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酔生夢死ってわけでもないけれど、、、日々雑感

手造り焼酎「山ほたる」

2024年06月19日 | お酒と美味しいもの

昨年の人間ドック受検後の懇親会の時にいただいた「山ほたる」を開栓しました。

(酒豪さんおススメの米焼酎。開けるのを楽しみにしていました。)

「山ほたる」は熊本県球磨郡あさぎり町の「高田酒造場」の限定品です。箱の中に「山ほたる」を紹介する「ご案内」が入っていましたが、とても興味深いというか味わう前に勉強になりました。そのポイントです。

 ・創業120年以上の当蔵の焼酎は全て手造り。石蔵の麹室、仕込みは伝来の甕仕込み。
 ・石蔵の麹室は経験値の高い人の手が必要で九州でもほとんど見かけなくなった。
 ・甕は下部が土中に埋められているので温度が一定となる、焼き物特有の働きでもろみの発酵に最適。
 ・吟醸の香りを追い求めて19年、酒米は自家栽培の山田錦。
 ・原酒タンクは2つだけ。限定約8500本。
 ・「山ほたる」の名は、焼酎づくりは全てにおいて自然に徹したいという思いを込めて。(ご当地は初夏にホタルが乱舞する里山。)

焼酎に夏酒という季節性があるのかどうか分かりませんが、ボトルは何とも涼やかな夏酒の印象を受けます。

(「ご案内」によれば、おススメの飲み方は、ロック or ストレート。)

九州でいただいた酒器のうち、もっとも香りが立つ「高取焼」(鬼丸雪山窯、福岡県東峰村)の「香るカップ」で香りと味を楽しみます。まず驚いたのは、焼酎とは思えない香り。日本酒に例えるのは「山ほたる」に失礼だと思いますが、日本酒以上の吟醸香が立ちます。米焼酎はここまで化けるのかと本当に驚きました。お味の方は、フルーティーという言葉では奥行きの説明不足になってしまいますが、その方向感の芳醇さを感じます。ロックでいただきましたが、氷が融けて僅かなりとも❝水割り❞になるのがもったいないと直感しましたので、焼酎は常温保存ですが、「山ほたる」に限っては冷蔵庫でキンキンに冷やしてストレートでいただくことにします。

「山ほたる」をいただいた酒豪さんがはまっているというのも納得の逸品です。

(シリアルナンバーは手書きです。8530本中1422本目。)

素晴らしい米焼酎をありがとうございました。

博多、大阪に続き、東京でも献血を続けています。直近の献血をして半月。体重・血圧ともかなりいい感じです。大手を振って晩酌を楽しむことができる今日この頃です。(笑)

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