2アウト満塁!

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菩提院大御堂(十三鐘)

2011-08-31 | 奈良が好き!

興福寺菩提院は、かつて梵鐘を昼夜2時間おきの他、早朝勤行時にも打ったことから
「十三鐘」の通称でも親しまれています
日本最初の大御堂(本堂)は1200年前の建立と伝えられていますが、火災に遭い
現在の大御堂は、安土桃山時代に正親町天皇オオギマチテンノウ(在位1557~86)が建立しました



ある日、興福寺の小僧さんたちがこの堂で習字の勉強をしているところへ一匹の鹿が来て
小僧さんたちが書いた紙をくわえました
三作と言う小僧さんが文鎮を鹿に投げつけると、かわいそうに鹿は死んでしまいました



春日大社の鹿は神鹿とされ、当時「鹿を殺した者には石詰の刑に処す」と言う掟があったため
鹿を殺した三作は子供と言えども許されず、死んだ鹿と一緒に井戸に入れられ石と瓦で生き埋めになりました



石亀は「三作の生前はあまりにも短命でかわいそうだった 次に生れる時は亀のように長生きが出来るように」
との願いにより、五重の供養塔を建てたものです

奈良の早起きはよく知られるところですが、自分の家の所で鹿が死んでいれば三作と同じ刑に処されるので
競って早起きをしていた習慣からだそうです




11.08奈良旅行

樫舎の氷

2011-08-27 | 食べてばっかしやん

博物館や美術館で丁寧に鑑賞しようと思うと途中休憩が必要です
とくに仏像館と東新館、西新館の全部をまわるのは歳のせいか結構きついのです
だから... 奈良県庁で食事をした後は奈良町周辺を散策して気分一新
とか何とか言いながら・・ あまりに暑いので奈良町の 樫舎 で一服(実は予定の行動
夏場はおぜんざいに代わって数量限定で「樫舎の氷」が登場です



数日間かけて作った純水氷はふ~んわり
たっぷりとかけられた特製抹茶蜜は濃厚で、氷が溶けたら冷た~いお濃茶のよう
氷の冷たさに白玉がカチカチになっていたのが残念でしたが、美味しいかき氷でした
これまでにご紹介した かき氷・・
長瀞の 阿佐見冷蔵 と 谷中の ひみつ堂 はもちろん蜜にもこだわりがありますが
氷そのものを美味しく提供しようという姿勢を感じます
そして今回の みやけ と樫舎は菓子職人が作る和菓子のようなかき氷でした



去年は開花がだいぶ遅れて、見られなかった大乗院庭園の百日紅が今年は順調に咲いて見頃でした
食事と冷たいおやつでパワーを蓄えたところで、ふたたび奈良博に戻りました




11.08奈良旅行・うまいもん・かき氷2011

大和肉鶏親子丼

2011-08-26 | 食べてばっかしやん

奈良博をちょっと抜けだして近くの奈良県庁へ・・ 目的は6階にある奈良県庁互助会食堂
ここは奈良公園の眺望と大和肉鶏親子丼が評判でテレビや雑誌でも紹介されるほどです
大和肉鶏親子丼 700円
大和肉鶏を使用、お米は奈良県産のヒノヒカリ
卵も醤油も奈良県産にこだわっています
紙のランチョンマットは奈良マップになっています
なら産彩オムライス 680円
薄焼き卵に包まれたライスはエリンギとブナシメジ入
トッピングは大根おろしと下北春まな漬けと奈良漬け
麺つゆをかけてさっぱり味でいただきます

どちらも数量限定なので11時半のオープンより早めに行って並んだほうがいいようです
親子丼を目当てに行ったのですが、昨年からオムライスも始めたと言うことでひとつずつにしました
親子丼は15食限定で、これは14番目の親子丼 二つ注文したら次の人は食べられなかったのですよ
注文を聞いて一食ずつ作る親子丼が700円はリーズナブル、和風のオムライスは好みが別れるでしょう
食堂からも景色は見られますが、折角だから屋上に上がって その眺望を楽しみました



屋上からは東大寺大仏殿(左の屋根)の向こうに若草山(右)がよく見えます
今年の 山焼き はここから観られればと往復はがきで応募したのですが
残念ながら抽選に外れてしまいました


昔は興福寺の五重塔が一番高かったので、皆 五重塔に上って景色を楽しんだそうです
しかし現在は五重塔に上ることは出来ず、またこの周辺では県庁舎が一番高い建物なので
屋上解放の年間スケジュールに従って、このように眺望を楽しむことが出来ます


11.08奈良旅行・うまいもん

なら仏像館で仏像三昧

2011-08-25 | 奈良が好き!

だいぶ古い話で、その仏像が何だったかすら覚えていませんが、東博の仏像展でのこと...
仏像と言うより展示物と言った感が否めず、お寺で拝観するような感動を覚えませんでした
それ以来、お寺以外で仏像を観てみようと言う気にはなれなかったのですが
昨年「なら仏像館」としてリニューアルした奈良博本館は照明が一新し、展示も工夫があり
以前より立体感のある仏像が拝観できるようになったと評判を聞いて、行ってみました

如来三尊像
重要文化財 石造 中国 唐 長安3~4年(703~4) 奈良国立博物館


重要文化財 木造 彩色 平安時代 奈良国立博物館
興福寺に伝来した四天王像の一体、多聞天立像
木造 彩色 鎌倉時代(承久三年) 奈良国立博物館
少年の相をあらわす可憐な趣のある十一面観音立像
銅造 鍍金 朝鮮半島(8~世紀) 奈良国立博物館
小ぶりの如来像で統一新羅金銅仏
木造 彩色・截金 鎌倉時代(12~13世紀) 文化庁
方形の台座に右足を踏み下げて坐す菩薩半跏像

旧帝国奈良博物館本館 (重要文化財 明治27年(1894)竣工 )の正面 
リニューアルした「なら仏像館」入口は、ここではなく東側に造られています

なら仏像館
上の建物の中央辺りの内部
なら仏像館
上の建物の中央辺りの内部


朝一番に行ったのに一部の所蔵品は「写真撮影可能」だったので時間をかけてじっくり観て回ったら
お昼になってしまい東新館の特別展 天竺へ~三蔵法師3万キロの旅 は昼食をはさんでからとなり
西新館と青銅器館は駆け足になってしまいました



11.08奈良旅行・博物館めぐり

旧鴻池邸表屋のお座敷で頂く かき氷

2011-08-24 | 食べてばっかしやん

淀屋橋から再び地下鉄に乗ってなんばへ行き、近鉄奈良線に乗り換えて富雄へ・・
東洋陶磁美術館で長居をしてしまったので、大阪見物はこれでおしまいです
以前ご紹介した みやけ のラストオーダーの時間が迫っているので、急がなくては・・
黒蜜きなこ宇治金時


みやけのかき氷が美味しいと聞いていたので、是非とも食べてみたかったのです
きなこ好きの夫は黒蜜きなこ、私は宇治金時 氷がふんわりサクサクしてどちらも
でも、一日10食限定の苺は午前中で、すでに完売でした 食べてみたかったなぁ~


奈良旅行・うまいもん・かき氷2011

中之島

2011-08-23 | 旅の鞄

大阪駅見物の次は梅田から地下鉄に乗って淀屋橋へ・・ 色々な方のブログで見ていたので初めてという気がしません


大阪市中央公会堂


大阪府立中之島図書館

大阪市中央公会堂と大阪府立中之島図書館、国の重要文化財がごく当たり前のように2棟並んでいるからすごい
でも、今回の目的は日銀大阪支店やこれらの重要文化財等、近代建築の見学ではなく 大阪市立東洋陶磁美術館 です
東洋陶磁美術館は34年前に経営破たんした安宅産業の会長、安宅英一氏が会社の事業の一環と称して朝鮮陶磁器、
中国陶磁器収集にのめり込んだ、いわゆる安宅コレクションを収蔵しています
残念ながら国宝の油滴天目 茶碗は今回 展示されていませんでしたが、その他の国宝を始め、唐時代の副葬品・加彩婦女俑など見応え十分の展示内容でした

※ 安宅氏の収集品は 安宅コレクション余聞 「美の猟犬」(伊藤郁太郎著・日本経済新聞出版社)に詳しく書かれています

大阪市立東洋陶磁美術館

・ちょこっと大阪・美術館めぐり・大阪市立東洋陶磁美術館

大阪ステーションシティ

2011-08-22 | 旅の鞄

5月、奈良へ行っている時に 大阪駅がリニューアルした と言うのに
それを知ったのは東京に戻ってから・・
今回は大阪空港からその足で一番に大阪駅見物・・・・・をしてきました


先ずは11Fの風の広場へ 大人が日陰を見つけて休んでいる中、ボクは元気にデッキから噴き出す水と戯れていました


風の広場から14Fの天空の農園へは炎天下の階段で こちらは時空(とき)の広場 ドライミストが嬉しいです


時空の広場の金時計時空の広場の銀時計アトリウム広場の光時計


大阪は全く不案内なので、どこに大丸やルクアがあるのか?
どちら側にサウスゲートビルディングがあるのか?
どちら側にノースゲートビルディングがあるのか?
さっぱり方向がわからず...
フロアガイド片手にすっかりお上りさん気分で見物です
残念だったのは・・
図柄が色々に変化すると言う水の時計を見つけられなかったこと
サウスゲートビルディングで探したのですが、分かりませんでした


・ちょこっと大阪

大文字

2011-08-19 | はんなり京都

いつもより長い夏休みでした
鮮度がこれ以上落ちないうちに...
順不同ですが旅の終盤の大文字から先にアップします



火床の周辺に人がいるのが見えますか?

これまでは 出町柳の辺り で見ることが多かった大文字
今年は 吉田山 の頂上で見ました
この大文字は大文字山にあり、火床は75か所、一画目の「一」は80m(19床)
二画目の「ノ」は160m(29床)、三画は120m(27床)だそうです
大文字を見た後は山を下りながら松ヶ崎の「妙法」も見ることが出来ました

「妙法」は松ヶ崎の西山と東山の二山二字を合わせて一山一字とされています
「妙」の起源は、日蓮宗の僧・日像が西山に「妙」の字を
「法」は江戸初期の僧・日良が東山に「法」を書いたのが始まりと伝えられています
「妙」の最大幅は約100メートル、法の最大幅は約70メートルあるそうです



※ 手持ち撮影なのでISOを上げています 画像が粗くてごめんなさい (^人^;)

11.08京都旅行