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河野美砂子の「モーツァルト練習日記」+短歌+京都の日々の暮らし

9/5(金)19時 日暮里サニーホール クララ・シューマン「ピアノトリオト短調」R.シューマン「ピアノトリオニ短調」他

モーツァルトピアノ協奏曲18番~20番

2013-01-13 02:52:03 | モーツァルトピアノ協奏曲全曲演奏会
2月16日(土)5時と、17日(日)3時の
【モーツァルトピアノ協奏曲 全曲演奏会 第4回公演】

そろそろ練習が佳境に入りつつアリ・・・。

練習するたびに、思うこと、気づくこと、ゴマンとあって
そうですね、これからちょっとずつ書いていくことにします。。。

それにしても、ホンマどの曲を取っても、モーツァルトのピアノ協奏曲って名品。
ピアノソロの曲よりずっとずっと上等。
なんでこんないい曲なのに、みんな知らないの?

モーツァルトの代わりに、これらの曲の凄さを
なんとか知ってもらいたいもんです。



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不協和音

2012-02-10 00:19:13 | モーツァルトピアノ協奏曲全曲演奏会
前回アップしたスコアの、実音(実際のピアノで弾く音)です。

もんんんのすごい不協和音。

ソ+シ+レ+ファ+ソ♯ですからね、
ソとソ♯がばっちりぶつかります。

これが4拍も続くという大胆さ!!

しびれる~!!!!
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トリハダ

2012-02-08 00:41:05 | モーツァルトピアノ協奏曲全曲演奏会
2月18日(土)、19日(日)本番の
モーツァルトピアノ協奏曲全曲演奏会・第3回公演。

今回は、第15番変ロ長調(KV450)
    第16番ニ長調(KV451)
    第17番ト長調(KV453)

の3曲を演奏します。
いずれも1784年作曲。

今まで、第1回、第2回で弾いた曲と比べると
ずっとポリフォニックになっていて、
その分、オーケストラパートを弾くのがタイヘンに・・・。

でも、たとえばこの楽譜(ト長調協奏曲、第1楽章・第57小節)の部分など
一人で弾いていると
ほんとトリハダです・・・・。
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クイズの答

2010-07-11 13:54:18 | モーツァルトピアノ協奏曲全曲演奏会
前回の日記のクイズ(?)の答えです。

第11番コンチェルトのフィナーレ、第127小節左手バス、
3拍子、三連符の伴奏

 「♭シ♭ミ ラ ♭シ♭ミ ラ・・」と来て、
  次の3拍目は、なぜ同じ和音なのに、前2拍と同じ「♭シ♭ミ ラ」ではなく
 「♭シド♭ミ 」なのか?

なぜならば、
左手に対する右手、ソプラノのメロディが
「ド~レ ♭ミ~ファ ソ~ラ」であるから。

1拍目の、左手三連符の3番目の音「ラ」と同時に鳴る右手の音は「レ」、
2拍目の、左手三連符の3番目の音「ラ」と同時に鳴る右手の音は「ファ」、

それに対し、

3拍目の、左手三連符の3番目の音「♭ミ」と同時に鳴る右手の音は「ラ」です。

もし、これが、1、2拍目と同じように、
左手三連符の3番目の音た「ラ」だったとすれば、
同時に鳴る右手の音は左手と同じ「ラ」となる。

つまり、ユニゾン(=ここの場合、ハーモニーがなくなり美しくない響き)になってしまう。

・・・ほんの0.何秒かの、一瞬の響きですが、
それが美しくないとなると
超多忙のモーツァルトさんではありますが、
かくのごとく
ささっと音を代替されるのですね。

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第11番KV413 備忘録

2010-07-09 22:21:17 | モーツァルトピアノ協奏曲全曲演奏会
モーツァルトの楽譜では、
一つ一つの音符(つまり、何十万、何百万、何千万個の音符すべて)は、取替え不能、
その音でしかあり得ない、ということは
わかってたつもりでしたが。

第11番コンチェルトのフィナーレ、第127小節左手バス、
3拍子、三連符の伴奏ですが

 「♭シ♭ミ ラ ♭シ♭ミ ラ・・」と来るから、次の3拍目も「♭シ♭ミ ラ」かと思いきや
 (だってこの小節は、全部同じ和音ですからね)
 
おっとどっこい、ここ3拍目だけは「♭シド♭ミ 」です。

なんで?なんで??

実はこのワタクシも、そのことにずっと気づかず
3拍目を前の2拍と同じように「♭シ♭ミ ラ」と弾いてたのです。

ある時、ひょっと楽譜を見て「へ?!」と気づいた。

そして、その理由に、ふかくふか~くうなずきました。

モーツァルトさん、さすがですね~!!


・・・その理由、みなさん考えてみてくださいませ。


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究極のレッスン

2010-07-07 17:12:44 | モーツァルトピアノ協奏曲全曲演奏会
7月3日+4日の「モーツァルトピアノ協奏曲全曲演奏会第2回公演」では
実は、7月4日の京都市芸大オーケストラ定期演奏会と重なり
ほとんどの学生さんは参加不可能でした。

そのなかで、声楽専攻の二人(副科ピアノ)が来てくれたのですが、
演奏会後の初めてのレッスン、6日火曜日に
その二人のそれぞれ弾くピアノが
普段よりずっとずっと綺麗な音色で、ちょっとびっくり。

二ヶ月以上ハイドン、ベートーヴェンのソナタを勉強していて
もうすぐ試験なのですが、
こんなに綺麗な音で弾いてくれたのは初めて。

そのうちの一人D幸さんは、
土曜日の私達の演奏会を聞いた翌日、家でピアノをさらっていると
お母さんが、
いつもより綺麗な音になってる、とおっしゃったそうです。

それで、結論。


土曜日の演奏を聴いたので、音色が綺麗になった・・・?!

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2日間の公演終了

2010-07-05 21:41:07 | モーツァルトピアノ協奏曲全曲演奏会
7月3日+4日の公演、両日ともお客様満杯。

特に3日土曜日は、まれに見る大雨の一日で、
来て頂くだけでもたいへんだったと思うのですが、
普通の演奏会とは一味違ったものを
皆さんたいへん喜んでくださった様子でした。

曲間に少しお話するとき
お客様の表情やお顔がよく見えるので
その反応が直にわかるのです。

終演後、第3回以降の問合せ、申し込みが相次いでいます。

・・・・
演奏会が終わった後ですが、
このブログでは
11番~14番のピアノ協奏曲の備忘録をもう少し続けるつもりです。
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KV413 備忘録

2010-07-02 00:59:13 | モーツァルトピアノ協奏曲全曲演奏会
マイナーだけど、めっちゃいい曲
の代表みたいなのが、ピアノトリオホ長調 KV542。
第一楽章、3拍子の、優雅きわまる曲想(実は、ハイドンのクラヴィアソナタに似たパッセージが確かありましたが・・・)。

その片鱗が
ピアノ協奏曲第11番に。

156~157小節目です。

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ジュピターが聞こえる・・備忘録

2010-06-30 20:09:57 | モーツァルトピアノ協奏曲全曲演奏会
ピアノ協奏曲第11番~14番を弾いていると
モーツァルトの他の曲の断片がそこここに聞こえてくる。

たとえば
最後の交響曲「ジュピター」。
これは、「モーツァルトに会いたい4」でも2台のピアノで演奏しましたが・・。

冒頭のテーマ「ド・ソラシド、ソラシド・・・ドド~シレ~ドソーファ・・」。

このテーマの前半「ソラシド、ソラシド」は、ピアノ協奏曲13番第1楽章にしょっちゅう出てくる(たとえば52小節目)。

また、後半の「トド~シレ~ド・・」は、14番に変ホ長調になって何度も登場(たとえば40小節目)。

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KV414 備忘録

2010-06-28 16:13:47 | モーツァルトピアノ協奏曲全曲演奏会
この12番協奏曲は、かの有名な23番ヨンパッパ(KV488)イ長調と同じイ長調ということで
姉妹のような・・・と誰かが言ったかもしれないけれど、

実際、第1楽章のカデンツァ(モーツァルトのオリジナル)では
この12番と、かの23番と、ほとんど全く同じパッセージが出てくる。

12番のカデンツァの第23小節目から数小節と
23番のカデンツァの冒頭す数小節は、ほとんどおんなじ。

全体の印象としては、同じイ長調でも
12番の方が、より柔らかで、はにかむような優しさにあふれてる。

減七の和音も、
ここでは「劇的」ではなく、ためらいがちな恥(やさ)しさ。
(第1楽章260小節・4拍目)


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KV415 備忘録

2010-06-27 00:16:16 | モーツァルトピアノ協奏曲全曲演奏会
ピアノ協奏曲第13番ハ長調
第3楽章フィナーレ・ロンドを弾いていると
なぜかオペラ「ドン・ジョヴァンニ」の、ツェルリーナとマゼットのデュエットや
ツェルリーナのアリア(バッティバッティ)を思い出す。

具体的なところでは、たとえば
ピアノ協奏曲フィナーレの最後、「・ドシドシドシドシドシ・・」とオケが消えていくところ。
ツェルリーナのアリアも
8分の6拍子になってから、例のチェロの伴奏の最後は(ヘ長調を移調すると)「・ドシドシドシドシドシ・・」。


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KV413備忘録

2010-06-24 16:10:02 | モーツァルトピアノ協奏曲全曲演奏会
ピアノ協奏曲第13番は蝶々・・・!(素晴らしい変換ミス)・・・13番ハ長調。

第3楽章フィナーレ・ロンド。

12小節目・オケがテーマを弾いているところの第2ヴァイオリン、2拍目以降の「シラシラシ」なのに対し、
134小節目・同じテーマの箇所の第2ヴァイオリン、2拍目以降は「シ#ラシ#ラシ」と、「ラ」に#(シャープ)が付く。

12小節目の「ラ」は、ミスで#が落ちているのではなく、#ナシと、#アリは、明らかに意図的。

その理由って、モーツァルトさん、ナンなんでしょうね?

・・・私ナリノ答、見ツケマシタヨ・・・!

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備忘録 ピアノ協奏曲14番

2010-06-24 00:51:48 | モーツァルトピアノ協奏曲全曲演奏会
今日から、モーツァルトピアノ協奏曲11番~14番(7月3日+4日本番)の備忘録を。

変ホ長調14番KV449、第1楽章。

第49小節目(ソロが入る前のオケパート)、べーレンライター原典版の2台のピアノ版楽譜では
第3拍目のソプラノ・G 音は、四分音符にスタッカートが付いている(2小節前のG 音と同じ)が、
新全集オーケストラスコアでは、
付点四分音符(スタッカートなし)。

つまり
第47小節と、第49小節は、同じ「ド・ミ・ソ・・」だけど
一回目(第47小節)は「ド・ミ・ソ・・」に対して
二回目(第49小節)は「ド・ミ・ソーー」。


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予約、半数越えました

2010-05-20 13:01:53 | モーツァルトピアノ協奏曲全曲演奏会
「モーツァルトピアノ協奏曲 全曲演奏会」の第2回公演(7月3日土曜5時、および4日日曜3時)の予約席が、残り(両日合わせて)29席になりました!

第1回公演が4月3日と4日で、
その直後に、3ヵ月後の第2回公演の予約申し込み(リピーター)が
思いのほか多かったのですが・・・(好評ダッタノデスネ・・・)。

アンケートやメールなど、御来聴の皆さんのご感想によると、
モーツァルトの音楽はもちろんですが、
アトリエという、親密な空間での時間がことのほか良かったようです。

王侯貴族の気分だった、とのお声も。

コンサートホールでの音楽会は、
完璧な空調と音響、立派な楽器などが完備されていて
演奏者が舞台の上、ということで、それもいいのですが、

アトリエ・ワムでは
同フロア、近い距離での演奏、プラス、限られた人数による鑑賞。

こういうのは、また別の味わいがあるのでしょうね。
音楽を共有する、という感じが、より濃い、ということでしょうか。

・・・
とにかく
私自身は、第2回公演の4曲(第11番~14番)の練習に入っていますが
なんと申しましょうか、
4曲とも、ホントに驚いてます(あまりにも良い音楽、という意味で!)。

モーツァルトのピアノ協奏曲というと
やはり20番以降のものがポピュラーですが
なんのなんの、
この11番~14番は、それに勝るとも劣らない、といった感じ。

弾いてて、あ、ここはあのオペラのあのアリア、
あ、ここは、あの曲のあそこ・・・ってのがいっぱい。

一昨日から昨日にかけては、
モーツァルトの「こだわり」みたいなものも、スコアに発見!(第13番フィナーレ)

・・・
詳細は、また別の機会に。

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第1回演奏会その後

2010-04-08 12:16:42 | モーツァルトピアノ協奏曲全曲演奏会
4月3日4日、レンチャンの「モーツァルトピアノ協奏曲全曲演奏会」。
定員が限られているため、満杯の二日間でした。

なにしろ初めての場所なので、その準備が予想以上にタイヘン。
京都市のボランティアさんにも活躍して頂きました。

でも、思いほか、あの雰囲気を喜んでくださったお客様が多かったようで、
なんと、すでに次回(7月3日4日)の予約が、席数の4分の1近く入りました!

反省点もいろいろありますが、それは次回に生かすとして、
とりあえず今日は、家の掃除。

・・・というのも、今年度、うちの家は町内会長に当たってしまい、
今日は初会合の日なので・・・(汗)。
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