主観的な判断となりますので、異論のある人もいらっしゃるでしょうが…。
忘れないうちに「サァラ麻布」から3回連続です。
「世界一美しいクイーンアン様式の椅子」とコレクターから称された理由は
直接見て聞いて頂くことにして、簡単に説明しておきます。
写真の椅子は、オリジナルの椅子を手彫りによって忠実に再現した椅子です。
このオリジナルの椅子は、家具のコレクター達から「世界でもっとも美しい椅子」
と言われた椅子で、1760年代にフィラデルフィアで製作されました。
2002年ニューヨークのクリスティーズにてオークションにかけられ、
木製サイドチェアの世界最高額の8千3百万円で落札されたそうです。
椅子の品質や制作技術の高さはもちろんですが、
背もたれのくり抜いて残っている中央の部分、
クイーンアン様式の椅子の特徴どおり花瓶ですね。
その左右のくり抜かれた部分の形状をご覧下さい。
対の鳥になっているのがわかると思います。
この部分のデザインや、4脚の足先の水晶玉を掴んだ
龍の脚、その指の角度がフィラデルフィア独特の90度と
なっています。
マニアやコレクターにとっては、全体のシルエットだけでなく
こういったこだわりの部分まで含めて、「世界一美しい椅子」と称したようです。
では、このシリーズの締めくくりにその他の写真を一挙にアップしましょう。
▲この椅子は、両方とも高級家具です。
片方づつパッと見ても、同じように見えます。
ですが、両方並べてよく見ると…
明らかに、違いがわかるのです。
価格も6~7倍の差があります。
テレビで「一流芸能人、映す価値なし」という私の好きな
クイズ形式の番組がありましたがそれに出したいくらいです。
高価な方の椅子は、なんとちょっとした新車なら
買えてしまう…という価格です。
▲これが、冒頭の椅子とテーブルセット。壁際にあるサイドキャビネットは
8万7千点を集めた家具コレクターで有名なデュポン氏が、もっとも気に入った家具
と言われたものの、レプリカです。材料や造り方、デザインは全く同じです。
これらをセットで購入すると…
新車どころか… ○○が買えるかも…??
▲このテーブルのデザイン、なかなか良いです。
▲この椅子のデザインも良いです。
▲ファブリックの打ち合わせコーナー
▲クラシックなデザインだけではありません。
モダンなデザインのものもあります。
▲飾り小物も海外からたくさん集めて、展示しています。
▲この家具のデザインは、ベッカムの自宅や航空機のファーストクラスの
インテリアデザインも担当した有名な女性デザイナーによるものです。
「サァラ麻布」の写真を3回に渡って紹介させて頂きました。
最初に「高級輸入家具をお考えの方は、ぜひ一度は見ておくことをお勧めします」
と申し上げたのは、たくさんの商品があるということだけではなく
家具に対するポリシーや一貫性、姿勢が素晴らしいからです。
高級家具に対する見方が変わってくるでしょう。
他店で高額な家具を買うなら、もっとリーズナブルで品質の良い家具が
ここで手に入ることもありますし、他にはない本物中の本物の高級家具もあります。
今回、アップした写真は3回分合わせても、全体の4分の1か5分の1くらいしか
写っていませんが、
ここに紹介した100倍くらいの説明を、合わせてお聞きすることができました。
このブログでみなさんに良い内容の話をお伝えできました。
掲載を許して頂き、詳しく説明して頂いた「サァラ麻布」の社長に感謝します。
……………………………………………………………………………
こんにちは、ミタス一級建築士事務所の清水です。
住まいに興味のある方はもちろん、無い方にも
何となく役立つか、楽しめる内容になることを願いながら書いています。
ご意見があれば、お気軽にどうぞ!
一級建築士事務所 横浜市
mitasu1のツイッターを読む
All contentsCopyright R 2010 mitasu