2アウト満塁!

Hi!yoccoで~す

アルテピアッツァ美唄

2014-09-30 | 北海道


「真無」 MAMU

アルテピアッツァ美唄 に関してはHPに明快な説明があるので、そちらを一部抜粋いたしました
美唄市は、かつて北海道有数の炭鉱都市として栄えた。
1973年に最後の炭鉱の灯が消え、炭鉱住宅はひっそりと静かになり、子どものいなくなった学校は閉校した。
それから時が過ぎ、イタリアで創作活動を続ける美唄出身の安田が、日本でアトリエを探していた際、
1981年に閉校した旧栄小学校に出合う。
その朽ちかけた木造校舎には、子どもたちの懐かしい記憶がそのままに残っていた。
そして、校舎の一部に併設されていた小さな幼稚園に通う子どもの姿が、彼の心をとらえた。
時代に翻弄された歴史を知らず、無邪気に遊ぶ園児たちを見て、彼は思う。

「この子どもたちが、心をひろげられる広場をつくろう」。

それがアルテピアッツァ美唄誕生のきっかけとなった。
安田 侃 プロフィール   カン       
一階は、その幼稚園です「地人」と旧栄小学校校舎

校舎の中から幼稚園の玄関を見ると・・

真ん中にどんと置かれているのは「天翔」という大理石の作品

子供たちが触ったり、上に乗ったり、自由に遊べるように置かれています

二階はギャラリーです
手前から「天秘」「妙夢」「相響」「風」めばえ

「天秘」

屋外はアートスペースと呼ばれています
「天沐」「相響」

手前から「天聖」「天沐」「水の広場」
「新生」「生誕」「真無」遠くに「帰門」「天聖」と奥に「天沐」


「天翔」


「妙無」
大きさの違い、或いは素材の違いなどで、同じ名の作品がいくつも登場します
白い作品は大理石、黒っぽい作品はブロンズです
これら全ての作品は触るれことによって、感じ取ってほしいとのことでした
周辺の景色をご覧になって分かるように新緑、紅葉、雪・・ 季節によって
その印象が大きく変わるので、出来ることなら何度も通ってみたい場所です


世界的な彫刻家でありながら、故郷を慈しむ安田氏の心意気に感動しました
ありがとう アルテピアッツァ美唄

'14.09北海道旅行・アルテピアッツァ美唄

モエレ沼公園と札幌国際芸術祭

2014-09-29 | 北海道

モエレ沼公園でも札幌芸術祭作品がありますが、先ずは公園の施設紹介から
それぞれの施設の詳細はリンク先のモエレ沼公園のHPでご確認ください

プレイマウンテン
緩やかな曲線を描く道を上り頂上から見下ろすと、先ほどとは全く違う景色が広がります

テトラマウンド


モエレビーチ モエレ山

カナールモエレ山

ミュージックシェル アクアプラザガラスのピラミッド

今回の旅の目的は「海の噴水」のパフォーマンスでしたが、モエレ沼公園には他にもまた訪れたくなる魅力が満載でした


               そして、ここからはガラスのピラミッド内の札幌国際芸術祭作品です               


坂本龍一+真鍋大度<センシング・ストリームズ ― 不可視、不可聴>2014
センシング・ストリームズ ― 不可視、不可聴 竹村真一 触れる地球

坂本 龍一 + YCAM InterLab<「フォレスト・シンフォニー in モエレ沼」 supported by LOUIS VUITTON>2014

■ センシング・ストリームズ ― 不可視、不可聴
人間がふだん知覚することのできない「電磁波」をセンシングし、可視・可聴化するものである。
多くの人がもはや手放すことのできなくなったモバイル機器に代表されるように、電磁波を利用するテクノロジーは人間の社会活動に深く関係しているが、この作品はその裏方ともいえる存在である電磁波に焦点を当てている。

■ 触れる地球
リアルタイムの気象情報や地震、津波、地球温暖化、大陸移動の歴史から、生物多様性、人口・都市問題まで、地球のさまざまな側面を可視化する世界初のデジタル地球儀。

■ 「フォレスト・シンフォニー in モエレ沼」 supported by LOUIS VUITTON
樹木の生体電位をデータとして取得・集積・解析し、音楽へと変換、空間全体でシンフォニーとして体験できるインスタレーション。

とりあえず、作品の説明は掲載しましたが・・
う~~ん、瀬戸芸の感覚で鑑賞しようとすると、どこか違う
言わんとすることは何となく分かる気もするけれど
理解しようとすると、「触れる地球」以外は疲れちゃいます

'14.09北海道旅行・札幌国際芸術祭2014・モエレ沼公園

海の噴水 @ モエレ沼公園

2014-09-28 | 北海道

約189ヘクタールという広大なモエレ沼公園の基本設計は、地球そのものを彫刻の題材にするという
大胆な発想で知られる彫刻家、イサム・ノグチ によるものです
モエレ沼公園もまた「全体をひとつの彫刻作品とする」というコンセプトのもとに造成が進められました
そして、その広い公園の中心に置かれているのが、池の直径が48メートルもある「海の噴水」です

「海の噴水」を囲むように植えられたカラマツの林と、その向こうに頭を覗かせていてるのはプレイマウンテン

海の噴水
宿泊していたメキシコのホテルの噴水が壊れ、水が躍るような動きをするのを見て
そのような面白い動きをする噴水を造りたいという想いがノグチにはあったようです

噴き上がった水はボウルの中に溜まって波打ち、やがて大きくうねり始め、池にあふれ出ます
BGMなどは無く、ひたすら水の動きを眺めているだけの40分ですが、うねりに合わせるように
脳裏にリムスキー・コルサコフのシェエラザードが鳴り響き、壮大なドラマを観ているようでした

※ マウスオンで説明が出ます


'14.09北海道旅行・モエレ沼公園・海の噴水

ウィークエンドはパリで

2014-09-23 | たまには映画も観たいわね

ここのところ友人の篆刻展、知人の漆芸展、野球観戦に、お彼岸と外出が多く
写真の整理が足踏み状態です
おまけに、土曜日には映画も観に出かけちゃいました
バーミンガムで教師をしているイギリス人夫婦が新婚旅行で訪れたパリに、30年ぶりの記念旅行
しかし、新婚旅行で泊まったホテルは
エレベーターなし、狭くてチープな部屋
あまりにもショボ・・・かった

ホテルを飛び出した2人はタクシーに乗りこみ、車中から凱旋門やオペラ・ガルニエを見物し、行きついた先は最高級ホテル
週末は満室で、たまたま空いていたのは
ブレア首相が泊まった最上級スイート
旅は日頃の憂さから身も心も解き放ち・・
地道に連れ添っていた夫婦も考えられないような無謀な行動に出ます

映画館の観客はほとんどが熟年夫婦
そう、この夫婦のペーソスを何かしらで共有できるような年齢のカップルばかりです

人生は赤ワインのように、外の空気に触れた方が美味しい。
    と、映画評論家の細越麟太郎さん

   私の・・ この秋一押し映画です



映画『ウィークエンドはパリで』予告編


於・シネスイッチ銀座

ウィークエンドはパリで 公式サイト

・映画

札幌国際芸術祭2014 @ 札幌芸術の森 

2014-09-16 | 北海道

前回は野外美術館の常設作品や Sprouting Garden-萌ゆる森- の出展作品をご紹介しましたが
肝心の札幌国際芸術祭の作品をいくつかアップしましょう

《FOGSCAPE #47412》

中谷芙二子ナカヤフジコ


上2点は、滝に見立てた人工霧  下は霧が晴れて何事もなかったかのように陽光に輝く池
雪の結晶の研究や人工雪の開発を手掛け、「雪は天から送られた手紙である」という言葉を残した
中谷宇吉郎を父に持つ中谷芙二子氏は、1970年の大阪万博でペプシ館のドーム全体を人口霧で覆う
世界初の「霧の彫刻」を発表して以来、世界各地の美術館、公園、劇場、都市空間などで霧を使い
環境と呼応するインスタレーションやパフォーマンスを手掛けています お父様のDNAなんでしょうね

そらみみそら
宮永愛子
いつ聞こえるともしれない微細な貫入の音に耳を澄ますことで、古くから札幌を潤してきた
水の由来と都市化の歴史、そして過去から現在への時間の流れが層を織り成す作品

ユニカラー
カールステン・ニコライ


鏡の効果によって無限に拡張する宇宙のような空間を創造



               ここからは札幌国際芸術祭ではありません               



石山緑地
かつて札幌軟石の採石場であった歴史的景観を背景に、道内の造形集団 CINQ による、石と緑の造形空間

ネガティブマウンド
ローマの古代遺跡? いいえ、これも CINQ が手掛けたアート
イベント時には舞台と客席にもなるそうです
薪能なんぞを鑑賞できたら・・ 想像するだけでワクワクします

スパイラルスプリング
巻貝を思わせる塔塔から流れ落ちた水が塔の下の池に溜まり、そしてここに流れこみます
写真を整理していて思うのは・・ 夕方のわずかな時間 駆け足で立ち寄ったのが悔やまれます


モエレ沼公園
海の噴水

この、海の噴水が旅の一番の目的です!
でも、このライトアップが見たかったわけではありません
それは・・ また改めて詳しくアップしますね

'14.09北海道旅行・札幌国際芸術祭2014・札幌芸術の森・石山緑地・モエレ沼公園・海の噴水・NIGHT BIRD

札幌芸術の森 野外美術館

2014-09-15 | 北海道

今回の旅行の第一の目的は、長年行ってみたいと思っていたモエレ沼公園
そのモエレ沼公園が 札幌国際芸術祭2014 の会場のひとつということもあり
札幌国際芸術祭2014 も、ひと通り追いかけてきました

まず最初は 札幌芸術の森 ですが・・
芸術祭参加作品以外にも、野外美術館 の常設展示や Sprouting Garden-萌ゆる森- 参加作品など気になる
作品が盛りだくさんなので、この頁では常設と Sprouting Garden-萌ゆる森- の作品をいくつかアップしましょう
「昇」ライモ・ウトゥリアン「ふたり」朝倉響子
「幼いキリン・堅い土」淀井敏夫「幼いキリン・堅い土」淀井敏夫

「隠された庭への道」ダニ・カラヴァン(七つの泉・円錐・水路)
水路を飛び越える子供と門-2「隠された庭への道」(水路)「隠された庭への道」(円錐・水路)
木々に囲まれた沢沿いに、門・半球状のドーム・日時計・噴水・円錐・蛇行する水路など真っ白なコンクリートに
よる7つの造形物が配置され、さらに森の茂みの中にある小さな庭へと続く全長300メートルにおよぶ作品です

「椅子になって休もう」福田繁雄「足なげる女」佐藤忠良

「母と子」グスタフ・ヴィーゲラン
グスタフ・ヴィーゲラン(1869-1943)は20世紀前半に活躍した、人間の誕生から死までの
人生におけるさまざまな場面を表現し続けたノルウェーの彫刻家です
生涯の大半をかけて制作した、オスロ市にある広大なヴィーゲラン公園は200点以上の
彫刻によって公園全体で壮大な人間の賛歌をうたいあげています
彼の作品は生前にオスロ市と交わした契約により持ち出しが厳しく制限されており
札幌芸術の森での展示はオスロ市の特別の厚意により実現したもので、北欧以外で
彼の作品をまとめて見ることができる唯一の場所でもあります
「母と子」の他には、「腰に手をあてて立つ男」、「男と女」、「木の枝をすべりぬける少女」
「トライアングル」が展示されています

Sprouting Garden-萌ゆる森-
「Trace」川上りえ
小高い丘の麓から頂上へと配置された犬の群れは、ここではない何処かへ居場所を求め、歩みを寄せる
耳をピンと立て周囲の様子に敏感な犬や、地を見つめ うなだれる犬など、それぞれの感情が動作に表れている

'14.09北海道旅行・札幌芸術の森・野外美術館

北へ

2014-09-13 | もしかして雑記帳?

北海道に行ってきました、と言っても今回は自然を満喫するためではありませんが・・
またまた写真の整理に四苦八苦でアップにこぎ着けるまで時間がかかっております


先ずは日本一大きな から
9月からデジカメや機内モードの携帯電話など、電波を発信しない電子機器が飛行機で 常時使用可能 になったので
早速スカイツリーと富士山を入れた東京の街やTDRを撮影しましたが、窓の汚れがひどくて使いものになりません
意気消沈している間にも、はや飛行機は 渡良瀬遊水地 上空に達していました
ここなら窓の汚れも景色に紛れそうな感じと、慌ててシャッターを切りました(笑
   渡良瀬貯水池は、リンク先のwikiに
1972年の谷中湖造成時も激しい反対運動がおき、結果として丸く造る予定であったものが
ハート型に設計変更されるという事態も起きている。
とあるように
空から見る谷中湖(渡良瀬貯水池)はまさしく大きなハート・・ 結果的には丸よりずっと素敵だと思いませんか


'14.09北海道旅行


驚きのアカペラ

2014-09-05 | もしかして雑記帳?

ひと月半まえにアップした Daft Punk のヒットメドレーをボーカルのみならず
インストゥルメンタルまでこなす、見事なアカペラの Pentatonix にびっくりです

[Official Video] Daft Punk - Pentatonix


One More Time
Technologic
Get Lucky
Digital Love
Harder Better Faster Stronger
Television Rules The Nation
Around The World


予約投稿です
皆さまの へは日を改めて訪問させていただきます





・みうじっく

鉄府にネコがいたッ!

2014-09-03 | よそ猫さん (*・ェ・*)

旅も6日目・・
留守番の (=・ェ・=)(=^・^=) が気にかからないわけがありません
ホームシック ならぬ キャットシック
猫の姿を全く見かけないので、利尻でドライバーさんに訊ねると
冬寒いからいないのではないか・・ との返事に、すこぶる納得
礼文に来ても、やはりいない! と思っていたら
最後の最後に、鉄府の海岸から猫がスタスタと歩いて来たッ
後をついていくと、とある家の庭に入っていきました

中を覗くと(覗くというより「見える」のほうが正しいかも)

庭には母猫や兄弟たちもいて、じゃれあっています

どうやら猫一家はここのお家で幸せに暮らしているようです

予約投稿です
皆さまの へは日を改めて訪問させていただきます


'14.06北海道旅行・礼文島の猫

澄海岬→鉄府→高山植物園 / 礼文島

2014-09-01 | 北海道

いよいよ利尻・礼文の旅も最後の日となりました
朝食を済ませ、荷物を送り、勢いで来年の予約までして・・ (笑
稚内行のフェリー乗船まで、もうひと歩きしようと
ホテルの車で澄海岬スカイ   のある西上泊まで送ってもらいました

澄海岬入口にある西上泊港


澄海岬

晴天なら海の色がもっときれいだったことでしょう
よく見ると可愛い・・ オオハナウド(セリ科ハナウド属の多年草)
礼文には、たくさんの種類のセリ科の植物があり、見分けるのも一苦労です
オオハナウドの葉は手のひら状で大きく、1枚の葉が3つの小さな葉に分かれる
花序の外側の花は花弁の先が2つに裂け、5枚のうち2枚が大きい

澄海岬から 鉄府テップ へと、歩きます
エゾカンゾウの群落稲穂ノ崎鉄府が見えてきました

さて、鉄府ではちょっとした出会いがありましたが、それは次回のお楽しみ
今回は鉄府の次に行った 礼文町高山植物園 で見た花をアップします

群生地のレブンアツモリソウはもう終わりかけていましたが、ここではきれいな花を見られます
アツモリソウ (ラン科)レブンウスユキソウ (キク科 )
キクバクワガタ (ゴマノハグサ科)エゾスカシユリ (ユリ科)
エゾツツジ (ツツジ科)
高山の過酷な環境のため
高さ10~30cm程度にしか
ならないが、れっきとした樹木
レブンキンバイソウ
(キンポウゲ科)



ヒオウギアヤメ (アヤメ科)
一日花で、朝開き夕方にはしぼむ
内花被片はアヤメより短く、目立たない
マルバトウキ (セリ科)
これもセリ科ですが、このくらい違えば私でも見分けられます(笑


ハイキンポウゲ(這い金鳳花)
(キンポウゲ科)




チシママンテマ? (ナデシコ科)
「ごく近い将来における絶滅の危険性が極めて高い種」である絶滅危惧IA類(CR)に登録されている。そうですが・・
チシママンテマに関しては、高山植物園ではなく、歩いている途中で見かけた花で
ネットで検索したチシママンテマの写真がどれも特定の決め手に欠けていたので、私の
希望的観測で載せたものです
先に掲載したヨーロッパ原産の「フクロナデシコ」の可能性も大いにあると思います
引き続き調べてみますが、正しい名称をご存知の方はご一報いただければ幸いです

雲の上


'14.06北海道旅行・礼文島