河野美砂子の「モーツァルト練習日記」+短歌+京都の日々の暮らし

7/27(土)13時30分 NHK文化センター京都 ショパン「マズルカ」Op.59全曲、「バラード第3番」等

詩人モーツァルト

2008-11-20 22:47:53 | モーツァルトに会いたい・4
せっかく髪を切りに行ったのに
カメラマンさんが×とかで、
24日当日の写真は載らないことに・・・。

まあその分、演奏に集中できるということですね。

今日はOS嬢と、フィガロ序曲とジュピター。

練習の時には譜メクリの人がいないので、
提示部繰り返しのときのパート交代が
まだまだ慣れない感じ。

今日感じたのは、
再現部(A・B・Aダッシュ の中のAダッシュ)を弾くとき
提示部(A)と同じメロディの所でも
何かしら気分が違う、ということ。

あるいは、ゼクエンツでも
その3回なら3回が
カラーが変わるというか、決してパターンではなく
気持ちや様子が変化する、ということ。

そういうことを誘うような音楽が
モーツァルトの譜面に書かれている、ということかな?

形としては、
フィガロの序曲も、ジュピターのどの楽章も
しっかりした定型(ソナタ形式やメヌエットなど)だけど

中身に「詩」がある。

その「詩」というのは、
たぶん、大ホールの大勢のお客さんには気づかれないような微細なことで

ひょっとしたら
弾いている者だけが感じ取るものかもしれないけれど

不思議なことに
その具体的なことはお客さんにはわからなくても
全体の印象として
そのココロが必ず伝わる、と思うのです。

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