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2024GW 外房内浦山温泉「緑水亭」2泊旅行③[「旬彩の宿 緑水亭」(2日目、3日目)編]

2024年05月03日 | 旅行記

2日目の朝。昨日は午前中小雨→午後曇りというお天気でしたが、今日からは晴れ間も見えるようで、お天気は回復傾向です。

(朝6時半頃の景色。すっかり陽が昇っています。)

何はともあれ起き抜けの温泉。

(晴れた日の朝に温泉に浸かってみて分かったこと、太陽がまぶしい。(笑))

朝食時刻は8時か8時半。連泊の中日ですのでゆっくりと8時半に。朝食の献立表。

(朝食の献立表がない宿も多いですが、当宿は食材情報まで書かれていて助かります。(笑))

「重箱」ということで小鉢にいろいろ。

(重箱の中の手前の超小鉢には、上段左から、オクラおかか和え、いくら、青さ海苔の佃煮、蛸の塩辛、房州産ひじきの煮物、下段左に移って、ほうれん草の白和え、しらす大根卸し、辛子明太子、五目卯の花、きんぴら牛蒡。)

右上の刺身用小鉢の❝団子❞は「地魚のなめろう」です。

(マグロ、ヒラメ、カンパチをなめろうに仕上げています。昨日は「オドーリ・キッチン」で❝イタリアンverなめろう❞を食べましたが、今朝は郷土料理の真・なめろう。)

御飯は釜炊き。

(1人1釜。お米は鴨川産「ミルキーサマー」。宿の方曰く、「ミルキークイーンは流通していますが、ミルキーサマーはまだあまり見かけない珍しい品種です。」とのこと。確かに、翌日帰路に立ち寄った「みんなみの里」でお米を何種類も売っていましたが、ミルキークイーンはありましたが、サマーはなかったですね。)

なめろうは味変で楽しめるとのこと。まずはご飯にのせて「なめろう丼」、次に味変で出汁茶漬け。

(なめろう丼と出汁茶漬け、食べた感想ですが、私は(醤油多めの)なめろう丼の方が好みかなぁ。イメージとしては、限りなくネギトロ丼に近いですが。(笑))

焼魚とお味噌汁が時間差で登場。

(焼魚は塩鮭と鯖。お味噌汁には幅海苔が入っています。味噌汁に入ると、幅海苔と言われなければワカメと思ってしまうくらいに❝海藻❞に戻っています。(笑))

さて、ここで今晩の夕食の主肴を選びます。

(昨日の❝選択メニュー❞に、何と「金目鯛姿煮」が追加されています。「緑水亭」は連泊は2泊までの限定ですが、連泊者特典で2泊目の夕食には金目鯛が登場するとのこと。)

宿の方曰く、「金目鯛姿煮ですが、お二人でも食べ応えのある大きなサイズなので、おひとりは金目鯛、もうお一人は別のものがおススメです。」とのこと。妻と昨晩のうちに「明日は伊勢海老を雲丹焼ともう1種類の調理法で食べよう。」と打ち合わせ済みでしたので、迷わず「金目鯛姿煮」と「伊勢海老の雲丹焼」で決定。これで主肴の全食材制覇です。

連泊の人は中日に出かける人もいるのでしょう、朝食後、宿の方に「どこかにお出かけになりますか?」と訊かれましたが、「いえ、部屋でゴロゴロしています。」と即答。(笑) ということで、朝食後は部屋に戻って、温泉、テレビ、昼寝、スマホ、PC(YouTube等)の繰り返しで怠惰かつ贅沢な時間を過ごしました。(笑)

3時には「本日のお菓子」を出していただけます。

(クリーム大福。左:小豆粒餡、右:コーヒー餡。私はコーヒー餡をいただきましたが、とても美味しいクリーム大福でした。この柔らかさと美味しさは自家製かも。)

おやつの後も何だかんだと部屋で楽しく過ごしていましたが、18時、夕食です。

(主肴以外のお料理も1日目とはかなり変化あり。)

■先付:落花生豆腐・生雲丹・山葵・木の芽 ■前菜代わり:ローストビーフ(サラダ仕立て、和風ソース、山葵)

(落花生豆腐、美味しいです。もう一回り大きいサイズでも良かったのに。(笑) 奥のサラダ仕立てのローストビーフですが、5切以上あったような。こちらも美味しい!)

昨日メニューで見て「2日目に飲もう。」と決めていた「利き酒セット」。

(「腰古井」は勝浦の「吉野酒造」、「亀田酒蔵」は鴨川の酒蔵。「純米大吟醸」とだけ書かれていますが、「寿萬亀」という亀田酒蔵最上級の一品です。ちなみに、「腰古井」は、吉野酒造のある腰越という地名に❝古井❞(古い井戸)の音を当てて命名されたとか。)

「腰古井」も「寿萬亀」も初めていただきますが、そもそも房総の地酒を飲んだことがないかも。それぞれの味わいがある中にも共通して感じたのは、①大吟醸でもガツンとくる強さ、②とろみを感じる濃厚さ、③冷やされているのに立つ甘い香り、というところでしょうか。これはいい酒です、房総の地酒、すっかりファンになりました。

■御椀:鴨川産地蛤の潮汁、白髪葱、桜麩、木の芽

(見たことがないくらいの立派なハマグリ。食べやすいように半分に切ってありました。)

■造里:本日の御造り、本鮪中トロ

(本日の御造りは、ヒラメの薄造りです。薄造りは私たちの大好物。)

■主肴:選択料理

まずは伊勢海老の雲丹焼が登場。

(伊勢海老の大きさよりもウニの量の多さに驚きました。)

妻とシェアして銘々皿に取りましたが、伊勢海老もウニも食べ応え十分の量です。

(昨日の「オドーリ・キッチン」のランチで食べた伊勢海老は殻から外すのに悪戦苦闘しましたが、こちらは楽に外せました。)

そして、真打登場、金目鯛姿煮です!

(びっくりの大きさです。尾の先までメジャーを当てれば50cmサイズだと思います。宿の方の事前の説明通り、2人でシェアしても十分。このサイズの金目鯛の姿煮、都心の料理屋で食べたら1万円クラスかも。)

プロの仕事ですので当然ですが、身がふっくら煮付けられていて絶品です。宿の方のおススメで「金目鯛の煮付け丼」をやってみました。

(小ぶりなお茶碗にご飯、その上に金目鯛の身をたっぷりのせて、煮汁をかけて丼に仕上げます。にやけてしまう美味しさです。)

■温物:峰岡蒸し、銀餡掛け(ずわい蟹、湯葉、軸三つ葉)

(峰岡蒸しは卵と牛乳の茶碗蒸しとのことです。プリンがおかずになったような感覚。)

■箸休:季節替わりのシャーベット

(本日もカチンコチンに凍っています。今日は鴨川産レモンのシャーベット。)

■蒸物:里芋饅頭、胡麻餡掛け(生姜、クコの実、スナップエンドウ)

(饅頭ですので中に具餡が入っていますが、ひき肉を使った具餡だったと思います。)

■止肴:帆立貝柱の酢立〆(はす芋、酢取り茗荷、防風、ポン酢ジュレ) ■食事:焼きおにぎり茶漬け、香の物

(「防風」とはセリ科の野菜。)

■水菓子:千葉県産ピーナッツアイス、季節の果物と一緒に

(ピーナッツアイス、美味しい。もう一玉いただきたいところです。(笑))

本日のコースは以上で終了。改めて思いましたが、昨日の鮑の大きさ、かずさ牛の厚さ、今日のハマグリの大きさ、雲丹焼のウニの量、金目鯛の巨大さ、それぞれが高級食材ですが、当宿で出されるそれら食材のレベルというかクオリティが半端ない印象です。1日目も2日目の今日も思い出に残る夕食でした。ごちそうさまでした。

部屋に戻って夜の温泉三昧。

(湯船に浸かるとちょうど見えるピンク系の花を付けたツツジ。今自宅ではツツジの枯れた花弁の掃除が毎日たいへんですが、当宿では枯れた花弁が残ったり落ちたりしていることもなく手入れされています。毎日手間がかかる庭仕事なのでなかなかできることではないのですが。)

今日もいい一日でした。

最終日の朝、ついに青空が見えました。

(そして起き抜けの温泉に浸かると昨日の朝以上に太陽がまぶしい。(笑))

今日はチェックアウトの日ですので、朝食は早い方の8時で。

(昨日の朝食は「重箱」でしたが、今朝は「弁当箱」とあります。)

昨日の重箱の超小鉢から変わって今朝の弁当箱には普通の小鉢がいろいろ。

(弁当箱の黄色の器から時計回りに、野菜のお浸し、鰯甘露煮・胡麻豆腐・めかぶ・生湯葉、インゲン胡麻和え、鮪のたたき、南蛮漬け、お新香四点盛り。)

写真左下のサラダ、烏賊納豆の更に左に蓋付きの器が2つ見切れていますが、筑前煮と茶碗蒸し(具だくさんでびっくり)です。時間差で出された焼魚は鰺の干物。

(ワサビ漬けが添えられています。)

今朝も釜炊きご飯のミルキーサマーを完食。ごちそうさまでした。

チェックアウトは11時です。それまでとにかく温泉三昧。(笑)

(何度も言いますが、いい泉質です。)

内浦山温泉「旬彩の宿 緑水亭」、温泉よし、料理・食材よし(&庭の手入れよし)の宿でした。

(庭を背景にルームキーの写メを。)

名残り惜しいですがチェックアウトです。連泊だと時間を気にせずゆっくり過ごせますし、そのせいか随分と長く滞在した感覚になります。最後に玄関で記念写真を撮ってもらって「緑水亭」を出発しました。お天気も良くなりましたので、晴れ限定の立ち寄りスポットをいくつか巡って帰路につきたいと思います。

 

・・・・・2024GW 外房内浦山温泉「緑水亭」2泊旅行④[完]〔帰路観光編/「鯛の浦」、「大山千枚田」〕へ続く。

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