2アウト満塁!

Hi!yoccoで~す

余すところ2日と数時間

2014-12-29 | 干支

オリンピック初出場の羽生弓弦選手がフィギュアスケート日本男子史上初の金メダルで
日本中が熱くなったのは今年2月のこと、でも何故かもっと前のような気がするのに・・
寒さも気にせず、お正月の京都の街を歩き回ったのは、ついこの間のような気がします
自分自身に関わる出来事ほど、時の流れを早く感じるのでしょうか・・

来年の干支は乙未キノトヒツジ
でも、狛ひつじはそうそう簡単には見つかりません
やっと見つけた 羊神社 は名古屋市にありましたが
それだけのために名古屋に行くのも躊躇され・・
近場の五島美術館庭園の大日如来像と共にある
一代守本尊 の羊をアップすることにしました


そして、もうひとつ
souuさんには見慣れた羊と思いますが・・
奈良・三条通りでひときわ目立つ、威風堂々とした佇まいの 南都銀行本店
そのファサードの列柱に施された羊のレリーフです
前を通るたびに、 未年の記事を載せる時はぜひ使いたいと思っていました

今年もたくさんの皆さまにご訪問いただき、ありがとうございました
皆さまには、来年も佳い日々でありますように

・干支・奈良

大トリアノン・小トリアノン

2014-12-22 | フランス


李禹煥の「ヴェルサイユのアーチ」をくぐった先は、果てしなく続く庭園
これが前方だけでなく両サイドにも広がるのですから
宮殿を含む敷地面積が、「TDLとTDSを合わせた10倍」にも納得です

上の景色の手前にも、大きな「ラトナの泉水」がありますが、現在このように修復工事中です


【アポロンの泉水】

これから「アポロンの泉水」の先を右に曲がって、大トリアノン・小トリアノンへと歩いていきます

【大トリアノン】
「薔薇色の大理石と斑岩でできた小さな宮殿と快適な庭園」
ルイ14世時代には義妹の パラティーヌ王女、娘婿のシャルトル公爵、娘のブルボン公爵夫人が居住
ルイ15世の妃 マリー・レクザンスカもこの宮殿を好み、気候が良い時期に滞在していました
家具調度品は革命時に散逸してしまい、現在の調度品は、いくつかの例外を除いて第一帝政期のもので
フランス皇帝ナポレオン1世は家具調度品を入れ替え、皇后マリー・ルイーズと共にしばしば訪れました

2つの翼棟からなる城館の片側の見学を終えて、翼棟を繋ぐ回廊に出ると・・
菊の大作りと、その周辺に新宿御苑の法被を着た人や和服をまとった女性等々
次に向かう翼棟では日仏入り混じってのパーティーで、立ち入り禁止・・ 
何が何だか事態が呑み込めなかったので、帰国後 調べた結果は、こちらを クリック
環境省報道発表資料 によると、ちょうど開会式典が執り行われた日だったようです

大トリアノン(門と翼棟と回廊)

午後1時過ぎ・・

昼食はサンドイッチ

【小トリアノン】
ルイ15世の公妾、ポンパドゥール夫人のために建てられた小トリアノンですが、
宮殿が完成した時には、ポンパドゥール夫人はすでに亡くなっており
その後、ルイ16世から王妃マリー・アントワネットに贈られました
王妃にとっては宮廷の礼儀作法から逃れる親密な隠れ家であり
招待されていない人は、誰もこの場所に足を踏み入れることはできませんでした
そのわりにはそっけない写真で 、心はすでに次の場所へと飛んでおりました

【イギリス式庭園】
当時の流行は、「自然」の風景のイギリス式庭園で、マリー・アントワネットはフランス式庭園のような
花壇に閉じ込められた庭園ではなく、生きた自然を夢見ていました
左はイギリス式庭園にある「愛の殿堂」、ここでマリー・アントワネットは恋人と会っていたとか
パリでは、飾りつけもほとんど無かったハロウィンですが、こんなところで仮装集団と出会いました



マリー・アントワネットじゃないけれど、私も自然の風景の方が好きッ

次回のパリ旅行記では、ヴェルサイユ宮殿の中で一番興味があった「王妃の村里」をご案内します

※ 今回は庭園入園料なし! 前回、庭園入園料を徴収された理由は ここ をクリックしてご覧ください


La Vie en Rose - ZAZ


'14France・ヴェルサイユ宮殿・うまいもん・みうじっく

李禹煥 ヴェルサイユ展

2014-12-14 | フランス

先日はあいにくの天候だった ヴェルサイユ宮殿 ですが
今回は、テレビの天気予報で を確認して出かけました
どうですか、この雲ひとつない青空!


さて、ここからはこの旅一番の目的である李 禹煥リ・ウファン ヴェルサイユ展です
ヴェルサイユ宮殿は国際的に活躍する韓国人現代アーティストの李禹煥をゲストアーティストに迎え
2014年7月17日~11月2日、その作品をヴェルサイユ宮殿内や庭園の随所で特別展示しました

【ヴェルサイユのアーチ】
二十数年前に日本の田舎で、虹のかかったまっすぐ長い道を歩いている時
こういう作品を作りたいと思った
ここに立った時、それを思い出し、虹をかけるようなアーチを作ろうと決めた
2度も訪れたのは、この「ヴェルサイユのアーチ」を青空の下で観たかったから・・
左の青空の下でのアーチは右と比べ、圧倒的なインパクトだと思いませんか

【関係項 タイタンの杖】
ギリシャ神話の神タイタンや伝説上の巨人の休息をイメージ

【関係項 ダイアログX】
自然のものの象徴である石と人工的なものの象徴である鉄、そして世界がここで対話している
どちらかと言うと、ピーカンよりも上のような薄曇りの撮影が好きなのですが
これらの作品の場合、「作品が作り出す影も重要な要素」ではないでしょうか

【関係項 風の羽根】
全長335メートルの王の散歩道(別名 緑の絨毯)に一瞬、風が吹いて草が波のように
なびいているように見え、「風による波、風の羽根」のイメージが浮かんだ

【関係項 Four Sides of Messengers】


子供たちが石の上にのっただけで、小難しそうに見えるアートも一気に距離が縮まりませんか?

【関係項 ダイアログZ】

石と鉄板と木々がひそやかな会話を交わしている 木漏れ日が鉄板の上でゆらぎ、風の歌が聴こえる
光と影・・ 曇り空の日には下のような構図で撮っても、こうはなりませんでした

【関係項 星々の影】

「星の樹木庭園」に、廃墟の一角のような場を作り、石を星座のように並べて
それぞれの思いを抱えながら、石たちが語り合っている広場を演出した
これも「ヴェルサイユのアーチ」同様、青空の下でなければ、その意味が半減するでしょう
と言うのも、本物の影とは別に、作者はグレーの塗料で砂利に影を描いているからです
本物の影と描いた影が重なる時もあれば、隣り合う石の影と連結したり・・ 変化する面白さ

【関係項 墓、アンドレ・ル・ノートルへのオマージュ】
李禹煥がヴェルサイユ宮殿のゲストアーチストに決まったのは2013年
ヴェルサイユ宮殿の造園をしたアンドレ・ル・ノートル生誕400年の年でした
今回の展示はル・ノートルに対するオマージュ、そのオマージュの象徴です

関係項 橋の大地関係項 綿の壁

李禹煥は1938年、韓国で生まれ20歳の時に来日し、大学で西洋哲学を学び、
その後 半世紀に渡って日本の現代美術を牽引してきました
大学卒業後は絵を描いたり、南北統一運動に関わったりしながら、行くべき道を模索していた
ソウルの高校に通っていた頃、ソウルは朝鮮戦争で、建物は壊れ、壁だけが残っていたり、
足元には何か分からないものの上に壊れたものが載っていたり・・ たいへん印象深かった
廃墟のイメージがずうっと脳裏にあり、それが凝縮、整理され、やがて産業が作り出した鉄や
自然の石を置くことによって、過去や未来を思い起こすヒントを提示したいと思った

※ 今回は庭園入園料なし! 前回、庭園入園料を徴収された理由は ここ をクリックしてご覧ください


'14France・美術館めぐり・ヴェルサイユ宮殿

モンマルトル界隈

2014-12-08 | フランス

さて、前回の続きです
アメリのクレーム・ブリュレを食べて、再びメトロに乗ってサクレ・クール寺院へ
参道(と、フランスでも言うのかな?)は原宿の竹下通りくらいの道幅と人混み
「見るからにベタな」パリ土産を売っているお店がずらっと並んでいました(笑
※ マウスオンあります

【サクレ・クール寺院】
サクレ・クール寺院は普仏戦争(1870-71)の戦没者を慰霊するためにカトリック教徒たちの献金によって
造られた寺院ですが、モンマルトルの丘の地盤は古代ローマ時代からの採石場だったため地盤が悪く
完成は、建設が決定した1873年から実に41年後の1914年でした(献堂は1919年)
「○○と煙は高いところにのぼる」とばかり、ここでも234段の螺旋階段を上ってドームまで行きました

ドームを下りて、次はパリで最も絵描きさんの多いテルトル広場へと向かいます

【シュバリエ・ド・ラ・バール通りにて】

【テルトル広場】
似顔絵の画風も画家によってずい分と違いますね
すぐ上の彼女、私がレンズを向けたら一瞬にして耳まで紅潮してしまいました
とてもシャイでチャーミングなお嬢さん、絵から受ける印象とはちと違うかな?
なんて可愛いのでしょう、思わず

【モンマルトル美術館】

その隣は・・
【エリック・サティ旧居】
・・と言っても住んでいたのは、このアパルトマンの屋根裏部屋
中はかなり狭く、ピアノとベッドだけでいっぱいだったとか

モンマルトル美術館の裏手の道に回ると・・
【ル・クロ・モンマルトル】
ソール通りとサン・ヴァンソン通りに囲まれて広がるブドウ畑があります
そこで収穫されるのが、知る人ぞ知るパリ産ワイン、Le Clos Montmartre
約1550平米のブドウ畑で栽培されている品種はガメイ、ピノ・ノワールなど
生産量は、フルボトル500ml(50ユーロ)で1000本、希少価値のワインです

ル・クロ・モンマルトルのブドウ畑とサン・ヴァンソン通りを隔てて・・
【オ・ラパン・アジル】
無名だったピカソやユトリロ、マティスなどが通っていたことで有名なAu Lapin Agil(オ・ラパン・アジル)
ユトリロが繰り返し描いたラパン・アジル(右)、外壁の色は違うものの今も当時の面影を残していました

GuiloGuiloに向かって歩く途中で・・
【その他】
フランス人は映画好き? ホテルの近くや行く先々で映画館が目に留まります
ここも普通の建物のように見えるけれど入口にCINE 13 THEATRE とありました
そして右側の風車のある建物はレストラン ムーラン・ド・ラ・ギャレット
かつて田園風景が広がっていた頃、ルピック通りには小麦をひく風車小屋がありました
その風車が現在でも2つ残っており、ひとつはこのようなレストランになったのだそうです
下のカフェ、Le Prohibido は大きくひびの入ったガラスを取り替えもせず、このような絵を
描いています いや、この絵のために、わざと入れたひびなのかもしれませんね
実際に見ると、店内の灯りでひびの部分が煌めいて、とてもきれいです


Gnossiennes No. 5

あえて5番!


'14France・パリ・モンマルトル・サクレ・クール寺院・みうじっく

アモリーノのジェラートとアメリのクレームブリュレと

2014-12-06 | 食べてばっかしやん

【ギャラリー・ラファイエット】
ホテルからほど近い距離にある老舗百貨店 ギャラリー・ラファイエットには
パリの歴史的建造物ステンドグラスのクーポール(円形天井)があります
真下から見上げると、まるで大きな万華鏡のようで、とてもきれいです

ギャラリー・ラファイエットの出入口にあるAmorino(アモリーノ)はイタリアで人気のジェラート屋さん
パリに出店したら、たちまち大人気となったそうです
自家製フルーツジェラートや、チョコレート、ティラミス、コーヒー、キャラメルなど、どれも美味しそう
色々な種類を少しづつバラの花のように盛ってもらいました
秋田の ババヘラアイス に似ているようにも見えるけれど、どちらかが真似たなんてことはないでしょう

【ギマール設計のメトロ入口】
ブランシュ駅はガラス張の屋根はありませんこちらは、先日もアップしたアベス駅の入口です

ブランシュ駅の前にはムーラン・ルージュがあります

でも、ブランシュ駅に下り立ったのは・・ ギマール設計のエントランスを見比べるためでも
ムーラン・ルージュでもありません カフェ・デ・ドゥ・ムーランのクレーム・ブリュレのため

【カフェ・デ・ドゥ・ムーラン】
アメリ」はどちらかと言うと、苦手な部類の映画ですが
カフェ・デ・ドゥ・ムーラン のクレーム・ブリュレだけは気になっていました
映画が公開されてから、もう10年以上経つというのに、この時 私と同じ
ような目的の客はザッと数えただけでも5組はいたように思います(笑
で、肝心のお味は・・ 食べ比べをするほどの数をこなしてはいませんが
「際立って」と言うほどではないけれど、普通に美味しかったと思います

【GuiloGuilo】
前回は10月のメニュー、この日からは、1日早いけれど11月のメニューに変わっています

クレーム・ブリュレを味わった後は、サクレ・クール寺院や画家たちが集まるテルトル広場など
のんびりとモンマルトル観光をして、パリ初日と同じGuiloGuiloで食事をしてホテルに戻りました
モンマルトル観光は次回に・・

今日は私の誕生日 これからちょっと出かけま~す

'14France・パリ・うまいもん

五島美術館庭園の紅葉

2014-12-04 | 紅葉狩

五島美術館の特別展 存星-漆芸の彩り- の最終日が迫っているので
久しぶりに雲ひとつない青空ということもあり、世田谷まで行って来ました
「存星」に関する説明は私には難しいので、リンク先でご覧いただくとして
ここでは、元は五島家の庭であった美術館庭園の紅葉をご覧ください







美術館めぐり・五島美術館・紅葉狩