2アウト満塁!

Hi!yoccoで~す

ルーブル美術館

2014-11-30 | フランス

【ルーブル・ピラミッド】
この日は、ノートルダム大聖堂、エッフェル塔、ルーブル美術館と、3ヶ所も回りました
それぞれをじっくり見ようと思うと、けっこう疲れます
ルーブル美術館に至っては、体力的にどう頑張ってもじっくり鑑賞できるのは僅か数点です

そこで、私が選んだのは・・
【サモトラケのニケ】
1863年にエーゲ海のサモトラケ島で発掘されたギリシア神話に登場する勝利の女神ニケの彫像です
優美で力強い大きな翼と、風に向かい立つ女神の体に張りつくような薄衣は躍動感そのものです
ミロのヴィーナスよりも、ダ・ヴィンチのモナ・リザよりも、最も感動したのはサモトラケのニケでした

【ミロのヴィーナス】

ちょうど50年前、日本に来たミロのヴィーナスを国立西洋美術館に観に行ってきたと
ふだん穏やかな口調の慶大生の家庭教師が、いつもとは明らかに違うテンションで
その様子を語ったのを思い出しました  私はこんなにゆったりと鑑賞しているのに
彼女はどれだけの群衆に揉まれながらヴィーナスを垣間見たのでしょう

※ ルーブル美術館から海外へ渡ったのは、1964年の国立西洋美術館と
  京都市美術館で行われた特別展示のみだそうです

【モナ・リザ】
世界で最も有名な肖像画とも言われるレオナルド・ダ・ヴィンチのモナ・リザ
モデルは、フィレンツェの商人の妻リザ・デル・ジョコンドとする説が最も有力ですが
未だにモデルの正体や、絵に隠された謎などに関してさまざまな議論が絶えません
夜間の鑑賞でしたので、さほど人も多くなく一番前で思う存分撮影できましたが・・
どう頑張ってみても、モナ・リザと私たちを隔てる厚いガラスへの映り込みを完璧に
排除することは出来ませんでした
そんなモナ・リザより、口元に笑みを湛え、モナ・リザとのツーショットを自撮りする
女性と、その彼女を見つめる青年に焦点を合わせてみました(笑

【眠るヘルマフロディトス】
ニンフ(ギリシャ神話の妖精)、サルマキスの誘惑を拒んだヘルメスとアフロディーテの息子、ヘルマフロディトス
サルマキスは全能の神ゼウスに、2人の体を永遠にひとつにし、両性具有の体にしてほしいと頼みました
その、気怠い姿態が何とも官能的な女性像の反対側に回ると・・  なんと豊満な乳房をもった青年なのです!

【皇帝ナポレオン一世と皇妃ジョゼフィーヌの戴冠】
1804年、パリのノートルダム大聖堂にて行われたナポレオン・ボナパルトの「戴冠式」の様子を描いた歴史画
ナポレオンはローマ教皇ピウス7世をパリまで呼び寄せたうえ、教皇から冠を奪いとり、自らの頭に置きました
この絵では、冠を授けているのがナポレオンで、授けられているのは妻ジョセフィーヌになっていますが
画家のジャック・ルイ・ダヴィッドは、下絵では自分で冠をかぶるナポレオン像を描いたことが判明しています
しかし、あまりにも挑戦的、独裁的で、後世に残す絵画としてふさわしくないという判断のもとに修正しました
修正後の絵では、ナポレオンが皇后となる妻ジョセフィーヌに冠を授けようとしており、背後に描かれている
ローマ教皇ピウス7世は、人指し指と中指をかざしています
ヴェルサイユ宮殿の戴冠式の間にあった絵は、ダヴィッド自身によるレプリカです

【ルーブル・ピラミッドの内部】
1989年に完成したガラスと金属のピラミッドは、ルーヴル美術館のメイン・エントランスとして使用されています



Satie - Je te veux



'14France・パリ・美術館めぐり・ルーブル美術館・NIGHT BIRD・みうじっく

エッフェル塔

2014-11-28 | フランス

さて、RERに乗って行った先は・・ エッフェル塔でした
やはり、夫はここでも上に行きたかったようですが
これまで以上の待ち時間を考えるとパスせざるを得ません
エッフェル塔の前に、まず・・ ビル・アケム橋
二層構造のビル・アケム橋は、一階が歩行者、自動車用で二階部分をメトロ6号線が通っています
橋の中央の階段(写真左端)から、下流のグルネル橋まで続くセーヌ川の中州「白鳥の小径」に降り
グルネル橋の方まで歩くと、バルトルディによるオリジナル鋳造の 自由の女神像 もあるそうです

さあ、ここからは、私の独断でエッフェル塔三昧です
※ マウスオンで場所の説明など出ます





おまけ
手持ちで撮影ですので、不安定なアニメ画像となりましたが、ご容赦ください

'14France・パリ・エッフェル塔・フランスの橋・MAGIC HOUR・NIGHT BIRD


サン・ルイ島~マレ地区散策

2014-11-26 | フランス

※ マウスオンあります
前頁、ノートルダム大聖堂のフライング・バットレスを撮るために行った、聖堂の裏手には
恋人たちが永遠の愛を誓って付ける錠で埋め尽くされたアルシュヴェシェ橋がありました
シテ島とセーヌ左岸を結ぶアルシュヴェシェ橋は渡らずに、サン・ルイ橋を渡ってサン・ルイ島へ
サン・ルイ島には、気になるお店がいくつかありましたが、小物雑貨の、このお店もそのひとつ
カラフルな鳥も可愛かったけれど、その後ろにちょこっと写っている2羽のニワトリが欲しかった(笑
dents de lait乳歯入れらしいですが、「ねずみ」コレクターと言えど、抜歯は御免なのでパスです
アイスクリームが無性に食べたくなり、何となく立ち寄ったお店は有名な ベルティヨンでした
さて、前日リニューアルオープンしたばかりのピカソ美術館があるマレ地区に渡りましょう

シテ島から歩いて歩いて、やっとたどり着いたピカソ美術館でしたが、大勢の人が並んでいました
ミュージアムパスがあるから、私たちは並ばずに入られる・・ と思っていたら、チケットを買え!と
えッ? ガイドブックにピカソ美術館も含まれていると書いてあったのに・・ と、ミュージアムパスを
確認すると、ピカソ美術館はリストから消えていました
どうやらリニューアルオープンと共にミュージアムパスは利用できなくなったようです
ここでの待ち時間を考えると、その後の予定が大幅に変わりそうなのでピカソ美術館は諦めました

ピカソ美術館

再び、ノートルダム大聖堂まで戻って、セーヌ左岸のサン・ミッシェルノートルダム駅から
RER(高速郊外鉄道)に乗って、次の目的地へと向かいました
RERはイタズラ書きも殆ど見かけないし、座席も、途中から3本になる支柱も、洗練されてますね

'14France・パリ・うまいもん・フランスの橋




ノートルダム大聖堂

2014-11-24 | フランス

パッとしないお天気は、ヴェルサイユに行った一日だけで、翌日からは再び汗ばむほどの陽気です
この日はパリの名所めぐり・・ メトロでオペラからシャトレまで行き、ノートルダム橋を渡ってシテ島へ
※ マウスオンあります

橋を渡ると、右側は花・鳥市場、その先にはパリ警視庁
建物は、1863年から1867年に建築されたもので、1871年以来、警視庁の枢要部が使用している

そして・・ 道路を挟んだ向かい側に、ノートルダム大聖堂が突如? 現れました

「最後の審判」のポルタイユ

ン十年前の仏和辞典を引っ張り出して「ポルタイユ」を調べたら・・ portail → (教会など大建築物の)正面玄関

ノートルダム大聖堂の前まで来て、夫がまたしても塔に上ろうと言いだしました えぇ~ッ、またぁ~
開館前も含め約一時間ほど並んで、狭~い螺旋階段をぐるグルぐるグル387段上ったら
パリ市街の眺望と、時間を忘れるほど撮影に夢中になったガーゴイルたちが待っていました



ガーゴイル : 語源はラテン語で水が流れるときのゴボゴボというような音を表す gar であり
主として西洋建築の屋根に設置され、雨樋から流れてくる水の排出口としての機能を持つ、
怪物などをかたどった彫刻のことで、彫刻のない雨樋はガーゴイルとは言いません

次は聖堂内部です
上は、一段と美しいバラ窓 中央には聖母子像が配置されています

3時間余かけて塔の上と聖堂内を心行くまで見学した後は、外で気になるものを・・
0キロメートル地点
パリから各地への距離を表すときの起点は
ノートルダム大聖堂の前が起点となっています
フライング・バットレス
空中にアーチを架けた飛梁のことで、これによって
身廊の天井をそれまでより高くすることができました

この続きは、ただ今 編集中です

パリ雑学
ガリア戦記によると、紀元前1世紀にはガリア人のパリシイ族と呼ばれる民族が住んでいたというシテ島
パリの名はこのパリシイ族が由来となっており、シテ島のシテは英語で言うところのシティに由来している


'14France・パリ・ノートルダム大聖堂・フランスの橋

なんと一年ぶりです

2014-11-20 | 奈良が好き!

カテゴリーに『奈良が好き!』を掲げているのに、最後に奈良を訪れたのは 一年近く前
今年は色々な地を旅したけれど、「奈良」の名は一向に夫の旅のリストに上らない
先週、souuさんの『大古事記展』を拝見して、その禁断症状もピークに達した頃
「日帰りでもいらっしゃれませんか?」と、souuさんに背中を押していただきました
留守が多いと(=・ェ・=)(=^・^=)も心細そうにしているけれど、夫が家にいる日なら行ける!
思い立ったら吉日とばかり、深夜にインターネットで東京⇔奈良日帰りチケットをとって
昨日、奈良県立美術館に『大古事記展』を観に行って来ました

【奈良市総合観光案内所(旧JR奈良駅舎)】

当然のことながら、展示品は一部を除いて撮影禁止なので、写真は一切ありませんが
国宝・石上神宮イソノカミ   伝世品の 七支刀、偶然が重なって大発見となった 太安萬侶 の墓誌など
その場所を訪れて以来、ずっと見たかったものを目の当たりにして、感動も一入でした
souuさん、思い切って奈良に行ってよかったです
リフレッシュして来ました ありがとうございます

展示品の代わりに、奈良の紅葉をどうぞ
【旧東大寺境内 西大門址】




【大仏池】


【講堂跡礎石】


【大仏殿 西回廊】


【戒壇院 戒壇石】
たいていの人は気づかずに通り過ぎますが、戒壇院の境内には石標がいくつかあります
これは、門に至る石段の下にある戒壇石「大界外相」です
門の脇には「大界内相」、戒壇堂前には「戒壇外相」と刻まれた戒壇石があります
戒壇石は、お寺や清浄な場所の境界にある結界石の一つで「ここからは聖域」と伝えるものです

【勧進所 戒壇石】


14.11奈良日帰り旅行・紅葉狩

ヴェルサイユ宮殿の庭園が有料だったわけ

2014-11-18 | フランス

前回のヴェルサイユ宮殿編で、庭園は無料と思っていたのに別料金を払わされた件についてですが
帰国後、インターネットで検索した結果次のようなことが判明しました

ヴェルサイユ宮殿の噴水ショー

普段は無料で入れる庭園ですが、(各ショー)開催日は有料になります。
宮殿入場券、パリ・ミュージアム・パスをお持ちの方も別料金がかかりますので、ご注意ください。

■ 夜の大噴水ショー/Les Grandes Eaux nocturnes

   開催日:2014/6/21~9/13毎土曜日

    ■ 鏡の回廊での王様のセレナーデ
    
■ 大噴水ショー/Grandes Eaux musicales

   開催日:2014/4/5~10/26の土・日曜日、一部の火曜日

■ 音楽の庭園/Jardins musicaux

   開催日:2014/4月~10月の一部の火曜日

私たちは「音楽の庭園/Jardins musicaux」に該当しました
普段入ることのできない庭園内の木立ちやその他の場所が、4月~10月の一部の火曜日に開放。
音楽が楽しめるのは10時~18時30分です(噴水は稼働しません)
[音楽の庭園のみのチケット]
パリ・ミュージアム・パスをお持ちの方は一般:8ユーロ  割引(子供):7ユーロ
・・以上のような理由からでした


'14France・ヴェルサイユ宮殿

ヴェルサイユ宮殿

2014-11-17 | フランス

さあ、この日は旅の最大の目的でもあるヴェルサイユ宮殿です
好天だった月曜と打って変わり、パリは今にも雨が降り出しそうな灰色の雲に覆われ、肌寒い
でも、ヴェルサイユ宮殿は月曜が休館日なので仕方ありません
最近行ったという GuiloGuilo スタッフによれば「パリは雨なのにヴェルサイユは青空だった」そうなので
多少の期待を抱いて行ったのですが・・ ヴェルサイユはもっと寒く、ダウンジャケットを着込みました
こんなに並んでいてもミュージアムパスがあるから
スイスイ入られる、と思ったら・・ 誤算でした
係員が入場券やパスの有無を確認するまでは同じ
列に並び、振り分けられるまで40分かかりました

やっと入場できて記念撮影のカップル
手荷物検査をして、やっと入場できるのですが・・
別の、お天気の好い日に改めて行くと全然並んでいませんでした
あの混みようは何なんでしょう? 休館日の翌日だから? それともたまたま?
先ず、お目当ての李禹煥の作品を見るために庭園に出ました
ところが、各種ガイドブックには「庭園は無料」と書かれているにもかかわらず
庭園入口に簡易ゲートが出来ており、ミュージアムパスを提示してもこれはダメ!
別料金の8ユーロを払えと言うのです
腑に落ちないまま、言われるように2人分の16ユーロを払って中に入りました
但し、李禹煥の作品は、後日撮影したものと併せてアップ予定ですので
今回掲載の写真は宮殿内のみです

【王室礼拝堂】
ルイ16世とマリー・アントワネットの結婚式が行われた場所としても有名な王室礼拝堂
かつて宮廷では通常毎日午前10時に、王のミサが執り行われました
ミサは階上廊の王の特別席で行われ、そこには王を取り囲むように王の家族もいました
祭壇の上にはクリコ作のパイプオルガンが見えます

【ヘラクレスの間】
ヴォールト(アーチ状をなす天井)の大きな寓話的作品には142人の人物が描かれ
イタリアのフレスコ画家の傑作に匹敵するほどですが、画布を壁に貼り付けたものです

【豊饒の間】
夜になると、この豊饒の間でカフェ、ワイン、リキュールなどが供されました

【ヴィーナスの間】【マルスの間】
ヴォールトには愛の女神が描かれ、その下部を装飾する絵画は古代の
英雄を描き、ルイ14世治政下の出来事をオリンポスの神々に例えました
衛兵の間として使われ、軍神
マルスを題材にした天井画

【メルクリウスの間】【自動振り子時計】
ルイ14世の寝室であり、遺体が1週間ほど安置され、ミサが行われました
メルクリウスは、天井画の「水星と商業の神・メルクリウス」から

ルイ14世に贈られた自動振り子時計は
今も現役だそうです

【戦争の間】【平和の間】
「鏡の回廊」を挟んで「平和の間」と対になる部屋
天井には戦争をモチーフにした作品が並びます
平和に因み、随所に楽器をモチーフにした装飾が
施されています 主に王妃の遊戯室として使用
戦争の間の、レリーフに描かれたルイ14世の勇ましい姿が、『ベルサイユのばら』のオスカルのモデルに
なったと言われています

【鏡の回廊】
庭園を望む回廊は、窓と対になるように357枚もの鏡がアーチ形にデザインされ、回廊内を輝かせています

カップルがやっと入場できて、記念撮影をしていた場所辺りを鏡の回廊から撮ってみました

【閣議の間】
ルイ14世の執務室であったことを物語る大きく立派なテーブルが目を引きます

【大膳式の間】
王と王妃が公式の食事をした場所
公式の食事中に人々との謁見も行われましたが、着席するのは王族だけだったそうです
壁にはマリー・アントワネットと子供たちの肖像画もありました

【戴冠式の間】【戦闘の回廊】
ナポレオンを題材にした絵画が飾られる部屋
ルーブル美術館所蔵の『ナポレオン一世の戴冠式』のレプリカ(左側に写っている絵)は、画家ダヴィッド本人によるものです

496年のトルビアックの戦いから1809年のヴァグラムの戦いに至るまでのフランス史上名高い戦闘を描いた33の絵画を集めた回廊
フランスを支配した全ての王朝、フランス革命とナポレオン1世もここに描かれている

※ 李禹煥の作品を探して広大な庭園を歩き回った後、宮殿内を隈なく見たら、もうヘトヘトでした
  それもそのはず、宮殿も含む敷地面積は約1,000ヘクタール、TDLとTDSを合わせた10倍になります



'14France・美術館めぐり・ヴェルサイユ宮殿

水上温泉一泊旅行

2014-11-11 | 旅の鞄

ロストバゲージで結束が生まれたモロッコ旅行のツアーメンバー
旅行後も交流が続き、1回目はお食事会、今回は水上温泉一泊旅行でした
5,6ヶ月も前に何も考えず、都合の良い日と言うだけで決めた日程は11/16
旅行が2ヶ月後に迫った頃、一週早めれば温泉だけではなく紅葉も見られると
幹事さんの英断で予定が11/9~10となり・・
低い山は紅葉まっただ中でしたが、谷川岳ロープウェイから見る景色はすっかり落葉していました
慌てたのは、パリから帰って2週間の余裕があると思っていた私たち
おまけにパリは予想に反して、ちょっと動けば汗ばむほどの陽気で
帰国直後に風邪をひき、声も出なくなり、1週間ひたすら静養に専念した私
それでも、皆さんにお目にかかって、すっかり元気を頂いて帰ってきました

お土産は幹事さんご推薦、群馬の誇る 名月
皮が薄く、甘みと酸味のバランスがとてもよい
今、一番好きな秋映を勝るとも劣らないりんごです
出荷数の少ない名月を奔走して買ってきてくださったり
温泉だけではなく、紅葉も楽しめるようにと悩まれたり
幹事さん姉妹、お陰さまで楽しい旅行でした
ありがとうございます

※ 簡単なマウスオンコメントあります


水上温泉旅行・モロッコ会・紅葉狩・うまいもん

ナヴィゴとミュージアムパスを手に・・

2014-11-08 | フランス

パリの空港では売り切れの可能性もあるというので、予め日本で購入しておいた パリミュージアムパス
ホテルの最寄り駅で購入した、メトロやバス、RER(高速郊外鉄道)で利用できる1週間有効の定期 ナヴィゴ
これさえあれば、乗り物と美術館に関しては大体スムースにことが運ぶらしい・・
なのに、夫はオペラ・ガルニエから徒歩でルーブル美術館へ、しかも月曜開館のルーブルはスルー
カルーゼル凱旋門をくぐって、長~く広がる チュイルリー公園 に入りました (・・?)はてな
下調べを全くしないパリ初心者の私と、パリ3度目・下調べバッチリのお抱え添乗員兼ガイドの夫
「ま、何か考えがあってのことでしょう」と、公園で寛ぐ家族やアートを撮りながら歩きました
モネが国家に寄贈した『睡蓮』の連作を収めるために、チュイルリー宮殿のオレンジ温室( l'Orangerie)を
整備したというオランジュリー美術館は、建築家の助けを借りてモネ自らが図面を引きましたが、長年の間に
何度も形を変え、モネの理想から大きくかけ離れてしまいました  そして現在のオランジュリー美術館は、
モネが望んだ開館当時の状態を取り戻すべく大改修を経て、2006年にリニューアルオープンされました
モネの「睡蓮の間」は、自然光は変化するものであり、特定の理想的な光というものはないと言う考えで
朝の光は夕方の光とは違い、晴れの日と曇りの日も違う・・
ガラスの屋根を通してこのような天候の変化を感じ取れるようにしたとのことです
モネの睡蓮を自然光のみで鑑賞する直島の地中美術館に似ていますが、暗すぎる時には人工照明も用いる
ようです  このままずっと、ここに座り続けていたいと思うほど、8枚の「睡蓮」に魅了されてしまいました
チュイルリー公園の端から端まで歩いたら「この先がシャンゼリゼ通りだから凱旋門まで歩こう」
フランス革命当時はルイ16世やマリー・アントワネットの処刑が行われたコンコルド広場
広場にはエジプトから贈られた、ルクソール神殿のオベリスク「クレオパトラの針」があります
シャンゼリゼ通りは、今月20日から点灯されるイルミネーションの取り付けの真っ最中でした
今年もニュースで、200本の並木を美しく彩るシャンゼリゼ通りを目にするでしょう(~2015年1/5)
凱旋門の前まで来たら、やっぱり言われました「屋上展望台に上ろう!」
かくして272段(284段とも言われてます)の狭い螺旋階段をグルグル上って屋上へ
あれは○○、これは△△などと確認しているうちに陽ざしがオレンジ色を帯びてきました
ホテルまで三脚をとりに戻ることになり、この後やっとナヴィゴを使わせてもらいました
メトロのオペラ駅を出たら、インド人の焼き栗屋さんがいました
あ、パリもそろそろ焼き栗の季節なのねと買ってみました
永平寺門前や坂本で食べた焼き栗がとても美味しかったので
そのつもりで多めに買ったら、ミディアムレア でした
あのインド人、見習いアルバイトなのかな?
ベテランの焼き栗屋さんならもっと美味しいのかな?
旅行前に会った友人に教えてもらった、とっておきの夕夜景スポット・モンパルナスタワー
カメラのレンズをアクリルフェンスの外に出せるすき間が空いているのに、日本人としては
平均的身長の私では届かない (ノへ ̄、)グスン せっかく持って行った三脚も無駄でした
何も撮らずに帰るのも悔しいし、精一杯 背伸びして息を止めてシャッターを切った1枚です

モンパルナスからオペラまで戻ってくると、時計はすでに8時をだいぶ回っていました
お腹が空いたけど、訳のわからないフランス語のメニューに立ち向かう元気もなく・・
朝、オペラ大通りをルーブル美術館まで歩く途中に出会った日本人の熟年夫婦が
「この辺に日本食のお店がいっぱいあるらしいけれど見つからないの」と話していた
ことを思い出し、探してみると大通りから一本入った道路の両端に、そば・うどん・
お好み焼・居酒屋・札幌ラーメン・焼鳥に日本食レストラン・BENTO 等々懐かしい
言葉がずらり並んでいるではありませんか  ひと通りお店を物色すると、どの店も
日本食を食べ慣れているらしいフランス人が日本人観光客より多いのには驚きです
・・で、私たちはいかにも「日本の中華屋さん」ぽい 来々軒 を何となく選びました


日本にいるような気分で食事を終えてオペラ大通りに出ると、やはりここは間違いなくパリでした
日中は記念写真を撮る観光客がいっぱいいたオペラ・ガルニエの前は
少年グループ(アイドル?)が出てくるのを待つ少女たちが大勢詰めかけていました

※ マウスオンで簡単な説明が出ます


'14France・パリ・美術館めぐり・オランジュリー美術館・エッフェル塔・うまいもん・NIGHT BIRD

Comment allez-vous?

2014-11-04 | フランス

ごきげんいかがですか?
パリに行って来ました つい2ヶ月前には、そんなスケジュールは無かったのに・・
札幌芸術の森 で私が発した「李禹煥Lee U-Fanの素晴らしさがよく分かった」の一言と
NHKの ベルサイユにアートの虹を架ける ~李禹煥(リ ウファン)の挑戦~
夫の「旅に出たい病」が一気に炸裂、いつ行くの?今(しか無い)でしょう!とばかり
家を空けている間の(=・ェ・=)(=^・^=)のこと、植物の水やりが心配で渋る私を後目に
半ば強引に娘に留守番を頼み、ホテル・航空券の予約もして準備万端整えたのに
周囲には、私が行きたがっているから・・ ですって ((((( ;゜Д゜)))))  まじか!!!


延々と続くツンドラ地帯


朝の9時10分に羽田を発って、夕方4時過ぎにはパリ(時差8時間)
ホテルのチェックインを済ませたらメトロを乗り継いで食事に・・
それにしてもパリの街並みは、どこを撮っても絵になりますね
メトロの椅子もカラフルで可愛いし・・ 
メトロ開通当時の、美しい姿を残すアールヌーヴォー建築の入口もステキ(アベス駅
ギマール設計のガラス張屋根のエントランスが完全な形で現存しているのは3ヶ所のみとか
但し、いたずら書きやタバコのポイ捨て、ゴミなどは日本の方がずっと清潔ですね

※ アベス駅は映画「アメリ」の中にも登場しています


一日目から完璧な和食(笑
GuiloGuilo


先付け
秋刀魚の八幡巻き
茄子のオランダ煮
前菜
青唐辛子の鰯射込み、鯛の昆布締め磯辺巻き
鰤の煮こごり、ジャガイモの炊いたん
アンチョビのソース、ハムとビーツの干しリンゴ巻き
柿と胡瓜の胡麻和え
椀物
焼き鯖のみぞれあんかけ



向こう付け
烏賊の細造りの握り
フランス産のイカは美味しい?
生のイカは食べられない私も美味しく頂きました
くずし
茄子のトウモロコシ味噌田楽
牛肉と海老のそぼろ

お口直し
蛸酢 柴漬けの黄身酢

お食事
松茸ご飯、イクラおろし
鮭の塩焼き 茄子の漬け物三種盛り
別注
フォアグラの握り



甘味
焼きマカロン、ジャスミンと栗のクリーム
抹茶のリオレ、紫蘇のティラミス
さつま芋のチョコレート


GuiloGuilo は京都木屋町五条のくずし割烹枝魯枝魯ひとしなギロギロ    のパリ店で、京都店は元より
オーナーの枝國さんがプロデュースされていた原宿のお店には枝國さんが月一で立たれる日に
必ず訪れていたのですが、パリ出店の準備で長期不在が続いたこともあり足が遠のいていました
今回は6年ぶりにお目にかかられるかと思って日本から予約の電話を入れたところ・・
な、なんと私たちと入れ違いに日本に戻られて、京都と神楽坂のお店に立たれるとか
まッ、パリのお店に食べに行く約束はちゃんと果たせました・け・れ・ど・・
飛び込みではなかなか難しいのはパリ店も同じ、それもフランス人客が90%とはすごいです

'14France・パリ・うまいもん・MAGIC HOUR・NIGHT BIRD