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2アウト満塁!

Hi!yoccoで~す

トドラ渓谷

2014-04-28 | モロッコ

アイト・ベン・ハッドゥ観光後、トドラ川沿いのカスバ街道をひた走り、トドラ渓谷へと向かいました
街道沿いには外敵から守る城壁に囲まれた要塞(カスバ)やオアシス、峡谷が点在します


集落にはモスクのミナレット(塔)が聳え、オアシスには畑やナツメヤシが植えられています

カスバは「要塞」「砦」という意味の集合住宅
周囲を外敵から守る壁で造られた南部特有の要塞
建物の四隅が見張りの塔になっているのが特徴


トドラ渓谷
高さ200メートル以上の切り立った断崖では、ロッククライミングをする人がいました
レストラン YASMINAで昼食
昼食は体質的に受け付けないコリアンダーが入ったスープとキャプテタジン、パン、フルーツ
キャプテとは、牛肉やラムの挽肉にスパイスやタマネギを加え団子状に丸めたり、平たくしたもの
中東や南アジアに広まる肉料理で、モロッコではタジン鍋を使って調理します タジンは でした

食事が終わって、外に出ると小学生くらいの女の子が、家の手伝いでしょうか、ロバをひいて歩いていました

明日はいよいよサハラ砂漠の朝日鑑賞なので、昼食後はエルフードに移動し
そこから4WDでサハラ砂漠の北端に位置するメルズーガ砂丘のオーベルジュに行きます

途中でトイレ休憩に立ち寄ったドライブインの屋上から犬が顔をのぞかせていました

イスラム社会では、犬は不浄な動物として扱われているそうで、家の中には入れないとか・・

アイト・ベン・ハッドゥでは青かった空もだんだん雲行きが怪しくなって、ついには大粒の雨が・・

地下水道跡の見学もそこそこにして、バスに飛び乗りました


'14.03Morocco・カスバ街道・トドラ渓谷

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アイト・ベン・ハッドゥ

2014-04-27 | モロッコ

マラケシュのレストランで昼食の後は、アトラス山脈中最大のオート・アトラスを越えて一路ワルサザードへ
車窓からの景色は喧噪のマラケシュから田園風景、そしてガードレールもない狭く険しい山道となり・・
ドライバーさんはカーブ続きの道もスピードを落とすこともなくずんずん進んでいきます
ひとつ間違えれば崖下に転落のスリルですが、ここはもうドライバーさんに命を預けてひと眠りです

ひとまず無事にアトラスを越え、ワルサザードのホテルに入ったのは18時をゆうに超えてからでした
ワルサザードは、大きな映画スタジオもあり、「アラビアのロレンス」「ナイルの宝石」「ハムナプトラ」
「グラディエーター」「シェルタリング・スカイ」などの撮影も行われ、映画のロケ地として脚光を浴びています

しかし、翌日は映画の街を観光することもなく世界遺産の「アイト・ベン・ハッドゥ」へと向かいました

対岸から一望するアイト・ベン・ハッドゥは、圧倒されるような雰囲気が漂います
ワルザザードの西約30キロにあるアイト・ベン・ハッドゥは7世紀、先住民族のベルベル人がアラブ人の侵入から
逃れる為にアトラス山脈を越えて築いた巨大なカスバ(城砦)です
丘の斜面に土造りの家が建てられたクサル(要塞化された村)は、アラビアのロレンスの撮影にも使われました
現在、ほとんどの住民は対岸の住居に移住しましたが、今も少数のベルベル人家族は居住しています
以前は、対岸から浅瀬の石の上を渡った川も、2010年にコンクリートの橋(写真右)が架けられました
そこに住んでいない者のエゴとは重々承知の上ですが、やはり石を渡る方が趣があったのにな~

橋を渡って頂上目指して登っていると、甘えん坊の猫が・・
わぁ、可愛いとレンズを向けると「魚があるよ」と声をかけられ
40dhを30dhに値切って缶詰を買いました
ところが、それほど空腹ではないらしく、別の男の人が来て「あっちにお腹を空かした猫がいる」と、わざわざその猫の方に連れて行ってくれました
みんな親切というか、ひま人というか(笑

それが、この猫ちゃん お腹が大きいのね


お土産屋さん

アイト・ベン・ハッドゥから対岸方向を見る

対岸にはアイト・ベン・ハッドゥから移住した人たちがいます

頂上の建物の窓からの眺め


凝った設えの外観
キッチンから猫が出てきました この子もお腹が空いているみたい

さっきのお魚が残っていたので、はい どうぞ!
お魚をもらうところを見ていた母子猫にもおすそ分け

おかあさん、お魚おいしかったにゃ
アイト・ベン・ハッドゥを発つ前に、ほのぼのとした母と子の姿を見かけました


'14.03Morocco・アイト・ベン・ハッドゥ・モロッコの猫

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サーディン朝の墳墓群 彼女の視線の先には・・

2014-04-23 | モロッコ


サーディン朝の墳墓群
ここは?

サアード朝(16~17世紀)歴代のスルタンが葬られている廟です (これは屋外にある家臣のお墓です)

12円柱の間
12本のイタリア産大理石の柱があり、壁も床も一面にモザイクタイルが貼られています
歴代王の墓が並んだ中央にあるのは、サアード朝の黄金王アフメド・アル・マンスールの墓です

3つのミフラーブの間
ミフラーブは、聖地メッカの方向に面する側の内壁に設けられるアーチ形の壁龕へきがんのことです

王妃と子供の部屋
イスラム教では死後も男女は別々に埋葬されるのだそうです

ところで、臆することなくお墓の上に座っている彼女の視線の先にはなにがあるのでしょう?
※ 猫ちゃんの心の声はマウスオンで どうぞ (ずい分長い間見つめ合っていましたよ

フレッシュジュースを飲みたかったのに、時間が無くなりフナ広場はほぼ素通り
でも、ロストバゲージが無事 全員に戻ってくるという朗報もありました
昼食のレストランで、被害にあったOさん夫妻と一緒に祝杯を挙げることに・・

表面上は明るく振舞っている当事者の方々でしたが、旅の仲間となった以上は私たちも
心配で他人事と思うことはできなかったので、これから先の旅は心から楽しめます
ワインも格別に美味しく感じ、6人で紅白のワインを空けて・・ 気分がいいので、もう1本(笑
蓋を取って湯気にかすむイワシのつみれタジン鍋
ヘルシーな上、異国料理にしては美味しいです
デザートは可もなく不可もなくってところですかね


食材から上がる水蒸気や食材に含まれる香り成分が蓋の上部で冷やされて結露し、再び食材のもとに
戻るようになっているタジン鍋は、水が貴重なモロッコならではの合理的なキッチンアイテムです


'14.03Morocco・マラケシュ・サーディン朝の墳墓群・モロッコの猫・うまいもん

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マラケシュの街歩き

2014-04-21 | モロッコ

この日のスケジュールはアトラス越えですが、午前中はマラケシュ観光です

メナラ庭園
新市街にある、12世紀のムワッヒド朝の時代に建設されたオリーブの木が茂る美しい庭園
アトラスの雪解け水を湛えた貯水池ほとりの離宮はスルタンたちのデートスポットでした
※ スルタンは、イスラム世界における君主号のひとつです

クトゥビアの塔
メディナの西にそびえ建ち、ジャマ・エル・フナ広場を見守るマラケシュのシンボルです
12世紀建造、高さ69mの塔の頂上の玉は、広場に幸福をもたらすといわれています


バヒア宮殿

19世紀末に7年の歳月をかけて建てられた宮殿で、壁や柱の豪華な彫刻、天井の細密画は見事です
中庭の周囲には4人の妃と側女たちの部屋が並んでいます


スーク(市場)
フナ広場から北に向かって迷路のような細い通りや広場が広がり、業種ごとにさまざまなスークをつくっています

マラケシュはピンク・シティと呼ばれているように、どこもかしこもピンク色の壁です

スークとスークの間には民家もあります 民家の外壁にある はファティマの手です
ファティマは、イスラム教の開祖である預言者ムハンマドの4女で、誠実で慈悲深く
常に貧しい人を思いやり、病気をわずらう人の手当をすすんで行っていました
イスラム世界で理想の女性像とされているファティマの、手をかたどったものは
幸運のシンボルで邪悪なものから身を守り、救いの手が差し伸べられると信じられ
アクセサリーやドアノッカーなど日常的なアイテムのモチーフとして人気があります


'14.03Morocco・マラケシュ・モロッコの猫

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ジャマ・エル・フナ広場 / マラケシュ

2014-04-18 | モロッコ

マラケシュ2晩め、明日の午後にはアトラス山脈を越えて砂漠地帯の方に行きます
それまでにロストバゲージが戻ってくれるといいのですが・・
エッサウィラ観光の帰りにマラケシュ空港に立ち寄っても朗報は届いていませんでした

ジャマ・エル・フナ広場
(「ジャマエルフナ広場の文化空間」として世界無形遺産に登録)

マラケシュは11世紀後半、イスラム王朝の都として築かれ、サハラ砂漠へのキャラバン隊の基点として栄えた町です
かつては公開処刑が行われていたというジャマ・エル・フナ広場は世界遺産に登録されている旧市街の中心にあり
今は、屋台や大道芸人に、世界各国の旅行者も地元の人も集い、賑わい、混沌とした世界が繰り広げられています
オレンジやグレープフルーツのフレッシュジュースを飲ませてくれるジューススタンドもいっぱい軒を並べています
フリーだからと言いながら、日本ならレギュラーサイズ並みの量を試飲させてくれましたが、濃厚で美味しい~
ミントティーを飲んだ後だったので、お店の番号まで聞いて「明日来るからね」と約束したのですが・・
広場のスーク(市場)でも陶器を売っていたので値切って2つ買いました
フナ広場の少し奥まったところにあるレストラン「パレス・アラビア」でベリーダンスを見ながら夕食です
モロカンサラダの後に出されたチキンのタジンを撮り忘れました、チキンが美味しかったのに・・ 残念


'14.03Morocco・マラケシュ・ジャマ・エル・フナ広場・うまいもん・MAGIC HOUR・NIGHT BIRD

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エッサウィラのメディナ

2014-04-13 | モロッコ

メディナはモロッコの街に残る昔ながらの古い街並み(旧市街)のことで、7世紀に侵入してきたアラブ人によって造られました
彼らはそこをイスラムの預言者(ムハンマド or モハメッド)の地、メディナとしました
外敵から守るため周囲に強固な城壁を巡らし、進入しても迷路のように複雑に走る狭い道が行く手を阻むようになっています
メディナの中心部にはマドラサ(イスラムの神学校)、モスク、キャラバンサライ(隊商宿)、ハンマンム(公衆浴場)があります

海の門の西側にある港のスカラ

スカラとは城塞で、海に向かって大砲を配置した砲床(見張り台)のことです
前々回の頁 一番下右の写真に「海の門」と一緒に写っています
スカラから見るメディナは絶好の撮影スポットなのに... コースに入ってな~い

少し歩くと ムーレイ・エル・ハッサン広場
コカ・コーラと日本の車はどこに行ってもありますね(笑



街角ウォッチングをしながら 北稜堡の展望台まで来ました

この先には海に向かって砲台が並んでいます

再び街の中へと戻りメディナの狭い迷路を歩きます のんびり撮影していて はぐれたらタイヘンです


※ ところどころにマウスオンがあります


'14.03Morocco・エッサウィラ・メディナ
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アルガンツリーとエッサウィラ

2014-04-11 | モロッコ

一夜明けて・・ 荷物は依然どこかを彷徨っているようです
旅先ですから、どれが無くても不自由この上ないことでしょう

マラケシュのホテルを8時に出発して西に175㎞、エッサウィラに行きます
途中2時間も走った頃、濃い緑色の葉を茂らせている木が見えてきました
モロッコの南西部の乾燥地帯や半乾燥地帯に生育するアルガンツリーです
オリーブに似た実はヤギの大好物で、ヤギが登る木としても有名です
でも... アルガンの実が完熟するのは6月頃、ヤギたちは木の上にいますが
全く実を食べている様子はありません 観光客向けのヤラセでしょうね(笑
最近では、アルガンの実から抽出されるオイルの成分の素晴らしさが注目を浴びています
保湿力の高さとオリーブオイルの数倍含まれているビタミンEによって老化防止の効果があります
さらにはコレステロールをおさえる効果もあるといわれ、伝統の食材、健康に良い食材の発見と保護を理念とするスローフード大賞をとったことで世界的に注目されるようになったのです
アルガンツリーは空に生えた牧草といわれるほどヤギの好物で、お腹が空くと木に登り葉や実を食べます
そして一時間後、ヤギは反すうを始め、硬い種を吐き出します  その種を拾い集めて・・(マウスオンで説明)
1リットルのオイルを採るのに50キロもの実が必要とか

エッサウィラの街を一望、あともう少し


丘の上から約20分後、エッサウィラに到着(エッサウィラの漁港)


時計も12時を少し回っています 先ずはCHEZ SAMで昼食
食べられるかと心配していたモロッコ料理でしたが、意外や意外イケますね

お昼の休憩?


食事も終わって、いよいよ世界遺産エッサウィラのメディナ(旧市街)観光です
左は造船所、この後のメディナ観光は右の写真の「海の門」をくぐって行きます


'14.03Morocco・アルガン・エッサウィラ・メディナ
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カサブランカ / モロッコ

2014-04-10 | モロッコ

旅の目的地は北アフリカのモロッコ  みごと正解された方がいらっしゃいました~

答えを早くお知らせしようと思っていたのですが、叔父のお寺の手伝いが舞い込んで
しかも例年なら花まつりの一日だけなのに、よりによって今年は観音菩薩信仰に基づく
巡礼行事が6日から始まり、その準備やお接待のためにお寺に随時出動となりました
ま、そんなグチを言っている暇があるなら更新したらどうなの  ですよね~(笑

降り立ったのはカサブランカ空港
手際の悪い入国審査官の列に並んでしまい、選択の失敗を悔やみつつもようやく入国
両替所では2万円分をディルハムにと言うのに・・ 4万円のほうがレートが得だと粘られ
押し問答の挙句、根負けして4万円分のDH(ディルハム)を手にして集合場所に行くと
なんとツアーメンバー、5人もの手荷物が行方不明という大ハプニングが起きていました

(けっきょく荷物は無いまま)カサブランカ市内観光
同名の映画の影響もあって、モロッコというと一番に浮かぶのはカサブランカではないでしょうか
でも、政治の中心は首都ラバトであり、カサブランカはモロッコの経済を支える大都市です

モハメッド5世広場
カサブランカの中心地にある広大な広場で市庁舎、裁判所、郵便局などがあります
週末の夜には音楽の演奏会が開かれることもあるそうです


ハッサン2世モスク

前国王(ハッサン2世)の60歳の誕生日を記念し、1993年に8年の歳月をかけて建てられた、モロッコ最大のモスク
建物内に約2万5,000人、全敷地には約8万人を収容可能、ミナレット(塔)の高さは200mで世界最大級の高さです

モスクのすぐ左手は大西洋に面した海岸です


'14.03Morocco・カサブランカ
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ジブラルタル海峡

2014-04-03 | モロッコ

なんらトラブルもなく2年半足らず快適に使っていた、Win7からWin8.1に乗り換えました
夫のPCがいつ使用不能になってもおかしくない状態だったため、私に新しいPCを買い
私が使い慣れたPCをもらえば、解らないことは訊けるという、PCが苦手な夫の算段
さて、その新しいPCは2月末にカスタマイズを依頼して、旅行後に配送してもらい
掲載途中だった瀬戸内国際芸術祭を終わらせてから移行に取り掛かったのですが・・
お利口さんだったWin7に比べ、タブレット等を持たない私にとっては扱いにくい代物で
PCとにらめっこを繰り返して、ようやくブログ再開のエンジンがかかって来たところです

とかなんとか言いつつ、なかなかテンションが上がらないからPCを買い替えたからと言い訳をしてます

イスタンブール空港にて
3月10日、旅に出ました、成田から12時間50分・・
イスタンブールで5時間半のトランジットの間に見つけたトルコのお菓子
あ、これはブロガーのKさんが食べたことはもちろん、見たことさえも無いのに
かわいいお孫ちゃんのために試行錯誤、悪戦苦闘しながら作ってらしたロクム
嬉しくなって山と盛られた試食のロクムをつまんでは口へ、つまんでは口へ

ジブラルタル海峡(左・アフリカ大陸、右・イベリア半島) 窓がかなり汚れていますが、それは見ないことに(笑

そしてまた飛行機に乗って、眼下に見えるジブラルタル海峡に地図と同じと感激したり・・
5時間10分後に着いた場所は次回のお楽しみにしておきましょう


'14.03Morocco
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