河野美砂子の「モーツァルト練習日記」+短歌+京都の日々の暮らし

7/27(土)13時30分 NHK文化センター京都 ショパン「マズルカ」Op.59全曲、「バラード第3番」等

コンチェルト練習メモ

2009-03-04 01:18:07 | モーツァルトに会いたい5
3月20日の「モツ愛5」ピアノコンチェルト本番のため
2曲(23番と24番)を中心に
他に数曲のモーツァルト作品を練習する毎日。

今回の「モツ愛5」では指揮者がいないため
いつも以上に
確実なテンポ感が必要。

ということで
あらためてメトロノームを使っての練習をすると
さまざまなことに気付く。

誤解のないように書いておくと
ただメトロノームに合わせて弾く、というような単純なことではなく

メトロノームを使いながら
メトロノームに支配されるのではなく
私がメトロノームを支配して自由に弾けるようになるまで
練習する、ということ。

モーツァルトの音楽は
もちろん
たとえばメロディや、ハーモニーや
その他、音楽的なさまざまなことが素晴らしく出来ていて
だからこそ多くの人が魅せられるのだけど

私がそれ以外にさらに感じるのは
物理的な「音」が持つ性質、慣性、みたいなものが
ものすごく良くできている、ということ。

たとえば
低い音を出す弦は
高い音を出す弦より
太い、あるいは長い、つまり重量として重い。

だから
低い音を出すには
それだけのエネルギー、また時間が必要。

そういうことを感じないで
高音も中音域も低音も
まったく機械的に同じエネルギーで、
つまり
そういうことをハートで感じないで弾くと
うまくいかない。

そういうことを
たとえば23番コンチェルトのフィナーレを弾いていて
とても強く感じる。

具体例を出さないとわかりにくいのは
よくよくわかってます。

つづきはまた明日。
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