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酔生夢死ってわけでもないけれど、、、日々雑感

酒蔵見学<嘉麻市「寒北斗酒造」>〔2019〕

2019年01月14日 | お酒と美味しいもの

昨年初めて参加させていただいた、「寒北斗」の酒蔵見学

今年も参加の幸運に恵まれました。

SKDさん、ありがとうございます。

行程はおおよそ昨年と同じですが、大違いなのは、今回はお天気に恵まれ暖かいこと。

トイレ休憩も兼ねて、まず訪問したのは、飯塚の「ほとめき市場 一太郎」。

(この鯛の看板も健在です。)

この「一太郎」、保護猫ハウス「ねこ太郎」が同じ敷地にあります。

それと関係があるのかどうかは分かりませんが、キャッチーなポスターが掲げられています。

(ほほえましかったり、笑えたり。)

「一太郎」を出発し、「寒北斗」へ。

今日は、こんなにお天気がいいです!

(バスの車窓より。)

「寒北斗」に到着です。

この雰囲気のいい玄関も昨年と変わらず。

(これからの見学と試飲三昧にワクワクします。)

さっそく、酒蔵見学のスタートです。

一番最初の行程に向かう前に、たくさんの無印の酒瓶がありました。

出荷するお酒は「火入れ」をしますが、そのために一本ずつ瓶に入れて火入れし、またタンクに戻すという工程があるそうで、ここでアツアツの酒瓶を冷やしているそうです。

確かに、触ってみると、まだ温かったです。

昨年と同じく、❝お酒ができるまで❞をたどってみます。

 

≪酒米≫

昨年もあった「山田錦」(福岡産)を中心に、「夢一献」、「壽限無」(じゅげむ)が保管されていました。

ちなみに、酒米生産第1位は兵庫県、福岡県は山口県に抜かれて第3位になったそうです。

福岡県内の酒米の大きな産地は糸島だそうですが、「寒北斗」では、「地元の米」・「地元の水」・「地元の杜氏」にこだわり、産地表示に「嘉穂」(嘉麻市に統合される前の地域名)と書かれていました。


≪洗米・浸漬・蒸米≫

今朝蒸していた酒米が引き上げられた後で、まだ釜から湯気が立ち昇っています。

蒸した酒米は冷やされますが、昔はむしろの上に広げてうちわで扇ぐという人力だったところ、今はコンベヤーのような機械で冷やすそうです。


≪製麹≫

今年も麹室に入るという貴重な体験をさせていただきました。

室内は35℃ぐらい。でもカラカラに乾燥しているので、メガネは曇りません。

ちなみに、温度・湿度は酒蔵によっていろいろなやり方があるそうです。

昨年は見ることができなかった、麹菌を振って寝かせる(酵母を酒米の中に浸透させる)現場を見ることができました。

ビニールカーテンで隔てられている、右が麹菌を振る前、左が振って寝かせているところ。

❷の方で、白い布がかけられたり、そうでなかったりしているのは、1ブロックずつ温度管理をしていて、温度が高いと下げるため布を外すそうです。

室の担当の方が寝ずの番をされています。(お疲れ様です。)


≪酒母(しゅぼ)≫

昨年も教えていただいた、重要工程「一麹、ニ酛、三造り」の「酛」です。

写真拡大部は、「寒北斗」の大吟醸を仕込んでいることを表す札。

ちなみに、「寒北斗」の「大吟醸」はもちろん大吟醸ですが、「吟醸」もお酒の定義上は大吟醸を名乗ってもいい精米歩合等だそうですが、あえて「吟醸」で出しているそうです。


≪仕込み≫

このエリアにはスリッパを脱いで入るのですが、昨年、板間のあまりの冷たさに体が冷え切った思い出がありますが、今年は、全然寒くありません。

この白いタンクは、確かお湯が循環していて、温度管理が比較的容易だそうです。

ちょうど、「搾り」の工程にお酒を移す作業をされていました。

1年目の新入社員の方が作業をされていますが、この寒い部屋で、1タンクにつき4時間、ずっとこんな感じでかき混ぜ続けるそうです。(がんばれ!)

この写真の奥に見える、グリーン(?)のタンクは昔ながらのタンクだそうで、温度管理がとても難しいそうです。


≪搾り≫

昨年も見た、インパクト十分の搾り機に、もろみが上からホースを伝って流入し、濾されて原酒がこのタンクに溜まっていきます。

(この生原酒が美味しい! 今年は飲めませんでしたが。)

そして、今年は搾り機よりもインパクトがあったのが、無造作に積み上げられた、酒粕!

大量の超良質な酒粕、すごいです。

 

昨年同様、見学はここまで。

次は、≪瓶詰め≫体験です。

昨年は、食事をする部屋で利き酒をしましたが、今年はここで利き酒です。

(一番手前が「寒北斗」が誇る大吟醸。)

今日出していただいた8種類のお酒、少しずつ全種類いただきましたが、今年はこれがいいかなぁ。

(売店にて。)

瓶詰めは昨年体験済みなので慣れたものです。

瓶詰めしているお酒は「純米吟醸」、高級品です。

瓶の口までフルに注ぎ込んで、ラベルを貼ってスタッフの方に渡すと、お土産として❝ラッピング❞してくれて、帰りに渡していただけます。

(ラベルを貼らないといけないのは❝大人の事情❞。)

そして、「寒北斗」の今年の新たなチャレンジです。

酒粕を利用した、いろいろな「食」を販売すること。

この中でも、本日が初めての販売となる、「酒粕あんぱん」の試食&販売。

あんぱんを小さく切って、トースターで少し焼いたものを試食させていただきましたが、激ウマ。

あんこは、黒と白の2種類、どちらも美味です。

お値段が普通のあんぱんの倍ほどですが、こんなに美味しいなら、きっとヒットすると思います。

 

さてさて、お待ちかねの昼食タイム。

(豪華なお弁当。)

もちろん、「寒北斗」のお酒をたらふく飲めます。

利き酒では出ていなかった、最高峰の「純米大吟醸 吟遊 雫」。

(隣の小さなおにぎりは山田錦のおにぎり。)

最高峰はお値段も❝最高峰❞。(笑)

利き酒で出ていたお酒を大体全種類いただきましたが、燗酒の「喜平太」がとても良かった。

ということで、「酒粕あんぱん」とお酒2種類を購入。

(一番右は瓶詰めしたお土産のお酒。)

買い物も終わりましたが、出発までまだ少し時間がありますので、ちょっとだけ散歩してみました。

「寒北斗」の前の道ですが、この先に進んで行けば、酒蔵の名前の由来となった「北斗宮」があります。

手前には、お寺もあります。

(「光圓寺」とあります。)

14時半頃でしょうか、「寒北斗」を出発。

今回も楽しく、美味しく勉強になる見学をありがとうございました。

 

帰路、小倉駅に向かいますが、途中、昨年同様、直方の「もち吉」本店に寄ります。

好きなタイプの軽いスナック菓子がありましたので買いましたが、108円だったので、ちょっと恥ずかしかったですね。

(左の「のり天チーズ味」は「一太郎」で買ったもの。SKDさん、ありがとうございます。)

「もち吉」を出発し、道中、八幡方向の景色。

(バスの車窓より。)

もちろん渋滞もなくスムースに小倉駅に到着。

うっちー夫妻にお土産をいただきました、ありがとうございます!

両手にお土産を持って新幹線口へ。

見学ツアーを添乗していただたお二方、「寒北斗」のみなさん、SKDさん、うっちー夫妻、今年もありがとうございました!

やっぱり酒蔵見学は楽しいですね。

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