![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/2e/03/51ae9c094fc2c0650503345be91271d8.jpg)
天井部分には火打梁等が不要で、こういう大空間が安全にできる
現在新築工事中ですが、
その家には屋根の構成材にダブルシールドパネルを使っています。
理由は、北側斜線で天井が低くなりながらも2階に大きな空間が欲しいためです。
これを使わないと、梁や火打梁、束などが出てきて空間が狭くなるからです。
強度がかなり強いだけでなく、屋根断熱も兼ねています。
費用は高くなりますが、適材適所で
20年くらい前から何度か使っています。
但し、通常の構造計算事務所でも、やったことがないと理解できなくて、
構造計算がチンプンカンプンな人もいるようで注意が必要です。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/26/73/057cfcb3d37e8a6d145ad4fced486ee8.jpg)
▲このような材です。(ダブルシールドパネルホームページより)
要は、断熱材を強度のある面材で挟んでパネルにしているのですが
それだけでなく、
通常であれば、野地板、垂木、母屋、束、火打、天井野縁と作るところを
一気にそれらを大きな空間で兼ねて設計できる強度があり、断熱材も不要になるのです。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/38/0c/1b9690514064585083744c6d5c9398d3.jpg)
▲上棟時に屋根パネルを準備
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/15/92/324c71e824bec600652856460dae7d32.jpg)
▲▼上棟の時に、クレーンで吊り上げて取り付け
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/17/46/c3fc23b9ccf924b1abd0e5cf9e4291ab.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/37/87/093c8ffdba02c56689962eca54bf1deb.jpg)
▲この現場を内側から見た状況
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/7e/9b/3c54d1eea1b288b5ece5ae595cb1213b.jpg)
▲▼完成後の例
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/2d/46/3ee61b513d03324c08fe003c4db33d7b.jpg)
このパネルを使わずに済めばそれでも良いのですが
構造計算を行わず、火打梁や通常の梁も省略している設計を見かけます。
それは、耐震的にはかなり不安で構造計算するとNGな場合が多いので
注意が必要です。
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