NPO大阪シニア自然大学植物科の有志8人のメンバーさんたちと木津川市植物同好会メンバー12名合同の観察会でした。何でも、毎月(12月~2月を除く)加茂町に来られて植物の定点観察をされてるそうです
JR加茂駅で合流して木津川の堤防に向かいます。左岸の観察からスタートです。
まず、ユラユラと大きく揺れてるお花たちが目につきました「アレは何やろか?」
近づいてよくよく見るとハナウド。
ハナウド(花独活)セリ科
大きな白い花たちが揺れてる姿はとてもキレイでした。
「若い時の葉っぱは美味しいよ、今年もだいぶん食べたね、さっと湯がいてね」っとN先生がおっしゃってました、N先生は植物について、食べれるか?食べれないか?から教えてくださいます。
「テイカカズラやわ~」っと声が聞えました、
テイカカズラ(定家葛)キョウチクトウ科
竹藪に目を凝らしてみると小さな白い花が大きな樹に絡んでビッシリと咲いているのが見えました。
反対側の堤防の斜面には黄色くセイヨウヒキヨモギが群生、その中にそう多くなくセイヨウヒキヨモギに雰囲気が似てる白い花?「よ~く見ると花の仕組みは違うんですよ、もの凄い腺毛があってネチャネチャ」っと、講師のH先生が・・ヒサウチソウと教えていただきました。ヒサウチソウは掌で触ると確かにネチャネチャ、試しにセイヨウヒキヨモギも掌で包んでみるとコレも少々ネチャネチャしてました。
ヒサウチソウ セイヨウヒキヨモギ
ヒサウチソウ(久内草)ハマウツボ科(ゴマノハグサ科)
地中海沿岸を原産とする。北アメリカやオーストラリア、日本(東海、近畿、四国)に外来種として定着している。日本では1982年に愛知県名古屋市で初めて発見された。和名は日本の植物学者である久内清孝に記念して命名されたものである(wikipedia参照)
セイヨウヒキヨモギ (西洋引蓬) ゴマノハグサ科
◆わんちゃんへ
2種(ヒサウチソウ、セイヨウヒキヨモギ)は同じ科です。
どちらも従来はゴマノハグサ科になっていたのですが、DNA解析に基づく新分類では、どちらもハマウツボ科に移されています。 ◆そよかぜより
ノアザミ(野薊)キク科
「深い紫色のキレイな花、花の上を、そぉ~っと触ると花粉が出てきますよ」っとH先生。「蜂になった気分でね」っとも。
以前にそんなこと体験したことありましたのわんちゃんです。愛犬コロと散歩のときノアザミの群生地があります、ノアザミの花の上を見て蜂がきたかどうかの証拠を思わず確認のわんちゃんです。
ちょっと花の色が淡いキツネアザミ
キツネアザミ(狐薊) キク科
アザミはキツイ棘(トゲ)があるけれど、キツネアザミには棘はアリマセン、猟師に追われた狐がアザミに化けたが慌てていたため棘を付けるのを忘れた・・・若葉は草餅に用いるそうです。
ナヨクサフジ(弱草藤) マメ科
「コレってナヨクサフジですよね?」「そうです」後の方から「ナヨ?クサグチ?ナヨッ?」「ナヨナヨナヨのナヨクサフジよ」「クサフジとナヨクサフジって違いはどこですか」っと横から質問が・・・早速分厚い図鑑を取り出す人も、みんなで図鑑を覗きこみます「花柄が花のお尻についてるかどうかが探るところかな?」「と、いうことでコレはナヨクサフジですね」
カラスノエンドウはこの実を先に見た人が花の名前を決めたんやね多分?
恭仁大橋を渡って木津川右岸での観察
ウマノスズクサ(馬の鈴草)ウマノスズクサ科
ジャコウアゲハがコレを食草とします、同じ木津川でも、木津町辺りから下流方面(城陽市辺りまで)にはホソオチョウが居ます、朝鮮半島から持ち込まれて棲みついた外来蝶ですが食草がウマノスズクサでジャコウアゲハが迷惑してます「それって、いわゆる蝶々のブラックバス状態ね」っとUさんが・・・
ツルマンネングサ(蔓万年草)ベンケイソウ科
樋門の向こう側に黄色くビッシリと、生えていました
「マンネングサやけど、何?マンネングサ?やろか?」Wさんが分厚い図鑑(野に咲く花)で早速検証、ツルマンネングサに決定
コレって庭に植えると困るぐらいに増えていきます、けどわんちゃんちの庭では友好的です、嫌いな草が生えるのをふさいでくれてます。
ノビル(野蒜)ユリ科
「ノビルの花ってなかなか見れないです、ほとんど全部、むかごになってしまう、コレで仲間を増やしてるんですけどね」っとH先生。
ノビルって食べれるんですよ、 ノビルのレシピ⇒こちら
タツナミソウ(立浪草) シソ科
花がみな同じ方向に向いて咲くさまを波のよせるのに見たてて立浪草とよんだ。
「この辺りでスズサイコを見かけるんやけど、花の咲いたんは見たことない、花が咲く前にいつも草刈りされてしまうんでね、蕾は撮ったんですよ、ほらコレ」ってカメラの中のつぼみ状のスズサイコを見せてくれはりました。
田植え前の田んぼには
カズノコグサ(数の子草)イネ科
カズノコグサの和名は、牧野富太郎が、いくつかの枝に着いた膨らんだ小穂が互いに密着して、全体として披針形(ひしんけい)の整った型になっている様子を数の子に見立てて名付けた。
イ(藺)単子葉植物イグサ科
イグサ田に栽培されるものは畳表の材料になる(ここは休耕田)
田んぼの畦道には
コナスビ カラスビシャク
コナスビ(小茄子)サクラソウ科
ちょっと毛深いカンジ
カラスビシャク(烏柄杓)サトイモ科
別名:ハンゲ(生薬)ヘソクリ
ハンゲ(半夏)は吐き気どめの妙薬で、生姜を加えて飲みやすくした小半夏湯はつわりに用います。
ヘソクリは昔、おばあさんがお小遣い稼ぎに根っこを売りに行きこっそりお代を貯めていた
木津川の堤防から田んぼの畦道など歩きながらの観察会、また今回もいろんな野草に出会うことができました。また、大阪シニア大学植物科のみなさんとの合同観察会はお互いに刺激になったんじゃなかったかな・・・
【おまけ】
ノビルのお花を見たことが無いっという方のために
PhotoStory1.wmvノビル.wmv
↑2010年6月 木津川(京都府南部)堤防散歩のとき
いつもお花が咲く前に草刈りに会い、スズサイコのお花を見たことが無いッと云う方のために。
2010年7月~8月
午前6時~8時
午後になると萎みます 実(8月下旬)
ウマノスズクサの葉っぱでホソオチョウのことが話題になりました
ホソオチョウPhotoStory1.wmv.wmv
2009.7.15
『ホソオチョウ』➱こちら
この日観察したその他のお花たち
カラスムギ(烏麦)イネ科
マツバウンラン(松葉海蘭)オオバコ科
ノミノツヅリ ノヂシャ
ノミノツヅリ(蚤の綴り) ナデシコ科 小さな葉をノミの綴(つづり=綴織物の衣服)にたとえたもの
ノヂシャ(野萵苣)オミナエシ科
オオカワヂシャ
アカバナユウゲショウ タチチチコグサ
シロバナマンテマ
JR加茂駅で合流して木津川の堤防に向かいます。左岸の観察からスタートです。
まず、ユラユラと大きく揺れてるお花たちが目につきました「アレは何やろか?」
近づいてよくよく見るとハナウド。
ハナウド(花独活)セリ科
大きな白い花たちが揺れてる姿はとてもキレイでした。
「若い時の葉っぱは美味しいよ、今年もだいぶん食べたね、さっと湯がいてね」っとN先生がおっしゃってました、N先生は植物について、食べれるか?食べれないか?から教えてくださいます。
「テイカカズラやわ~」っと声が聞えました、
テイカカズラ(定家葛)キョウチクトウ科
竹藪に目を凝らしてみると小さな白い花が大きな樹に絡んでビッシリと咲いているのが見えました。
反対側の堤防の斜面には黄色くセイヨウヒキヨモギが群生、その中にそう多くなくセイヨウヒキヨモギに雰囲気が似てる白い花?「よ~く見ると花の仕組みは違うんですよ、もの凄い腺毛があってネチャネチャ」っと、講師のH先生が・・ヒサウチソウと教えていただきました。ヒサウチソウは掌で触ると確かにネチャネチャ、試しにセイヨウヒキヨモギも掌で包んでみるとコレも少々ネチャネチャしてました。
ヒサウチソウ セイヨウヒキヨモギ
ヒサウチソウ(久内草)ハマウツボ科(ゴマノハグサ科)
地中海沿岸を原産とする。北アメリカやオーストラリア、日本(東海、近畿、四国)に外来種として定着している。日本では1982年に愛知県名古屋市で初めて発見された。和名は日本の植物学者である久内清孝に記念して命名されたものである(wikipedia参照)
セイヨウヒキヨモギ (西洋引蓬) ゴマノハグサ科
◆わんちゃんへ
2種(ヒサウチソウ、セイヨウヒキヨモギ)は同じ科です。
どちらも従来はゴマノハグサ科になっていたのですが、DNA解析に基づく新分類では、どちらもハマウツボ科に移されています。 ◆そよかぜより
ノアザミ(野薊)キク科
「深い紫色のキレイな花、花の上を、そぉ~っと触ると花粉が出てきますよ」っとH先生。「蜂になった気分でね」っとも。
以前にそんなこと体験したことありましたのわんちゃんです。愛犬コロと散歩のときノアザミの群生地があります、ノアザミの花の上を見て蜂がきたかどうかの証拠を思わず確認のわんちゃんです。
ちょっと花の色が淡いキツネアザミ
キツネアザミ(狐薊) キク科
アザミはキツイ棘(トゲ)があるけれど、キツネアザミには棘はアリマセン、猟師に追われた狐がアザミに化けたが慌てていたため棘を付けるのを忘れた・・・若葉は草餅に用いるそうです。
ナヨクサフジ(弱草藤) マメ科
「コレってナヨクサフジですよね?」「そうです」後の方から「ナヨ?クサグチ?ナヨッ?」「ナヨナヨナヨのナヨクサフジよ」「クサフジとナヨクサフジって違いはどこですか」っと横から質問が・・・早速分厚い図鑑を取り出す人も、みんなで図鑑を覗きこみます「花柄が花のお尻についてるかどうかが探るところかな?」「と、いうことでコレはナヨクサフジですね」
カラスノエンドウはこの実を先に見た人が花の名前を決めたんやね多分?
恭仁大橋を渡って木津川右岸での観察
ウマノスズクサ(馬の鈴草)ウマノスズクサ科
ジャコウアゲハがコレを食草とします、同じ木津川でも、木津町辺りから下流方面(城陽市辺りまで)にはホソオチョウが居ます、朝鮮半島から持ち込まれて棲みついた外来蝶ですが食草がウマノスズクサでジャコウアゲハが迷惑してます「それって、いわゆる蝶々のブラックバス状態ね」っとUさんが・・・
ツルマンネングサ(蔓万年草)ベンケイソウ科
樋門の向こう側に黄色くビッシリと、生えていました
「マンネングサやけど、何?マンネングサ?やろか?」Wさんが分厚い図鑑(野に咲く花)で早速検証、ツルマンネングサに決定
コレって庭に植えると困るぐらいに増えていきます、けどわんちゃんちの庭では友好的です、嫌いな草が生えるのをふさいでくれてます。
ノビル(野蒜)ユリ科
「ノビルの花ってなかなか見れないです、ほとんど全部、むかごになってしまう、コレで仲間を増やしてるんですけどね」っとH先生。
ノビルって食べれるんですよ、 ノビルのレシピ⇒こちら
タツナミソウ(立浪草) シソ科
花がみな同じ方向に向いて咲くさまを波のよせるのに見たてて立浪草とよんだ。
「この辺りでスズサイコを見かけるんやけど、花の咲いたんは見たことない、花が咲く前にいつも草刈りされてしまうんでね、蕾は撮ったんですよ、ほらコレ」ってカメラの中のつぼみ状のスズサイコを見せてくれはりました。
田植え前の田んぼには
カズノコグサ(数の子草)イネ科
カズノコグサの和名は、牧野富太郎が、いくつかの枝に着いた膨らんだ小穂が互いに密着して、全体として披針形(ひしんけい)の整った型になっている様子を数の子に見立てて名付けた。
イ(藺)単子葉植物イグサ科
イグサ田に栽培されるものは畳表の材料になる(ここは休耕田)
田んぼの畦道には
コナスビ カラスビシャク
コナスビ(小茄子)サクラソウ科
ちょっと毛深いカンジ
カラスビシャク(烏柄杓)サトイモ科
別名:ハンゲ(生薬)ヘソクリ
ハンゲ(半夏)は吐き気どめの妙薬で、生姜を加えて飲みやすくした小半夏湯はつわりに用います。
ヘソクリは昔、おばあさんがお小遣い稼ぎに根っこを売りに行きこっそりお代を貯めていた
木津川の堤防から田んぼの畦道など歩きながらの観察会、また今回もいろんな野草に出会うことができました。また、大阪シニア大学植物科のみなさんとの合同観察会はお互いに刺激になったんじゃなかったかな・・・
【おまけ】
ノビルのお花を見たことが無いっという方のために
PhotoStory1.wmvノビル.wmv
↑2010年6月 木津川(京都府南部)堤防散歩のとき
いつもお花が咲く前に草刈りに会い、スズサイコのお花を見たことが無いッと云う方のために。
2010年7月~8月
午前6時~8時
午後になると萎みます 実(8月下旬)
ウマノスズクサの葉っぱでホソオチョウのことが話題になりました
ホソオチョウPhotoStory1.wmv.wmv
2009.7.15
『ホソオチョウ』➱こちら
この日観察したその他のお花たち
カラスムギ(烏麦)イネ科
マツバウンラン(松葉海蘭)オオバコ科
ノミノツヅリ ノヂシャ
ノミノツヅリ(蚤の綴り) ナデシコ科 小さな葉をノミの綴(つづり=綴織物の衣服)にたとえたもの
ノヂシャ(野萵苣)オミナエシ科
オオカワヂシャ
アカバナユウゲショウ タチチチコグサ
シロバナマンテマ