一級建築士の「住宅のヒントと秘訣」

注文住宅を考えたら「住宅の考え方が180度変わる」住宅勉強会やセミナー、他では聞けない住宅や建築がわかるブログ。

レオパレスのアパート界壁問題について

2018年05月29日 21時04分50秒 | 住宅検査・トラブル相談
▲界壁部分にロックウールを工事しています。
天井裏の部分です。壁を屋根の下まで立ち上げて、
このあと石膏ボードを両側から2重に張ります。 
アパートの隣の部屋間の防火上の問題が一番、次に遮音の問題対策です。


昨日の2018年5月28日から報道されています、
レオパレスのアパート界壁問題ですが、誤った表現で報道されているのを
見ましたので、正しくお知らせしておきます。

1万5千棟のアパートといいますから、かなりの数です。
(※違反となった対象は200棟超と訂正されましたね)

「界壁が天井に達していなかった」という報道がされていましたが、完全に間違った表現です。
建築を全く知らない人が、何も考えずに表記したのでしょう。

これでは、誰が見てもわかる壁が天井まで届いていない状態を示すのですから
有り得ませんね。お隣と壁越しに「こんにちは」となる状態ですから。
見落とされるわけがないでしょう。

正しくは、「小屋裏の界壁が屋根に達していなかった」となります。
天井までは達しているのです。見えない天井裏なのです。

天井裏に潜れば、隣の部屋の天井に行けてしまうということです。
防犯上かなり問題ですね、小説や時代劇のようです。
隣との境となる壁が天井裏では無かったのですから、
火事の場合も、日常の音も、天井に潜れば隣にも行けてしまうということです。


現在は、法的には防火上の問題と遮音の問題で規制され、界壁はかなり重要なことです。

お隣が火災を起こしたときに類焼しにくいように義務付けています。
石膏ボードを2重に張って、中にグラスウールかロックウールを入れるのはこのためです。

同時にお隣との音も聞こえにくくします。

同一世帯の一般住宅内では、ここまでしませんし、義務も必要もありません。

13年間もの間、これだけの数が見落とされていたのが問題ですが
まだまだ他にも、他のメーカーや工務店でも、たくさん見逃されていると思います。

職人さんが誰も知らなかった、
大手ハウスメーカーの現場監督が誰も知らなかったか意識が無かった、
検査を行った人も意識がないか知らなかった

という状態が続いていたのですから、レオパレスだけではないでしょう。
また、この問題だけでもないはずです。

私が常々みなさんに伝えているのは、

「良い家を創るには、設計と同じくらい監理も重要だ」ということの意味が
こういうことなのです。

信じてもらえないのですが、大手ハウスメーカーでさえも、
現場監督が工事品質をチェックしていませんし、監理もしていません。

下請け任せ、職人任せなのです。

第三者検査があっても、こういうことはまだまだ氷山の一角でしかありません。


 

▲▼天井の上に壁が屋根の下まで達していて、ロックウールを張っています。
このあと石膏ボードを2重に張って完了です。
アパートの工事中に、ミタス一級建築士事務所が検査で撮影した写真です。
後では見にくくなりますし適当に張られてもわからないので、
事前に指摘をして見れるタイミングで検査に入っています。
アパートでは重要なポイントのひとつです。


レオパレスの新たな問題発覚について 2019年2月5日

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戸建て注文住宅の竣工検査

2018年05月26日 19時19分19秒 | 施主と一緒に
▲キッチンからダイニングを見る 
奥の窓からは、見晴らしがよくずっと遮るものが何もありません。


建物が完成して、施主と一緒に竣工検査をしました。

チェックをするのですが、それよりも確認と説明が中心になります。

高台で見晴らしの良い家で、2階にLDKをもってきました。

トリプルガラスも、部分的に採用しています。

 


▲▼業者の人にも器具説明などをしてもらいます。




▲▼私は、以前紹介した風と光が入る窓の説明を



▼それが終わると、現場でカーテンの最終確認です。
これはスタッフに任せています。この現地での確認で縫製に入ります。




ご入居され、引っ越し後落ち着いたら
またスタッフと一緒にお邪魔させていただきます。

そのときに、感想やお話をお聞きするのを楽しみにしています。


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漆喰の家 増築編

2018年05月19日 12時37分46秒 | 住宅完成写真
▲ 玄関に入った出窓から見える外壁の飾り


ミタス一級建築士事務所のホームページ 住宅実例写真 リフォーム編に
漆喰の家 増築編 を追加しました。

写真9枚までなので、補足分の写真をこちらに載せておきます。

新築の漆喰の家でも紹介していますが、増築を行ったものです。

応接室、主寝室、ルーフバルコニーを増築、玄関ホールを広く
というのが、主な目的です。

今回も内部と外部の壁は、ほぼ漆喰塗りでした。

増築した応接室と主寝室の写真は、ホームページの写真をご覧ください。

 

▲▼上が増築前の玄関ホール
下が、拡げた玄関ホール 1階のホール床は大理石




▲玄関に入った正面の出窓から外を見る


▲玄関ホールからローカを通って、左が応接室、右が主寝室
奥がガーデンへの出口、上部にはトップライトからの光も

▼ローカ上部のトップライト



▲増築部の大きなルーフバルコニー
左のブラウン色の台形はトップライト


▲2階のローカからバルコニーへの通路へ
漆喰が似合います



▲▼改築で造った2階ルーフバルコニーへの通路


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ガスコンロ火災からの注意事項

2018年05月18日 09時16分39秒 | 住宅ノウハウ・実例
▲ 大和市火災予防条例より転記 
どの地域でも、ガスコンロで木造なら、この壁から15センチ離す
という考えが必要とお考え下さい


おとといの 2018年5月16日にアップした リンナイガスコンロの評判 を記載したばかりですが、念のためもうひとつ重要な注意事項があります。

今朝、日経XTECHで報道されていた「低温発火」の問題をお話ししておきます。

これは、もう何十年も前から指摘され注意してきたことですが、

木造の場合、ガスコンロを壁から15センチ以上離さなければならない、ということです。
壁部分が不燃材料で覆っていてもです。

この火災現場の写真は勝手に転載できないので説明ですが、

本日2018年5月18日の日経XTECHには、石膏ボードを2重にしてステンレス板を
張っていた壁から煙が出て、中を調べると内部の木材が炭化して、煙が出ていたとのことです。

これが低温発火です。
内部の木材が炭になってしまい、低温でも発火可能状態になってしまうのです。

これを防ぐには、壁の表面を不燃材にするだけでなく、
ガスコンロをの場合、壁から必ず15センチ以上離して欲しいのです。

システムキッチンの場合、通常の組み合わせですと15センチは離れるようになっていますが
寸法オーダーや、据え置き式のコンロぼ場合は注意が必要です。

据え置き式というのは、賃貸住宅などでは今でもよく見かけますが
キッチン代の上にガスコンロをポンと置いて使う場合です。

この場合、15センチ以下となってしまうことがあるので注意です。


▲据え置き式のガスコンロ
右側の壁がタイルになっていて不燃ではあるが、内部の木材が炭化していって
炭になった場合、低温でも発火して火災になることがあるので注意
この場合でも15センチ以上離して欲しい。現在はほとんど離れていない。

また、おととい記載した、天板を75センチにする場合、
現在が天板60センチタイプでも天板75センチ交換はできますが、

現状で、壁から15センチしか離れていない状況で75センチタイプにしてしまうと
残りの距離が7.5センチとなってしまいますので、危険ですし、おやめ下さい。

急ぎお知らせして、先日のブログにも追記しておきます。

IHヒーターの場合と、
ガスコンロでも鉄筋コンクリート造で、壁の下地に木材を使っていない場合は
別です。



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リンナイガスコンロの評判

2018年05月16日 11時57分30秒 | 住宅ノウハウ・実例
▲交換完了時のリンナイ デリシア DELICIA


2か月以上前の2018年3月9日にアップしたブログを見た、
ミタス一級建築士事務所のユーザーの方から
ビルトインガスコンロを変えたいと連絡がありました。この記事です。

リンナイの研修

どうせ変えるなら、高性能が良いのではと、
研修でみたリンナイのDELICOA デリシアという一番上位のシリーズを
お勧めしました。試食もしましたし。(^^)ゞ

60センチのコンロ幅ですがに天板は75センチタイプで、色はシルバーです。
消費税を入れると、製品の定価は30万円を越えます。

毎日使うからと自動タイプのこれを選択されました。

製品と職人さんを手配、既存を撤去し、天板掃除をしてもらい、コンロをセット、
ガスを繋いで試し操作をして完了。

既存処分もしてもらって、工事費もすべて合わせて17万円(消費税別)以下でした。

高いか安いか、使う人が評価するものですが、
交換して1か月くらい経った昨日、

「物凄く良い、これにして良かった」という連絡があったので、

いったい何が良いのか聞いてみました。

まだ、完全に使いこなしているわけではないそうで、

聞いても私はよくわからないのですが、だいたい次のようなコメントでした。

・温度調整を自動でしてくれるため、そこにいなくても焦がしたり、噴きこぼれがない

・焼いたり炊いたり、料理を作るのがとっても楽になった

・とにかく掃除が楽で、油はどこへ消えたのかと不思議に思うくらい汚れない

・天板もグリルも汚れず、もし汚れても掃除も楽

・本当に自動で焼いたりしてくれるので、上手くできるし不安がない

・音声が最初はうるさいとか、操作が面倒と思っていたが慣れたら大丈夫

・鍋を少しでも開けると、「火が大きくなります」としゃべってくるので
 安全性のためだと思うが、それは今でもうるさいと思う。


というようなことで、どうもメーカーが言ってたメリットは本当らしいです。

安いガスコンロもありますが、高額になると製品値引きが大きくなりますし、

作業金額は同じで、10年以上毎日使うでしょうから、上記の金額を参考にして

交換のときには、選択肢に入れて考えてみればいかがでしょうか。


購入の時の確認事項は、

・下部にガスオーブンがあるかないか

・ガス質(都市ガス、プロパン)

・天板の幅(60センチタイプと75センチタイプが選べるが75センチタイプの方が価格が高い)

・色(ホワイト色もありますが、シルバー色の方が少し価格が高い場合が多い)

・電池で着火タイプか電気でつなぐタイプか

・オプションの有無の確認

です。交換時に立ち会って写真を撮ったので、アップしてみましょう。

※ 追加の注意です 但し天板を75センチタイプに変えた場合でも、
ガスコンロに隣接する壁が木造の場合、必ず15センチ以上離れていなければなりません。
壁の表面が不燃材料であってもです。
現状、15センチ程度しか離れておらず、60センチタイプの天板を75センチ天板に交換は可能ですが
火災の危険があるので、行ってはいけません。

ガスコンロの注意 
に記載しておきました


 

▲交換前の既存ガスコンロです。これも天板は75センチタイプ。
※この場合でも、木造なら隣接する壁から15センチ以上離れていなくてはなりません。


▲撤去後、職人さんが汚れを掃除をしてくれました。



▲新しいのをセットして、ガス栓を繋いでいます。



▲電池式なので、電池をセット



▲ここが操作パネル







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新国立競技場のハイブリッド屋根

2018年05月15日 10時24分42秒 | 建築家の日記
▲日経アークテクチュア 世界の木造最前線より


新国立競技場の屋根の建設が始まるとのニュースがでました。

まだ、この部分の工事写真は出ていませんが、
工事が進むにつれ、いずれ報道でも出てくるでしょう。

上記の写真は、日経アーキテクチェア2017/2/23号 の特集からお借りしましたが
世界で大規模な木造建築が造られているという、1年以上前の特集です。

この専門誌の特集では、鉄骨とのハイブリッドというより、
木造が主構造になっています。

日本でも住宅にも使えそうな、CLT(直行集成材)が普及し始めていますので
今までとは違った構造の建物が増えてくるでしょう。


さて、この隈研吾氏が設計した新国立競技場は、鉄骨造と木造をハイブリット構造として
使うイメージが強いですが、

実は、全体の木材のうち約9割がこの屋根部分に使われることになっています。

観客席にはね出した60メートル以上の屋根を鉄骨のトラスで造っていますが
その部分にです。

その鉄骨部材を構造的に補助するためにも、意匠的な面でも、木材が使われます。

昔、木造住宅の増改築では、鉄骨の梁や柱がよく使われていました。
これもハイブリッドといえます。

その時の梁にも鉄骨の単独ではなく、木材と組み合わせて使うことは
珍しくありませんでした。

現在は、一般住宅であまり鉄骨の梁を使わなくなったのは
集成材などが普及してきたからです。

住宅において鉄と木材の組み合わせは、実は相性があまりよくなく
過去に多くのハウスメーカーが、いろんな方法でトライしては消えていきました。

もちろん、この新競技場ではそういう心配のないような組合わせを考えていますので
途中の写真や完成が待ち遠しいです。

ちなみに、新国立競技場は、みなさんもご存じのように
当初決まった設計が費用が掛かり過ぎるということで、
完全に没となり、変更になってしまいましたが

私は、最初の設計で進めて欲しかったですし、その完成を楽しみにしていました。

例えてみるとシドニーのオペラハウスのように、
それだけで長く日本の資産、観光資産にもなりますし

もっと古い法隆寺や金閣寺にも匹敵するような現代の名建築になれました。

それだけでなく、

昔の東京オリンピック時にホテルニューオータニを完成させるために、
ユニットバスを開発したように、

この超難しく建築困難な当初の競技場を完成させるためには、
日本の建築技術を結集するだけでなく、それを越えたイノベーション的な向上が、

きっと生まれたはずだったと思うからです。

 
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多目的ホールのある家

2018年05月14日 09時24分49秒 | 住宅完成写真
▲1階の玄関ホールに続いての大きな多目的ホール


ホームページに住宅実例写真を、2018年5月14日追加アップしました

下記以外の残りの写真は、こちら 大きな多目的ホールのある家 

 

▲吹き抜けがホール、2階の階段、両側のダイニングとリビングにも
4か所に面しています。



▲リビング側からダイニング側を見る


▲大きな洗面カウンターに収納をたくさん付けて造りました。


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住宅の断熱性と快適性を考える(9)

2018年05月12日 08時58分31秒 | 住宅ノウハウ・実例
▲ リビングの床はもちろん無垢材


 前回(8) からの続きです。

今回も具体例の写真を載せました。

前回の風のあとは、湿気に関して床材の話です。

壁や天井と異なり、床は足で接触しますので快適性に影響を及ぼします。
断熱性、健康面だけでなく、湿気やその感触も快適性に影響しますね。

ホームページでのブログ

上記のホームページのブログには、その床材がどうして良いのかだけでなく、
注意事項や工事方法をチェックする写真まで載せていますが

ここまでこだわって工事中の指導と監理をしているのは、工務店やハウスメーカーはもちろん、

設計事務所ならなおさら、ほとんどないと思います。

でも、設計段階での素材選びはもちろん、
張り終ってからでも間違っていたらやり直してもらうくらい、重要なことなのです。

 

▲子供部屋も


▲玄関ホールも


▲ロフトも


▲予備室も


▲ナチュラル色は、これ






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建築士をかたった不正55棟について(2)

2018年05月11日 08時51分38秒 | お知らせ

先日のブログ 建築士をかたった不正55棟の報道記事について

で問い合わせがTV局を含めて、何件も質問をいただいたので、追記アップいたします。

自分の建物が該当しているかどうか不安な場合は、特定行政庁に連絡をして確認することになりますが、そのご心配を抱える必要はありません。

ご自身の建物が、今回の55棟に該当する場合は直接連絡が行くと思います。

さらに、建築士による調査が必要となった場合は、

一般社団法人神奈川県建築士事務所協会が、調査業務依頼の相談の窓口となって応じるように指示されています。

どこの設計事務所に頼んで良いかわからない場合は、
登録されている調査鑑定事務所の中から、選択して有料で行ってもらうことはできます。

有料ですから、不安な方はご自身が選んだ他の建築士や設計事務所に依頼しても、
もちろん構いません。
通常の方は、依頼する必要はありません。

個人だけでなく、ハウスメーカーからも偽の名義を使われていないか不安になって
一般社団法人神奈川県建築士事務所協会にも問い合わせが、あるようです。

ミタス一級建築士事務所にも、
「名義を使われた建築士事務所名はわかるか?」という問い合わせが
マスコミからありますが、

どこに問い合わせてもその公表はありませんし、いたしません。
その建築士事務所がさらに風評被害を受けることになるからです。

今回の不正を行った資格のない人は、建築の知識があり
過去に業務にも携わっていたようです。

建築士の資格を、なぜ現在持っていないのか理由はわかりませんが、
構造を完全に無視した設計ではないと思われます。

資格詐称の不正を行ったことをチェックできなかったというショックと
建築基準法の耐震性などを満たしていない場合の懸念がありますが、

後者の心配は、現在、調査完了した建物では、まだ出てきていません。

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建築士をかたった不正55棟 の報道記事について

2018年05月09日 09時04分19秒 | お知らせ

2018年5月7日に、

建築士の資格を持っていない人が、実在する二級建築士と建築士事務所の名前を使って、
設計や確認申請をしていた との報道がさなれました。

報道の情報量が少ない段階で間違った解釈をSNSなどで
一般の方が投稿されているようなので、正しい記載とその問題点を指摘しておきます。

正しい報道をまとめると現在分かっている要点は、以下のような内容です。

………………………………………………………………

神奈川県は5月7日、建築士資格を持たない男性(51)脇坂佳幸(わきさか・よしゆき)氏が、
県内に実在する2級建築士の名前と事務所名を無断で詐称し住宅の設計などを行っていたことを明らかにした。

一戸建て住宅など2013年10月以降に少なくとも55棟に上り、このうち同日までに確認が取れた3件は建築基準法に適合していた。

県は対象の建物の仕様や耐震性などについて確認を進めるとともに、法的処分を踏まえ背景を調査していくとしている。

 県建築安全課によると、男性は木造一戸建て住宅の設計のほか、建築確認、中間・完了検査の申請手続きを無資格で行っていた。

 県や関係自治体が調査したところ、2013年10月以降、横浜(26件)、茅ケ崎(19件)、藤沢(3件)、平塚(2件)、鎌倉(1件)の各市と寒川町(3件)の計54件に加え、東京都大田区の1件に関わっていたことが分かった。

………………………………………………………………

これが何を意味しているかというと、通常の木造2階建てであれば、
確認申請では最低限の耐震性を満たしているかどうかの書類提出要求や確認を行わないのです。

建築士が設計や監理をすることで、責任はその建築士にあるということで、素通りとなります。
昔は違ったのですが、現在はそうなのです。

この耐震性のチェックを急いで確認しているという内容です。

建売業者や工務店、ハウスメーカーは、建築士にプラン設計や確認申請を依頼するのですが
外部の設計事務所に依頼することが多いのです。

僅か4~5年で、ひとりで55軒をこなすには、
上記の場合しか考えられず、プラン作成や建築確認申請の依頼を下請けで受ける場合です。

図面や書類も最低限で、申請に必要なプラン作成や書類制作です。

例えばミタス一級建築士事務所では、設計と監理まで行う場合
現在のスタッフ4人で年間6軒ですと、
私が毎日休みなく仕事しても、私の寝る時間も思うように取れません。

スタッフ8人のときでも、バリバリ仕事をして年間10軒が限界でした。

55軒をひとりでこの年数でこなすには、まともな設計はできませんし不可能で、
監理は名目上だけで全くしていないし、できないでしょう。

問題は、建築士が行っていても、木造の一般住宅では、耐震性を満たしていないケースが発覚し
少数ですが、毎年建築士が処罰されているということです。

理由は、建築士が下請けになっているので、ハウスメーカーや工務店のために
急いで施主の要望に応えてプラン合意を取り、確認申請まで進まないといけないからです。
スピードがないと、下請けとして使ってくれません。
昔、姉歯さんが業者が喜ぶように偽装したのも、継続的に仕事が欲しいかったからです。

建築確認申請では、通常の木造2階建てなら建築士が設計していれば
耐震性のチェックなく確認申請が通ってしまいます。

無理してまでプラン要望に応えるていると、
耐震性を満たしていない場合が有り得るということです。

建売に多いですが、工務店やハウスメーカーであっても
建てた方の書類を見ると確認申請さえまともにもらっていない場合や

もらっていても、検査済がない、耐震性に関して検討した計算書や図面がない
場合も多いようですので、

みなさんが新築を購入するか、建てる場合は、

1 建築確認申請の副本書類一式
2 上記の検査済証
3 耐震性を検討した計算書と図面

これらの3つの書類を必ず入手するようにしてください。

今回の追加の続報(2)です。

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マンションリフォーム例

2018年05月08日 15時32分27秒 | 住宅完成写真
▲ バルコニーからは、こんなにきれいな海の景色と富士山が見えます


完成写真をミタス一級建築士事務所のホームページにアップしていっています。

今回は、新築ではなくリフォームで、戸建てではなくマンションの例です。
しかもリゾートマンションなので、予算は限られていましたが
楽しくできました。

まず、既存の状態と解体したところの写真と説明です。

 

▲既存和室、手前にダイニングです。


▲既存ダイニング側です。


▲既存玄関ホール


▲既存洗面室


▲既存浴室


この状態から、


▲床を剥がし高さと下地が使えるかの確認です。
下地は使えません。


▲▼こんな風に高さや状況確認です



▲壁も壊して、下地は使えないので


▲全部壊します


▲天井の確認


▲配管関係の確認



このように剥がしてしっかり確認してからでないと、下地を代えるか利用するか
段差のないように寸法や工事方法をどう指示するか、予定を変更するかなどなど

正しく正確に指示できないのです。

この後、完成写真は、ホームページの リゾートマンションのリフォーム をご覧ください。(^^)v



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住宅実例写真/有馬の家

2018年05月07日 13時29分36秒 | 住宅完成写真
▲ 昼のリビング


本日、2018年5月7日、ミタス一級建築士事務所のホームページに

新築の住宅実例写真/有馬の家 をアップしました。

横浜市の木造2階建てです。

 ホームページの アンティークな家 

室内の壁はほとんどが珪藻土仕上げです。外壁は全て漆喰です。

手作り感が欲しいとのことで、いろいろ工夫しています。

 


▲夜のリビング


▲夜の主寝室


▲昼のローカ




有馬の家







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住宅実例写真/ブリッジのある家

2018年05月04日 12時25分59秒 | 住宅完成写真
▲ リビングに造った収納カウンター


本日、2018年5月4日、ミタス一級建築士事務所のホームページに

住宅実例写真/ブリッジのある家 をアップしました。

ホームページ ブリッジのある家

無垢の構造材や床材は、いつも通りです

 

▲明るい1階リビングの上をブリッジとなる2階ローカが通っています

その他の写真やコメントは下記のフォトチャンネルか、
ミタス一級建築士事務所のホームページを

新築完成写真 ブリッジのある家


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住宅実例紹介/横浜市

2018年05月03日 13時20分49秒 | 住宅完成写真
▲ダイニングが明るくて開放的です 


ホームページの住宅実例紹介、ようやく自力でアップできました。

今後、アップしていきます。

本日は、「吹抜けの家」をアップしました。

1階がリビングダイニングで、ダイニングの上が吹抜けていますが
さらにロフト階まで吹抜けが続いています。

下から見上げると、3階までの吹抜けのような感じです。

電動トップライト、天井プロペラファンがあり、風がそよそよ流れます。

冬は、余程寒い日以外は、床暖房だけでOKとのことで、快適にお住まい頂けています。

その他は、ミタスのホームページ住宅実例紹介/新築/吹抜けのある家



▲ダイニングから見上げる


▲2階ローカから


その他の写真を下記のスライドで

吹抜けの家/横浜市/新築


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油そば ラーメン花月

2018年05月02日 14時31分44秒 | お楽しみ~(^^♪
▲ これでなんと650円、安い
遅めのランチを食べに、さっき撮ってきたばかりの写真です。


このブログには、仕事の内容だけと近年は決めていましたが
世の中、2018年のゴールデンウイーク中ですし、たまには良いかと。

事務所の近く、青葉台にラーメン花月か花月ラーメンか、どちらかわかりませんが
ありまして、ときどきランチに行きます。

期間限定ラーメンが毎月発売されるので、

今は何が発売されているのか、店前の看板を楽しみに見て歩いています。

今回、今までで一番ハマってしまったのが、このスープのない 「油そば」

・650円で安い

・スープが無いので熱くなく、3分で食べ終えることができる。(^^)ゞ

そして何よりも、

・生卵の黄味が太麺に絡まって、マイルドな味わいで美味しい

それだけではなく、写真の左上の小皿は、ボイルドキャベツですが
かなりのボリュームがあって、これが無料なのです。

連休が終わるまで有効のサービス券が付いたチラシをくれたので、
餃子とかトッピングが無料になり、

今回は、キャベツのトッピングを選択。

ほうれん草とか、ネギとかもやしとか、ボリュームがあるので
野菜を補うために、付けてもらいます。

650円のままです。(^^)v

私が過去最多回数食べている、期間限定ラーメンです。
そのため、ときどきではなく、最近よく行っています。(^-^)/



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