チタンの素晴らしさと、使い方や感想、
そして、「よくある質問とその回答」などを書き綴って行きたいと思います。
ミラクルチタン(チタンオンラインショップ 店長日記)
2021.11.29 誕生日
11月29日は、私の誕生日だった。
私は、十五年前に今の住居に転居してきたが、それ以来、我が家で、友人達の誕生会を
していた。
私は足の激痛と戦いながら、そして、職場を辞めて、新しい世界 へ挑んでいた頃で
ある。
足はとてつもなく痛く、隣のスーパーに果物を買いにゆくのも大変だったが、必ず用意
して、誕生会のランチ(私が店など決めて計画していた)の後、いつも我が家でお茶を
するので、夕方になって、空腹で帰らせるのは気の毒と思い、今度は百貨店へバゲット
やチーズなど買いに行って、用意するが、足が痛くて、心の中では半泣きだった。
阪神大震災で家が全壊したが、しかし、一人暮らしの私なので、一緒に再建する家族
がいない絶望的な状態だったので、再建は無理だと思っていたが、幸運にも、思いがけ
なく、過去の友人達が現れて、一年半かけて、再建できたが、その再出発祝いの席で、
「大島さんを神戸に戻すまでがんばろう。」が合言葉だったと聞かされて、仰天。
「え〜?どうして、もう少し前に言ってくれなかったの?」と思った。
不整脈で苦しみ、もう明日には、冷たくなっているだろうという言う、不安な夜を何度
過ごしていたことか?
その頃、よく耳にした、孤独死という言葉が怖かった。
それを、早く聞きたかった。私は衝撃と共に、感謝で一杯になった。
我が家は全壊ではあったが、全く珍しく近所では1軒だけ、梁が歪んでいなかった
ので、撤去ではなく、修理ができる状態だったため、修理を行なったが、撤去なら
市がやってくれるが、他の場合は自力で行う必要があった。
我が家に、瓦礫運びなどで、50回は来てくれた人が幾人も居た。
「私を神戸に戻すまでがんばろう。」が合言葉だったと聞いて、驚愕した私は、感謝が
溢れ、その時、今度は私が世間様にご恩返しをするのだと、固く固く誓ったのだった。
復興の瓦礫運びで、膝を傷めて居た私は、その後職場を退職して、新しい道への模索中
で、多忙で眠ることもできない状態になり、明け方まで、パソコンに齧り付いている
うちに、座りきりで全く使わない太ももが、弱りに弱って、膝を痛め、地獄が始まった。
その頃は、まだ、これらの因果関係がわからず、整形外科医さえも、どこも悪く無い
と言う始末。では、なぜこんなに痛いのですかと聞いても「さあ?」と答えるだけだった。
しかし、その激痛さえも、私にとっては、邪魔なだけ。
その痛みを押して、神戸に居た10年間で、来客接待は、多分100回以上、おせち
接待は、毎年欠かさず行った。
脚に加えて、ストレスからか、手も激痛となり、かろうじて包丁が握れることに感謝
感激して、流しに寄りかかって、おせちを作った。
職場を辞めて、未知の世界に飛び出し、その研究と仕事をしながらなので、寝る時間
がなかった。
そんな十年の後、今から十五年前に、今の住居に移って以降、今度は友人たちの誕生会
を我が家で開き始めた。
そんなことが十年続き、しかし、五年前には、大腸癌だった友人が亡くなり、あろう
ことか、私の大親友ののばらさんが、相次いで亡くなった。
移動は、全て、車の運転大好きののばらさんに頼っていた。
それ以来、我が家での誕生会は終了した。
激務と、激痛の中での誕生会ではあった。
昨日、ふと思った。
しかし、あれほどの思いで、激痛と戦って強行していた(?)誕生会だったのに、
あれは、一体なんだったのか?
その末路が…今の何も無い日であるのか?一抹の寂寞感が漂う。
それで、そうだ、自分でお祝いしようと思って、先日、Bちゃんと行こうとして、
JRの事故発生で、行けなかったあの喫茶店へ行ってみようとおもった。
あ、ということは、Bちゃんを誘った方がいいのかな?と思って、電話してみた。
彼女も、「一緒に行きたいなと思っていたので、丁度良かった」と言ってくれて、
一緒に行くことになった。
つまり、誕生日を一緒に過ごしてくれることになった。
Bちゃん、ありがとう。おかげ様で、良い日となりました。
しかし、その店は、月曜は休みであったので、梅田で食事をすることになった。
ここは昔から知っている店で、煮物が美味しい店だった。
その後、喫茶店へゆく。
Bちゃんに、持ってきたものを渡す。
左から、韓国の辛く無い唐辛子粉、私の手作りのニラキムチ、出汁じゃこの粉。
ニラキムチが美味しくできたので、味見してもらおうと、少し持ってきた。
手編みのセーターを着てゆく。
(夕食)
1129で、つまり、良い肉なので、やっぱり肉にした。
とても美味しくて、満足だった。
先日、骨董店で買ってきたグラスで、初めて使って、少しお酒を飲んでみた。
良い感じ!
帰宅したら、誕生日のお祝いのハガキが来ていた。
この人は、中学以来の親友で、毎年欠かさず、カードを送ってくれる。
必ず誕生日当日に着くように、いつも手配してくれている。FAXの時もある。
英語好きで、英文の時も多い。
私は、全部、綴じて保存している。
へ〜?11月29日の誕生花というものあるんだ。
彼女は、パソコンをしないので、文房具屋さんで、昨年も、11月29日のハガキを
見つけてきて送ってくれた。へ〜、そんなものがあるんだーと、びっくりした。
その後、元職場の後輩からの電話があった。
長話になったが、楽しかった。
いつもは、白百合を買って来るが、今日は華やかに、ピンクにしてみた。
感謝の1日だった。83歳になった。
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