一級建築士の「住宅のヒントと秘訣」

注文住宅を考えたら「住宅の考え方が180度変わる」住宅勉強会やセミナー、他では聞けない住宅や建築がわかるブログ。

スタッフによるブログ(1)

2007年07月02日 11時56分13秒 | スタッフのブログ
みなさん、こんにちは。ミタス一級建築士事務所の清水煬二です。

本日は、スタッフにブログを依頼しました。
これからもときどき、交代で書いてもらおうと思います。


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みなさん、こんにちは。ミタス 一級建築士事務所のスタッフS.Kです。

娘が通う小さな絵画教室の先生に勧められて、5月は国立博物館の「レオナルド・ダ・ヴィンチ展」に、6月は国立新美術館の「モネ展」に行ってきました。

どちらの展示もたいへんな盛況で、人波のうしろからピョコピョコ背伸びをしなければお目当ての作品を拝めない状況でしたが、
ダヴィンチの業績がすべて「いかに描くか」という模索の結果だったと知ったり、
モネが描き切りたかった一瞬の光を、『積みわら』などの連作で見ることができたり。
じゅうぶんに楽しめました。
・・・もっとも肝心の娘は絵より音声ガイドの操作に興味津々という幼さで、何を見たのかよくわかっていないようです。

私は絵はもちろん建築にも興味があるので、美術館に行くと2倍楽しめます。
特にここ数年に建てられた新しい美術館は、建物はもちろんショップやカフェを充実させて展示以外の魅力を出すのが一般的になっていますから、
展示の見学のあとショップを冷やかし、カフェで休憩し、建物そのものを見て回り・・・と何時間も滞在することになります。

昨年行った「安曇野ちひろ美術館」(長野県)は画家・いわさきちひろの個人美術館ですが、その楽しみを存分に味わえるものでした。
いたるところに置かれた座り心地のいい椅子(中村好文さんの作品)、芝生の庭に置かれたパラソルの下での食事、北アルプスを眺める絶好のロケーションに置かれたたくさんのデイベッド!
館を企画した松本猛氏(ちひろさんのご子息)の著書「ぼくが安曇野ちひろ美術館をつくったわけ」(講談社)を読むと、自身が体験した世界各国のユニークな美術館からヒントを得て、理想の美術館を作り上げていった情熱の一端をうかがい知ることができます。
私のようにわざわざ足を運びたいと感じる人が多いからでしょう。不便な場所にありながら開館10年ですでに約230万人の来館者があったそうです。画家の個人美術館としては異例のことですが、それも頷ける気持ちのいい空間でした。

新しい美術館が全国で次々にオープンしている昨今、私が行きたいと思う美術館のリストはふくらむ一方です。


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