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酔生夢死ってわけでもないけれど、、、日々雑感

2024GW 外房内浦山温泉「緑水亭」2泊旅行②[「旬彩の宿 緑水亭」(1日目)編]

2024年05月02日 | 旅行記

チェックインの15時にオンタイムで到着。内浦山温泉「旬彩の宿 緑水亭」です。

(「緑水亭」は鴨川市の別ロケ(「海の庭」)と勝浦市(「翠海」)に姉妹館を展開していますが、今回は「別邸 つきの里」という離れタイプもあるここにしました。)

この写メは帰りに撮った全景です。

(間口はこんな感じで質素。奥へ奥へと客室は配置されており、本館8室と半露天風呂付き別邸離れ6棟。)

滞在中外に出ることがなかったので、「緑水亭」の夜の玄関を見る機会もありませんでした。

(夜の玄関。ネットより拝借。)

館内は基本畳敷きで、玄関で靴を脱いだらスリッパ不要で歩くことができます。チェックインは部屋でということで、帳場(フロント)周りをじっくり見ることもなく、今回の部屋へ直行。

(本館と離れのエリアは反応抜群の(笑)自動ドアで区切られています。ここからはスリッパ要。)

予約した部屋は、角部屋と言うよりも一番端の部屋という表現の方がしっくりくる部屋。渡り廊下の曲がり角に立つとこんな景色となります。

(右奥から来ました。左奥には更に離れが続いています。)

離れタイプの部屋「穂の音」。

(離れの名前は「〇の音」で統一されており、穂の他に、風・水・竹・川・笹があります。風・水・川はメゾネットタイプ。)

中に入るとメインの居室は和室。

(正座が苦手なので、座る時は座布団3枚を使っていました。)

和室だけだとしんどいと感じる私たちなので、外に向かって設けられているフローリングのいい感じのリビングエリアがありがたいです。

(左の柱にやや隠れていますが、マッサージチェアもあります。テレビはNETFLIXやAmazon prime videoも見放題。)

窓からの景色はこんな感じです。和の庭。

(目の前に見えるのではなく、窓の左側に広がる景色。庭に向かってもう少し中央の離れでも良かったのですが、向かいの本館の部屋から見えるのではないかと危惧して、この位置にある「穂の音」にしました。)

寝室はシンプル&機能的。

(壁掛けタイプのテレビあり。枕は2つありますが、1つが低反発タイプでとても良かったです。マットレス、羽毛布団も快適でした。)

洗面所・脱衣所もシンプル&機能的。

(右側に見切れてしまっていますが、アメニティ類がとにかく充実しています。女性には高評価かも。)

ここからシャワータイプの浴室へ。

(シャワーヘッドはReFa(リファ)でした。)

浴室から半露天風呂へ。

(「緑水亭」は内浦山温泉の自家源泉「藏の湯」を持っています。泉温が17.5°Cと低いので加温はしていますが加水なし。phは8.63で、ちょっとぬるっとしたタイプでお肌がスベスベします。夫婦ともに好きなタイプの泉質です。)

この半露天風呂、写メでは小ぢんまりと見えますが、私が足を伸ばして入っても余裕の広さ。温泉宿の印象を決めるポイントのひとつ、温泉の泉質(好みかどうか)と浴槽の広さ、いい感じです。

お部屋紹介をもうひとつ。ペットボトルの水は置いていなくて、ウォーターサーバーが設置されています。

(コーヒー、紅茶はこの手前のマシーンで。お茶は個包装のティーバッグが10パック以上用意されていました。)

話は戻りますが、チェックイン時に宿の方から「本日の夕食の主肴を、伊勢海老、鮑、かずさ(上総)和牛の中からお選びください。伊勢海老と鮑の場合は料理方法もお選びください。」と説明がありました。

(主肴のメニュー表。宿の方はお茶とお菓子の用意のために一旦退室しますので、その間に選びます。)

妻と相談の結果、ランチで伊勢海老はいただきましたので、鮑とかずさ牛で決定。鮑は酒蒸しか踊り焼かで悩みましたが、昔々とある宿で食べた思い出の踊り焼を再びということで踊り焼で決定。お茶とお菓子が来ました。

(抹茶と「翡翠餅」。「落花生巻き」は元々部屋に置かれていました。「翡翠餅」、なかなか美味しかったです。)

この後、ゆっくりとお部屋探索した次第です。部屋に置かれている館内施設やサービスなどが書かれている冊子を見ていると、こんな説明がありました。

(「❝一切の対応不可❞とことで回答をいただき、、、」。SB、なかなかつれない対応です。(笑))

これはオマケ情報。先々月に妻が行った伊勢旅行のお土産の「柴犬バッグ」(柴よろし帆布バッグ)をデビューさせました。

(宿の女将にも好評でした。(笑))

さて、すっかり落ち着いたところで、大浴場に行ってみることに。時間帯で男湯・女湯入替となる、「夢見の湯」と「星見の湯」。

(この時間帯は男湯「夢見の湯」。)

ちょうど誰もいませんでしたので、一枚写メを。

(内湯。外に露天風呂があります。内湯に入ってぬるっとした泉質を堪能した後、露天風呂に入ってみると、どうもぬるっと感が物足りません。部屋に帰って説明冊子を見ると、内湯は加温だけですが、露天風呂は加温と加水とのこと。「違いを感じるとは、温泉通になったのかも。」などと内心にんまり。(笑))

大浴場から出ると「御休処」へ。

(リラックスソファや、巨鯉が泳ぐ池のある庭を眺めるカウンター席あり。各種飲み物は無料。)

ビールサーバー完備で、さっそく湯上りの生ビールを一杯。

(うまい! 残念ながら、沖縄の古宇利島「One Suite THE GRAND」のようにビールグラスではなくプラコップですが。)

ちょうど妻と合流できましたので、庭の池に架かった橋に出てみました。

(外構・庭のリフォームを機にガーデニングを再開した私、庭の状態は気になります。隅々まで眺めましたが、隙のないお手入れに感心しきり。そして、直に見ると鯉が更に大きく感じられます。当宿の鯉たち、人を見ても近寄って来ません。がっつく様子が全くなく、食住、満ち足りているのでしょうね。(笑))

この後は部屋に戻って夕食までのんびりです。

(いつものように部屋風呂を満喫。ほんといい泉質です。)

さて、夕食の時刻となりました。食事は「和ダイニング 蔵」で。

(個室が用意されています。意外なほど他のお客さんの声は聞こえず、静かな中でゆっくりと食事することができました。)

1日目の献立表。

(コースを食べ終えて分かりましたが、房総半島は食材の宝庫。海・山の地元の食材ばかりで、今日のランチと不思議なつながりを感じます。)

■先付:桜豆腐・本キャビア ■前菜:青豆翡翠煮、うるい胡麻和え、葛煎餅、蛍烏賊いしり干し、パイン檸檬オイル漬け、花弁百合根、牛蒡チーズ・カダイフ

(右上グラスは食前酒の杏子酒。「カダイフ」とは極細麺。牛蒡チーズに揚げたような極細麺がのっています。)

飲み物は、連泊でもありますので、1日目は焦らず(笑)生ビールを。妻はグラスワイン白。

■御椀:春の沢煮椀(若草新丈、独活、人参、丘鹿尾菜(おかひじき)、蕨、桜花昆布、柚子)

(「若草」って何だったか、失念しました。ほうれん草だったかなぁ、、、。)

■造里:旬の地魚盛り合わせ

(本日の地魚は、「勘八、平目、梶木鮪、真鯛」。白身は地元産の海塩で。醤油ももちろん地元産。千葉は醤油の全国的な産地なので。)

■主肴:選択料理

踊り焼の鮑が登場。思っていたよりも立派な鮑です。まだ火は点いていません。

(網ではなく、陶板鍋で焼くようです。蓋にガッチリ吸着中。)

かずさ和牛(A5ランク)も登場。

(美しい肉です。)

先に鮑の焼き台の燃料に点火。かずさ牛の方も点火して、まずは野菜から焼いていきます。肉が分厚いのでそろそろ焼き始めます。

(これは食欲をそそる景色です。)

そして鮑の方です。踊り焼ですので想定はしていましたが、激しい動き。

(宿の方曰く、「踊り焼は食べたいけど、この❝苦しんでいる❞様子を見るのが苦手で、『(調理場で)焼いてきてくれ』と言われるお客様もいらっしゃいます。」とのこと。何か分かる気がします、、、が、私たちは最後までガッツリ拝見。しかも動画も撮影。(笑))

宿の方が殻から外してバターで仕上げてくれます。

(これで完成。妻とシェアしましたが、柔らかくて美味しい! 見た目から肝を残す人もいるらしいですが、肝も美味しくいただきました。)

かずさ牛の方も柔らかくて激ウマでした。味もさることながら、鮑も牛も出来上がる過程も楽しい主肴でした。

■温物:春野菜の炊き合わせ・鼈甲餡(国産和牛旨煮、筍土佐煮、水蕗、桜麩、降り柚子)

(野菜の後ろに隠れていますが、牛旨煮がうまい。ご飯が欲しくなります。)

■箸休め:季節替わりのシャーベット

(カチンコチンに凍っています。(笑) 本日のシャーベットは日向夏。日向夏と言えば宮崎県ですが、当地でも産するのですね。)

■焼物:鰆の蕗味噌焼き、千葉県産玉葱紫蘇漬け・叩き牛蒡

(器がかなり気になります。(笑) キャベツか白菜を1枚はがしような器、何の野菜をイメージしているのだろう。)

■止肴:もずく酢(鯛真子煮凝り、空豆、生姜、金魚草、土佐酢) ■食事:鴨川産幅海苔のかき揚げ丼、赤出汁、香の物

(「幅海苔」、初めて聞く食材です。宿の方曰く、「高級食材で、お土産物でもほとんど置いていないですが、1枚500円以上します。」とのこと。)

この幅海苔のかき揚げ丼が美味しくて、あとで「幅海苔」のことを調べてみました。

(幅海苔のかき揚げ丼。絶品。)

幅海苔、実は海苔ではなく海藻で、海苔のように板状に乾燥させる製造加工工程のため「海苔」と呼ばれるようです。全国の海の岩場に自生していて、千葉県では南房総・鴨川・勝浦・銚子で採取されるとのことです。漁期は冬期の数日に規制されているとか。お値段の方は1枚500円どころか、2枚入りで3000円弱という高級品。

(幅海苔の収穫の様子。ネットより拝借。)

宿の方が教えてくれましたが、「幅を利かせる」にかけて成功・成長を祈願して食べる縁起物でもあるそうです。

■水菓子:レアチーズケーキ、季節の果物と一緒に

(このチーズが太田和牧場 めぇしばミルク工房産だったら面白いなと思いましたが、どこのチーズか確認せず。)

夕食はこれで終了。地元の食材の豊富さ(クオリティが高い!)と丁寧で美しい料理の数々に大満足です。私たちに適量というのも嬉しかったです。ごちそうさまでした。

この後はいつものように温泉三昧。ご当地外房は夏でも真夏日にならないという隠れた避暑地。夜はまだちょっとひんやりしますが、温泉三昧には絶好の季節です。

(窓の外の夜景。日中のウグイスに代わって夜はカエルと虫の声がBGMです。)

充実の滞在1日目でした。

 

・・・・・2024GW 外房内浦山温泉「緑水亭」2泊旅行③[「旬彩の宿 緑水亭」(2日目、3日目)編]へ続く。

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