昨年の10月、12月に続き、鹿児島に行ってきました。
鹿児島中央駅、栄えています。

そして、「西郷どん」のムーブメント、来てます。
(こんな小さな子まで駅の巨大ポスターの前で記念撮影。)
年度初めの仕事を終えれば、懇親会です。
鹿児島オリジナルラベル。

みなさんとじっくり、かつ深い、本音の話をさせていただき、すごく有意義でした。
ありがとうございました!
二次会は黒豚のしゃぶしゃぶのお店。
羅臼(だったかな)昆布と地鶏(だったかな)の透明ダシとトマトベースのスープの2種類でしゃぶしゃぶ。
(透明ダシにはコラーゲンボールを、トマトスープにはバターとニンニクを投入。)
食材は“さつまブランド”にこだわっています。
もちろん黒豚。
(美しい。)
各種料理も地元食材です。
(デザートは「ホワイトいちご」。)
左上の一皿は「垂水(たるみず)カンパチ」という地元ブランドのカンパチです。
お味は文句なし、あとは知名度。(笑)
お酒は、「八海山」の「あわ」、スパークリング日本酒です。
(「八海山」もスパークリングを出しているのですね。)
いつも明るく楽しいメンバー、盛り上がりに盛り上がって、あっとう間にいい時刻となりました。
今回も遅くまでお付き合いいただき、ありがとうございました。
ホテルはお気に入りの「城山観光ホテル」。
(翌朝撮った写真。)
さっそく桜島を展望できる温泉へ。
(もっとも夜なので薄っすらとしか見えないのですが。)
部屋に戻ってくつろいでいると、こんなのが置いてあるのに気付きました。
(今やホテルにもAI。)
試してみることはしませんでしたが、こちらのホテルの従業員のみなさんの気持ちのいい接客までは無理でしょうね。
桜島が見える海側の部屋だったのですが、暗くて桜島は見えませんでした。
眺望は翌朝までおあずけです。
翌朝。
日の出は「5:52」とのことなので、5時に起床、まずは窓の外を。
(桜島の右上にはまだ三日月が。)
朝風呂で温泉を楽しんだ後、部屋に戻ると、そろそろ左の山の端に太陽がのぞき始めました。
(昨年12月と日の出の位置が桜島を挟んで真逆なり。)
日の出です。
(合掌。)
朝食の後、テラスに出てみると、すっかり日が昇っていました。

今日は朝のうち灰が降っていました。もっとも、肉眼や体で分かったのではなく、車に薄っすら積もった灰で分かりました。
朝食です。
今回は和食で統一してみました。

オープン直後で、品を取るのに少し並びましたが、後ろの方から知らない人たちの会話が。
知らない人Aさん: 洋食じゃなくて和食にするの?
知らない人Bさん: 洋食ってどこもそこそこ同じでしょ。和食の方が地元の素材を楽しめるからね。
なるほど。
こちらの朝食はとても充実していて、わざわざ朝食を食べに来る人もいるとか。
今回私が取った品の一部はこんな感じ。
串木野のちりめんじゃこ(と大根おろし)
枕崎の鰹の漬け
城山観光ホテル自家製のさつま揚げ
黒豚のすじ煮込み
錦江湾のきびなごの一夜干し
さつま汁、かしわ飯
ちなみに、自家製さつま揚げは販売もしているようです。

和食の朝食、美味しかったです。次も和食かな。(笑)
ロビーで見かけたお人形。

あっという間に5月、端午の節句ですね。
さて、鹿児島の同僚の方と合流して、仕事へ、、、
の前に、道中ちょっと立ち寄りです。
城山観光ホテルのチャペル。

桜島が良く見えます。
(さらに灰の噴出量が増えているような、、、。)
続いて、西南戦争の時、西郷さんが最後に立てこもった「西郷隆盛洞窟」。

西郷さんが自決した場所、「西郷隆盛終焉の地」。

「晋どん、もうここらでよか」と言って、別府晋介の介錯で自決したシーンは有名。
「鶴丸城跡」。

明治6年(1873年)の火災で焼失した「御楼門」を再建するそうで、完成は2020年3月の予定とのことです。

ここの石垣には、薩英戦争、西南戦争で打ち込まれた砲弾・銃弾跡が無数に残っていて、弾そのものもめり込んで残っています。
ちなみに、鶴丸城跡には、県の歴史や民俗などを紹介する資料センターの「黎明館」や図書館など、教育に関係する施設が建てられています。

鹿児島が昔も今も人材の育成に力を入れていることがとてもよく分かりました。
車で移動中、運良く西郷さんの銅像を撮ることができました。

ここは軍服姿の西郷さん、上野公園はちょっと粗末な着物姿。
奥さんのいとさんが上野の像の除幕式で「こんなのはうちの人じゃない」と思わず言ったと言われていますが、諸説あるそうですが、一説には、西郷さんは人前に出る時はきちんと軍服を着ていたのに、こんな粗末な着物姿とは、、、みたいな趣旨の発言との説もあるそうです。
島津斉彬公を祀る「照國神社」。

写真奥、小高い山(城山)の上に見えるのが城山観光ホテル。
神社のすぐ後ろ、城山を遮るように建つマンションがとても気になりました。
神社正面です。
(マンションが視界に入る、、、。)
向かって左に広場のような所があるのですが、そこに島津斉彬公の像があります。

随分といろいろな所に立ち寄りましたが(笑)、仕事へ。
仕事を終えて、再び“フィールドワーク”へ。
鹿児島市が一年間の期間限定でやっている「大河ドラマ館」。
(左のパンフです。)
「西郷どん」のテレビのセットが再現されていたりします。

テレビで使った小道具(?)の展示もあります。

あまり大河ドラマを観ない私ですが、「西郷どん」は毎週欠かさず観ていますので、結構「おおっ」と思う品々がありました。
この後、「甲突川」の川沿いをVRアプリを試しながら歩きます。(うまくいきませんでした、、、。)
ほどなく昼食メンバーと合流して、老舗デパート、「山形屋」(やまかたや)さんの大食堂、その名も「山形屋食堂」へ。
(「花喰い鳥」(はなくいどり)は鳳凰が花をくわえた縁起の良いもの。)
このステンドガラスは、大正5年のオープン当時に山形屋の天井にあったステンドガラスがその後消失したものを、発見された原画をもとに復刻されたものだそうです。
その「山形屋食堂」の名物は「山形屋焼きそば」という、皿うどん風のパリパリ麺の一皿。

結構なボリュームで、お腹いっぱいになりました。
地元の定番の食べ方は、まずはそのまま食べて、途中からお好みでテーブルに置かれている三杯酢を回しかけていただく、ということで、やってみました。
三杯酢なのでマイルド、たっぷりかけてもOK、とても美味しかったです。
食後に屋上へ。
誰もいない穴場的屋上ですが、山形屋の昔ながらの“塔”を間近に見ることができます。
(反対方向には桜島も展望できます。)
次なるスポットは、「石橋記念公園・祇園之洲公園」。
鹿児島市の中心を流れる甲突川には、江戸末期、肥後の名石工「岩永三五郎」指導のもと建造された5つのアーチ石橋が架けられていたそうで、平成初めの時代まで現役の橋として使われていたところ、寿命から架け替えることになったので、当時残っていた3つの橋を移築したもの。
(岩永三五郎さん。)
そのまま移築された石橋です。

この石橋のすぐ近くにあるこの石垣のような遺構は、薩英戦争の時、薩摩が据えた砲台の跡だそうです。

薩英戦争のことを少し教えていただきましたが、英国艦隊は圧勝すると思っていたところ、薩摩が奮闘、薩摩藩側が十数人の死傷者に対し、英国側は幹部を含め多数の死傷者を出したとのことで、さらには、本国に戻った英国軍に対し、薩摩への無差別攻撃をしたことへの非難が自国内で巻き起こったそうです。
次は名勝「仙巌園」へ。

こここそ大河ドラマ「西郷どん」のロケで多数使われたことから、園内のそこかしこで、ガイドさんがドラマのシーンの写真を見せながら案内する姿が見られました。
ドラマでも取り上げられていた「反射炉」。
(ミニチュア再現模型。)
こちらは実際の反射炉の土台部分。

「ブラタモリ」でロケをしたそうですが、その回を観るのを忘れたぁ~。
園内で最大の石灯籠。

園内でさらに有料エリアの「御殿」。

もちろん入殿しましたが、見応えがありました。
「あっ、ここテレビで見た!」という部屋もあります。
(中庭。)
「御殿」を出た後、「桜島展望ポイント」へ。

「望嶽楼」の横の「ケラマツツジ」が美しかったです。

「仙巌園」を堪能して(それにしても暑かった!)、「尚古集成館」へ。

「尚古集成館」は、元々は1865年に船などの金属加工のための工場として竣工した現存する最古の洋風工場建築物。
一旦外に出ますが、「尚古集成館」のお隣にある、「薩摩切子工場」へ。

自由に入って見学できます。
(写真撮影可。)
薩摩切子をガラスを吹くところから削りまでを見学できます。
作品も展示・販売されていますが、それは美しいものですが、お値段も高いです。
そして、このあたりの景色や建物の雰囲気に同化するように建っているこれは、「スタバ」。

スタバの同化っぷりが半端ない、スタバすごっ。
続いては、「東郷平八郎元帥」の像。
日露戦争の日本海海戦、あまりにも有名なこの檄。

階段を上ると、像があります。

眺望が開けていて、鹿児島駅や大型船も接岸できる港を一望できます。

世界の海兵からネルソン提督とともに尊敬されている東郷元帥、今も海外から鹿児島に寄港する海兵は必ず東郷元帥像にお参りに来るそうです。
駐車場のツツジが満開。

街中のツツジも満開で美しかったですよぉ。
最後に「南洲神社」へ。
「西郷南洲顕彰館」の駐車場から少しだけ歩きます。
(ここからも桜島が見えます。)
「南洲神社」の鳥居。

この鳥居と一直線上に西郷さんのお墓があります。

墓地からも桜島を望むことができます。

一番驚いたこと、「御祭神」が「西郷隆盛命」。

西郷さん、神として祀られています。
合掌。
「南洲神社」、御朱印をいただけるようですが、御朱印帳を持って来なかったのと、時間もなかったので、御朱印は次の機会に。
全てのスポットで、鹿児島の同僚の方がいろいろなことを説明してくれましたが、「なるほど」という話を聞きながら巡ると充実度が違いますね。
本当にお世話になりました、ありがとうございました!
この後、鹿児島中央駅に送ってもらって解散。
鹿児島に来たらいつも買って帰るこちらを駅の山形屋さんで購入。
(今回は「知覧紅茶ジャム」にしてみました。)
そして、この2本はいただきもの。

「薩摩で唯一の清酒」、どんな味でしょう、楽しみにいただきます。
ありがとうございました!
懇親会で貼り出されていた横断幕。

力がみなぎりますね。
みなさん、今回もありがとうございました!