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酔生夢死ってわけでもないけれど、、、日々雑感

鹿島 → 太良「蟹御殿」 → 長崎 → 諫早「北御門」

2017年10月09日 | 旅行

三連休、妻が来福です。

以前の福岡勤務の時に“やり残したこと”のひとつ、「竹崎蟹を食べよう!」が実現しました。

計画はざっくり、(1日目)鹿島と太良の道中で立ち寄って「蟹御殿」で竹崎蟹を堪能、(2日目)妻の希望で長崎を観光して、うなぎの名産地、諫早でうなぎを食べる、という感じ。

2日目の計画(?)は1日目の終わりに決まりました。

長い旅日記です。

 

旅のスタートは、東京から来る妻をお迎えすることから。

(妻の到着を空港近くのコンビニで待つ。)

とにかく天気がいい!

妻をピックアップして、そのまま高速で一路鹿島へ。

佐賀の田はもう実りの秋です。

(こういう広大な景色が随所に。)

一面に米が実っていて、あまりの美しさに車を停めて写真を撮りました。

最初の立ち寄りは、「肥前浜宿」の酒蔵の街並み。

駅です。

(この渋さに妻が感激していました。)

酒蔵の街並みは観光客もほとんど見かけずひっそりしています。

人が少ないと思ったら、三連休最終日に、蔵開きでしょうか、イベントがあるようです。

鹿島は銘酒が多いと聞きましたが、その通りのようです。

仕込み水が無料で飲めます。

夏のような日差しの中、喉をうるおして生き返ります。

来て見ないと分からない土地のお話。

恵比寿さんなのですが、ここでは鯛ではなく鮒を抱えておられます。

鯛が獲れないし高級なので、形の似た鮒で代用されているそうです。

有名な「君恩」(くんおん)の酒蔵に立ち寄ってお土産を物色。

興味津々のお酒がずらり。車じゃなかったらあれもこれも試飲したいところです。

妻が梅酒(全国一位受賞)のまさかの一升瓶を買いました。東京に持って帰るそうです。

 

次は肥前浜宿からほど近い「祐徳稲荷神社」へ。

想像以上に(すみません)立派です。

清水寺を思わせる舞台のような本殿。

この暑さで「階段はちょっと、、、」というところ、エレベーターがあったので乗ろうと思ったら、有料。びっくり。

麓から心の中でお参りしました。

 

続いて、「道の駅鹿島」。

(「干潟体験」ができるそうです。)

「ガタリンピック」で有名ですが、お土産が面白いです。

やはり、「むつごろう」と、口が映画のエイリアンに似ている「わらすぼ」で押しています。

(わらすぼはラーメン(のだし?)になっていました。)

鹿島のみなさん、むつごろう・わらすぼじゃないお土産を買ってすみません。

私たち夫婦のお約束、ご当地ソフトを食べました。

「みかんソフト」、かなりのみかんの存在感でした。酸っぱいのが好きな人におススメです。(私にはやや酸っぱすぎて妻のバニラと交換してもらいました。)

こちらの道の駅は眺望が素晴らしいです。

本当に「干潟体験」をしている人がいるとは思いませんでした。

(みなさん泥っ泥です。)

遠くに目をやると、むつごうろう漁でしょうか。

むつごうろうの釣り方(ひっかけ方)は昔「釣りキチ三平」(矢口高雄作)で見たことがあります。

本当に最高のお天気です!

(空を映す干潟が美しい!)

竹崎蟹が売ってました。

(意外と高いですね。)

値段は大きさに比例するようで、このサイズが一番大きいクラスみたいです。

今晩食べるであろう竹崎蟹のゆでる前を見ることができました。

 

鹿島から太良に入りました。

「道の駅太良」。

「道の駅鹿島」よりも、地の物の売っている日常の市場という印象です。

館内では何やら焼いているいい匂いがしてくるのですが、ここで買い食いすると夕食に差し支えますので、ぐっとがまん。

 

道の駅からすぐの所、個人的には一番関心があった「海中鳥居」です。

地上に1つ、海中に3つの鳥居が並んでいます。

訪れた時は16時頃だったでしょうか、干潮で鳥居が全く「海中」ではありません。

(一番奥の鳥居まで歩いて行けます。)

後で宿に行って分かったのですが、翌日の満潮が11時前。

チェックアウト後ちょうどいい時間なので、翌日再訪すると、こうなっていました。

(おおっ、沈んでる!)

かなりの沈みっぷりです。

これには妻も感激。再訪して良かったです。

有明海の干満の差、すごいですね。

それにしても、この海岸、白くてきれいなのですが、この白いのは全て牡蠣殻!

自然とそうなっているのか、廃棄場所なのかは分かりませんが、牡蠣好きにとっては圧巻です。

 

「蟹御殿」へのルートを少しだけ逸れて、「竹崎城址展望台」へ。

全く人気がありません。

この城は展望台として建てられたもので、登ることもできますが、数種類の鳥がヒッチコックの映画みたいに団体で飛びまくっていて怖いです。

数分いただけで離脱です。

 

そしていよいよ「蟹御殿」に到着。

(翌朝撮影。)

ロビーは木調でオシャレな印象です。

(翌朝撮影。)

ロビーでチェックインする間にプリンと枇杷の紅茶で一息つきます。

テーブルにはこんな情報が。

先日職場の方に「今年は豊漁みたいですよ。」と教えてもらいましたが、本当に豊漁のようです。

宿の人に聞いてみると、「豊漁なのですが、小ぶりな蟹が多いんです。うちはどんな時も最大級を確保できるルートで仕入れています」。

すごくいい香りの枇杷紅茶をいただきながら、ロビーからの景色を見ると、絶景です。

(干潮ですね。)

お部屋に案内してもらいました。

露天風呂付きのお部屋。

そこからの景色はこんな感じ。

(かなり夕暮れになってきました。)

翌朝撮った露天風呂の写メ。

結構ワイルドな造りです。

特典で、貸切露天風呂が1回無料。

さっそく予約して行ってみました。

そこから見る干潟の夕暮れが美しい!

太良町のキャッチフレーズ、「月の引力、海の引力、豊穣の海、有明海の幸。」、うなづける美しさです。

(太良町のパンフより。)

風呂にも入ってそろそろ夕食なので食事処へ。

小鉢とお造りから始まるコースはこんな感じです。

蟹の前に、宿から、有明海の海老&地元の朝採れのアスパラをプレゼントしていただきました。

(ありがとうございます!)

お酒がめちゃめちゃ進みます。

たまらず、蟹御殿セレクトの佐賀の銘酒の「きき酒セット」を。

「鍋島」、「天吹」(あまぶき)、「肥前蔵心」。

どれも相当美味しいです。佐賀に銘酒あり、ですね。

さて、真打ちの登場です。

ゆで蟹!

「道の駅鹿島」で見たのよりも更に大きいです。

持ってみると、ずっしり重いのですが、食べ方が分からないので、さばいていただきました。

(宿の方はさすがです、手慣れた感じで数分でこの状態。)

これはうまい!

蟹好きの人の中には、「蟹で一番うまいのは竹崎蟹」と言う人がいるのも納得です。

身の密度、甘さ、ミソの旨み、とにかく全て美味しいです。食べ応えも十分。

次に焼き蟹。

こちらはゆでから一変して香ばしさ全開です。

日本酒の肴としては超強力、一気にお酒を飲んでしまいます。

竹崎蟹、大満足です。

最後のご飯は、佐賀のお米で蟹飯。

(左:湯気噴出、右:炊き上がり。)

食事の途中で火を点けてテーブルで炊き上げます。

このつやつや、すごいです。

(うまい!)

「蟹御殿」の基本宿泊プランの蟹づくし、大満足です。

妻も大喜びでした。

 

食事後、最上階の展望露天風呂でゆっくり。

景色は夜よりも朝の方が良さそうです。

 

翌朝、さっそく展望露天風呂に行きました。

(こんな感じです。)

ちょうど一眼レフを持って日の出を撮りに来ていたオジサンと並んで写メ。

(ご来光。)

朝の有明海です。

(まだ干潮ですね。)

もちろん、写メの後は、オジサンともどもゆっくりお湯に浸かって景色を堪能。

そうこうしているうちに朝食。

主役はお米!

前日に朝食時刻を聞かれるのですが、その時刻に合わせて南部鉄釜で佐賀のお米を炊き上げてくれます。

朝食はこんな感じです。

ひとつひとつの食材がとにかく美味しい。

くつぞこ(舌平目)、豆腐、玉子、もずく、などなど。

有明海、太良の豊かさを堪能させていただきました。

食事後、最後に入り残した「有明海の湯」へ。

外湯としても利用可能です。

行ったのですが、既に朝の営業時間が終わっていて残念。

まぁ、いろいろなお風呂に入れたので良しとしますかね。

ここでいただける特典のソフトクリームはしっかりいただいておきました。(笑)

 

「蟹御殿」さん、お世話になりました。

部屋もお風呂もホスピタリティも最高で快適でした。

何より竹崎蟹、素晴らしかったです。

今は雄蟹のシーズンですので、次回は雌蟹のシーズンに再訪したいものです。

 

さて、2日目は、妻の希望で長崎観光、食事は私の希望で諫早のうなぎ、となりました。

長崎は予習済みです。(笑) (NAGASAKI

道中、フルーツの産地ということだと思いますが、バス停がいろいろなフルーツ。

ほのぼのとしていてなかなかいいものですね。

 

諫早通過の長崎到着。近いです。

パーキングに停めて観光。

これまた妻の希望で「出島」へ。

後で「稲佐山」にも登ろうということになりました。

(あの山の頂上が「稲佐山」。)

出島の、昔の船の出入り口「水門」。

(ゆるキャラの「さるく」ちゃんが隠れてしまいました。)

拝観料を払って入ると、すぐに案内の方がいて、見所や出島のあれこれを分かりやすく教えてくれます。

(この着物&笠の方です。)

一番の見所は「オランダ商館長の居宅」とのことで、そこを重点的に見学。

(左の真ん中と下の写真は別の建物「一番船船長の部屋」です。)

現在、観光の出入り口は「水門」だけですが、近いうちに、元々人の出入り口だった「表門橋」が完成するそうです。

(この橋。)

妻と私が一番テンションが上がったのは、これ、「ミニ出島」。

なかなかのスケールで、往時の海に囲まれた出島を見ることができ、すごくいいです。

 

「出島」から車に戻って、「稲佐山」に登ります。

本当は開催中の「長崎くんち」を見たかったのですが、当日はちょうど町を練り歩く日だとかで、「ここに行けば見れる」という日ではなく、偶然のラッキーに委ねることになりました。

で、結局人混みは見れたのですが(笑)、お祭りには出会えず、「稲佐山」頂上に到着。

おおっ、これは絶景!

別の方向も絶景!

「稲佐山」と言えば夜景ですが、昼の眺望も超おススメです。

展望台に祭の紹介がありましたので、「長崎くんち」はこれで見たことにしておくことに。

その横には、以前妻と見たことがある「ランタンフェスティバル」。

(懐かしい。)

妻は「軍艦島」に行きたいようですが、あいにくクルーズ船が満席だったとか、次回それだけのために長崎に来ることにしましょう。

(展望台のポスターより。)

感激の絶景の「稲佐山」、大満足でした。

 

長崎の最後は、「平和公園」、「原爆資料館」、「浦上天主堂」。

合掌してきました。

「長崎原爆資料館」もしっかりと見学。

「浦上天主堂」は外観だけを見させてもらいました。

あまりにもざっくりとした長崎観光でしたが、以前グラバー園や孔子廟など南の方は行ったことがありますので、今回はこんな感じで夫婦ともども満喫できました。

軍艦島はじめしっかりと計画を練ってまた来たいと思います。

 

旅の締め括りは、諫早で早めの夕食。

私の希望で、うなぎの「北御門」へ。

先日の出張で長崎の方が、「諫早のうなぎは本当に美味しい、お店は『北御門』かな。」ということを話されていた覚えがあり、来てみました。

「う巻き」、「白焼き」を注文。

両方の美味しさに妻と「あと何切れかほしいね。」と冗談を言っている間にメインがテンポよく出てきました。

私は「御膳」(うなぎとご飯が別々)を。

楽焼きの特製器のふたを開けると、うなぎ!

妻は「鰻丼」。

きちんと確認したわけではありませんが、焼いてから蒸してあるのか、表面がパリッとしているのに中はふわふわ。

タレの濃さも絶妙で、最高に美味しいです。

来て良かったぁ。

ごちそうさまでした。

 

あとは帰るのみ。

ちょうど高速を走っている時、大村湾あたりでしょうか、夕日が抜群にきれいでした。

妻が助手席から写メ。

ベストショットをゲットしました。

(妻撮影。)

旅の〆にふさわしい夕日。

 

一泊二日でしたが、盛りだくさんな旅でした。

“やり残したこと”を実現できた達成感と満足感、それに良い妻孝行ができました。(笑)

やっぱり旅っていいですね。

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