河野美砂子の「モーツァルト練習日記」+短歌+京都の日々の暮らし

9/7(土)15時 京都府民ホール・アルティ シューマン「ピアノ三重奏曲第2番ヘ長調」Op.80 

18番変ロ長調

2013-02-09 23:06:51 | モーツァルトピアノ協奏曲全曲演奏会
18番~20番のピアノ協奏曲、よくもモーツァルトはこんな凄い曲を次から次へと書いたもんだ。

・・・その素晴らしさの一端を少し。

18番 B-dur 第1楽章。
まず、ソロが入る前のオケの、赤丸のところ(第28小節)。
その前の小節(27小節目)は、変ロ長調 B-dur のドミナントで、
2拍休みのあと何が来るかといえば、

いきなり変ロ短調 b-moll(同主調)Ⅳの和音(第1展開形)!

b-moll といえば、♭が5つ付く調ですが、そこにまた変化音がいっぱい付いて
(ファ♭他)もの凄いハーモニーの連続(青い★間の5小節)。
ぞっくり来ます。

そして、その後の2小節(第37~38小節)は、b-moll のカデンツ・・・。
だから、その(緑色の菱形)後の第39小節は、当然 b-moll のⅠの和音と思いきや、
な~んと B-dur のⅠの和音なのです・・!!!

ほんと、ここ弾くとき、わたしシアワセ

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