河野美砂子の「モーツァルト練習日記」+短歌+京都の日々の暮らし

3/20(水祝)15時 東京藝大奏楽堂 河野文昭退任記念演奏会 シューマンピアノトリオ第2番他

忙しい人のための・・・

2009-07-18 23:38:17 | ラヴェル
ラヴェルの備忘録を続けます。

「ボレロ」のアーティキュレーションが、
冒頭のフルートとクラリネットでは異なっている、ということを前回書きました。

数種の演奏をCD(小澤、デュトワ、バレンボイムetc.)その他で確かめたのですが、
その違いを意識している(と聴取者にわかる)演奏というのは
残念ながら見つけられませんでした。

明らかに
ラヴェルのアーティキュレーションを無視しているフルーティストは
何人か居ました。

ラヴェルのオリジナルのアーティキュレーションより
息の長いフレーズを意図したものと思われます。

クラリネッティストでは
オリジナルどおりのアーティキュレーションで吹いていたように聞こえる人も居ますが、
あまりそのこと(アーティキュレーションの違い)を強調する意図はないように聞こえます。

たぶん不自然に聞こえる、という判断だと思います。
それはもっともなことでしょう。

ただ、これだけ有名な曲なのだから
ひとつくらい、そのアーティキュレーションの違いをウリにするような演奏もあっていいと思うけど・・・。

私の知らないCDで、そういうものがあるのかもしれませんね。

以下、「忙しい人のためのボレロ」です。・・・爆笑もの

http://www.youtube.com/watch?v=5rkdKANSpGM

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