

フォーク酒場で歌も歌わずすみませんでした。(笑)

モーターパラグライダーから見た種子島の景色などのビデオも見せていただきました。

お付き合いいただいたみなさん、ありがとうございました!

 

翌朝、どうも天気が良くありません。

朝のニュースでもやっていましたが、ちょうど奄美地方が日本で一番早く梅雨入りしたとか。

(スマホのスクショより。)

ホテルを出発する前に、種子島と言えば安納芋なので、妻にお土産で送っておきました。

お天気が心配ですが、種子島の「宇宙センター」へ。

(ギリギリ雨が降っていません。)

ロケットの発射場を遠望します。

(その名も「ロケットの丘」。)

これが発射場(2つ並んでいます)。

写真では左にフレームアウトしていますが、「ロケット組立棟」という巨大な建屋があり、ロケットはそこから敷かれた線路に乗って発射場まで進みます。(すごい設備です。)

「宇宙科学技術館」で勉強します。

見学無料ですが、かなりの充実ぶり。

打ち上げたロケットの歴史。

吹き抜けでは、巨大スクリーンにロケットの組み立てから発射までの映像が流れます。

すごく勉強になりましたが、宇宙への道はお金も時間もかかることがよく分かりました。

ちなみに、不自然なくらい、費用面の情報は説明されていません。(笑)

 

種子島空港へ向かう道中、種子島「マングローブパーク」あたりの景色。

(一番マングローブっぽいエリアは通過してしまいました。)

種子島空港です。

(かなり小ぢんまりしています。)

空港は平屋作りで、保安検査場は1ヶ所、時間ギリギリになるまで開きません。

ということで、空港のレストラン「だいだいの木」で昼食。

屋久島の首折れサバの残像が残っていたせいか、「サバの生姜焼き定食」を注文。

サバの照り焼きでしたぁ。(笑)

サバも美味しかったですが、添えられているイカのリングフライが絶品でした、、、「イカのリングフライ定食」でも十分成り立つかも。

もうひとつ気になったメニュー、「安納芋肉みそラーメン」。

(次回来ることがあれば、絶対これですね。「とまとラーメン」もかなり気になりますが。)

お土産を買いました。

安納芋の甘納豆と、自分用に「インギーカレー」。

島外不出の幻のインギー地鶏100%のカレーは800円也。

 

さて、出発です。

(保安検査場を抜けると、すぐに待合室、そこからの景色です。)

種子島から徳之島へは、種子島→鹿児島、鹿児島→徳之島、が一番早いそうです。

(種子島とは関係ありませんが、奄美群島の空の便です。)

定刻通り鹿児島に到着しました。

(「おやっとさぁ」は「お疲れ様」の意味。)

トランジットの間が3時間ほど空きますが、結果、これが幸いしたようです。

この時は大幅な遅れが出ていた各便ですが、3時間空くことによって、タイムテーブル通りになりました。

 

この3時間待ちのトランジット、出張のサラリーマンはよく経験するようで、ググると、「こうやって過ごした」という記事が結構出てきます。

ということで、それをなぞってみました。(笑)

まずは、鹿児島空港航空展示室「SORA STAGE」を見学する。

(無料。)

シミュレーターやエンジンの外枠(?)もあります。

展望デッキに出て霧島連山を望む。

以上です、、、30分ももちません。(笑)

ということで、一緒に出張しているメンバーがいるラウンジへ。

(マンゴージュース、黒糖柿ピー、黒糖ドライバナナが美味しかった。)

情報収集のために集めて来たパンフを読みます。

なかなか面白いです。

鹿児島の離島の比較(人口、面積)。

(奄美大島がやはり大きい。)

同じく全国の離島の比較。

(奄美大島、全国でも大きい。)

そんなこんなでほとんど退屈することもなく、出発時刻。

飛行機の月刊誌には、先日行った軍艦島の記事。

ずーっと厚い雲の上を飛んでいましたが、徳之島に近づいてくると、ついに雲が切れました。

そして、この梅雨入りエリアに、ラッキーにもほぼ定刻到着。

「徳之島子宝空港」。

小粒でもジェットなので安定感のあるフライトでした。

空港の名前にもなっている「子宝」、徳之島は全国でもトップクラスの出生率だそうです。

徳之島の3町のひとつ、伊仙町の2016年の出生率は何と「2.81」!

この後、出張先の地元のメンバーに「なぜ?」と聞いてみましたが、❝硬軟❞入り混じった「なるほどなぁ」という答えが返ってきました。

 

レンタカーで目的地まで行きますが、見たことのない形の雲が山に乗っかっています。

道中も厚い雲が上空の半分以上を覆っていましたが、雨には降られず。

仕事は明日で、今晩は懇親会!

(「あかひげ」というお店です。)

刺身の名前を聞き忘れましたが、種子島とはまた違った地元の魚です。

(刺身醤油は、種子島も徳之島も、九州独特の甘い醤油です。)

焼酎は、徳之島では今これが流行っているそうです、「島のナポレオン」。

(翌朝、ホテルの売店にて撮影。)

さすが徳之島、黒糖焼酎です。

地元の楽しい話もたくさん聞かせていただきました。

「ハブは奄美大島と徳之島にはいるけど、与論島と沖永良部島にはいない。」、「ハブはヤギの臭いが嫌い。なので、ヤギを飼っている家が多い。」、「徳之島はヤギの生産が盛ん、ヤギは金になる。」、「闘牛、勝てない牛はすぐにライオンの餌になる。」などなど。

地元ネタだけでなく、いろんな話で盛り上がった懇親会でした。

みなさん、ありがとうございました!

 

翌朝、お天気は回復傾向に見えます。

新聞は屋久島同様、半日遅れです。

闘牛は島の南の方で盛ん。

(さすが闘牛の島です、ホテルのマットが闘牛。)

この後、オフィスに行って現地メンバーと仕事。

種子島でも徳之島でも、本当に有意義な時間でした。

みなさん、ありがとうございました。

 

さて、仕事の後は、飛行機の時刻まで島内を少し回ります。

ウミガメも上陸するという「里久浜」。

注意喚起の看板が孤軍奮闘している感じです。

(「闘牛の散歩」なんてフレーズもあります。)

屋久島とは違って、産卵のための保護の様子は見られません。

続いて、奇岩の宝庫、「ムシロ瀬」。

白い花崗岩と紺碧の海、青い空のコントラストが美しいスポットです。

(シャリンバイやソテツなどが群生しています。)

この他にも風光明媚な海岸線など、ちょっと地味ながらも観光スポットはあるようですが、そろそろ空港へ。

レンタカーを返却。

(すっかり快晴。)

徳之島の空港は種子島よりもちょっと規模は大きい目。

ここで昼食を。

気になったメニューがありましたが、ちょっとチョイスする勇気がありませんでした。

(「軟骨」の説明よりも「煮卵」の説明情報が多い、、、。)

無難に、多分島の豚だろうと思ってトンカツ定食を注文。

ソースは味噌系ですが、わりとあっさりしていて、とても美味しかったです。

ここでも印象的だったのは、添えられているオレンジ(?)がすごく甘くて美味しかったこと、さすが南国。

昼食後、少し時間があったので、お土産屋さんを見学。

徳之島は島全体が赤土で水耕には不適、主要な作物は、サトウキビ、ジャガイモ。

(「赤土新じゃが」、美味しそうです。)

そして、ヤギ。

(食べ慣れていないとハードルが高そう。)

昨晩地元のメンバーが言っていましたが、ヤギ肉は精力がつくそうです。

 

さて、帰路です。

帰りは、徳之島→鹿児島、鹿児島→福岡、のトランジットですが、今回はその間20分というピタピタです。

すっかり晴れたので、上空から景色がよく見えます。

開聞岳。

桜島。

一昨日の噴火でドカ灰が降ったそうですが、アップにしてみると、ちょっと煙を上げています。

定刻に鹿児島に到着して、すぐ近くの搭乗口から福岡行きへ。

(最後の最後にプロペラ機。)

離陸です。

さらば鹿児島、いい出張でした。

(鹿児島空港。)

あまり高度を上げないプロペラ機ということもあって、このフライトでも景色がよく見えました。(天草諸島や普賢岳もくっきり。)

こちらは、雲仙に行った時に走った「諫早湾干拓堤防道路」。

福岡空港に定刻で到着。

 

2泊3日、初めての種子島、徳之島でした。

お天気が心配されましたが、終わってみれば、一度も傘をさすこともありませんでした。

みなさん、お疲れ様でした!

コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 「印度カレー」(博多デイト... | トップ | 「生誕100年 いわさきちひろ... »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

会社・仕事のこと」カテゴリの最新記事